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〔雑記〕 一杯の水割りに、商売の真髄がある

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

前回の「足りないものは赤っ恥」から、全然連絡がなかったから
「空也さん、どんだけすごい赤っ恥をかいたんだよ!?」
と、心配させちゃったかもしれないね。

心配させちゃって申し訳なかったけれど、
おかげさまで、元気に過ごしています。


さて。

先日、焼き鳥屋さんに飲みに行ったとき、
私のカウンターの隣に、一人で飲んでいる老紳士がいた。

普通は「焼き鳥屋で一人酒」なんていうと
「ええー、飲んだくれのオッサン?」
みたいに思うかもしれないけれど、その方は
とても上品に飲んで、焼き鳥を楽しんでいた。

そこで軽く声をかけてみると、
なんと京都の老舗呉服店のオーナーだったんだよね。

たまたま、近くの高級デパートで展示会を開催していて、
その帰りに焼き鳥屋に立ち寄ったとのことだった。

場所が違えば、私が親しく話せるような方じゃないんだろう
けれど、そこは焼き鳥屋。
ざっくばらんに、いろんな話を聞かせてもらうことが出来た。


興味深い話は色々あったんだけれど、
その方はご商売を「1杯の水割り」に喩えていた。

ウイスキーの水割りには、
ウイスキーと、氷と、水のバランスがビタッと合う
絶妙な量と言うものがあるらしい。

ウイスキーが、ほんの一滴多くても少なくてもダメ。
氷が多すぎても少なすぎてもダメ。
水が気持ち増えただけで台無しになってしまう、
というバランス。

そのバランスがバッチリ合うと、
なんとも美しい甘みを愉しむことのできる
「珠玉の一杯」が出来上がるという。

そして、老紳士は「商売も同じ」だと続ける。

自分の儲けだけを考えてもダメ。
相手の儲けだけを考えてもダメ。
世間様との関係だけを考えてもダメ。

バランスのバッチリ合う値段を設定して、
自分も、相手も、世間様も喜ぶ
「珠玉の商売」を目指しているから、
こんな不景気の中でもやっていけているんだよ。
と教えてくださった。


多くの商売仲間が、不幸な末路を迎えた話も出てきたし、
たくさんのご苦労をされた話も聞いた。

そんな体験の中で出てきた「珠玉の一杯」を
作って行こうという精神は、本当に頭が下がる。



ドライに
「お金は仕組み作りの対価」
と考えることも必要だけれど、
一杯の水割りの中に、商売の真髄を見られる方は
やっぱり素敵だな、と感じたよ。

普通の焼き鳥屋さんで起きた、
普通じゃない出会いに感謝。


今回も手紙を読んでくれて、本当にありがとう。
ではまた、手紙を書きます。


空也
 
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