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〔雑記〕 ナナメから昔話 ~ 浦島太郎編

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

前回の「ナナメから昔話」、
楽しめてもらったようだね。


君も、

「空也さん、面白い見方ですね」

と思ったかもしれないし

「空也さん、アンタどんだけ
 ひねくれているんですか!」

という、私への「褒め言葉」を
言いたくなったかもしれない(笑)


物事を1方向から見ないで、
様々な角度から見るクセは、トレーダーとして
とても大切な素養だと思う。


「自分と逆のポジションを持っている人は
 今何を考えているのか?」

「いま、この銘柄の様子を見ている人は
 どんなタイミングでエントリーしてくるのか?」

そんなことばかり考えているから、
どんな物語を読んでも、

「これとは、また別のストーリー」

を思いついてしまうのかもしれないね。



さて、
というわけで、今回も「ナナメから昔話」を
見てみよう。

今回は、『浦島太郎』。


これまた、あらすじを言うまでもないけれど、


むかしむかしあるところに

子供からいじめられていた亀を浦島太郎が助けたところ、

亀がお礼に浦島太郎を竜宮城に連れて行き、

乙姫などの歓待を受けるんだけれど、

帰りたくなった浦島は玉手箱を持たされて帰ると、

現世は何十年も経っていたのを知り、

寂しくなった浦島太郎は玉手箱を開けちゃって

老人になりました。めでたしめでたし。


っていうストーリーだよね。
(我ながら適当すぎる)



この『浦島太郎』は、
ラストはハッピーエンドじゃないとも取れるので、
全然成功法則が含まれていないようにも見える。

けれど、少なくとも竜宮城に行ける権利を
手にしているのは「成功」と言えるよね。


では、またいつものように問題。

浦島太郎が竜宮城に行くのに、
最も大切だったことは、なんでしょうか?


もちろん、毎度のごとく「ナナメから」の回答だ。

なので、

「亀を助けたこと」

ではない。


弱者を助けたからって、
確実に良いことがあるわけじゃいんだから、
成功法則ではないよね。


では、何か?

答えは、

「亀からの竜宮城の誘いを受け取ったこと」

だ。



浦島太郎が、完全に善意を通すのであれば、
たとえ竜宮城に誘われたとしても

「いえ、当然の事をしたまでですから」

と、お誘いを固辞するだろう。


たとえば、君が
道に迷っている人に道を教えたとしよう。

その人が「お礼に」と言って、
何かを差し出してきたり、
ご馳走すると言っても、普通は断るだろう?


子供が亀をいじめているのを助けるくらい、
大人の浦島太郎にとっては大したリスクじゃない。

なのに、亀からの「竜宮城ご招待」の誘いを
「じゃあ、お言葉に甘えて」
と、受け取るところに、浦島太郎の「成功」の秘訣はある。


本当の善人だったら、
亀の誘いを断ってさわやかに去っていくか、

「なら、いじめていた子供たちを
 仲直りのしるしに竜宮城に連れて行ってあげてよ。
 みんなが仲良くなってくれれば嬉しいし」

とかいう提案も出来たはずだ。


なのに、いい大人が

「じゃあ、行っちゃおっかな☆」

なんて言って、亀の背中にまたがっちゃうんだから、
ずうずうしいったら、ありゃしない。


でも、

これが成功する人たちの共通の本質だったりする。

自分に提示された価値は、
遠慮しないでガンガン受け取る。

けっこう、出来そうで出来ないことだ。

特に、謙虚を是とする日本人には、
なかなかハードルの高い行為なんだけれど、
その行為が出来るからこそ、成功者は成功するんだよね。





話が若干ずれるんだけれど、共通項のある話なので、
もうひとつ違うエピソードを紹介しよう。


私が仲間たちと飲みに行ったときのこと。

その中の二人が一台の車で来ていて、
どちらか一人はアルコールを飲むのを我慢しなければ
ならないというシチュエーションだった。

ちなみに、二人とも大の酒好きだ。


そんな状況の中、一人が、

「じゃあ、じゃんけんで勝った方が酒を飲めて、
 負けた方が運転すると言うことで」

と提案し、相手が承諾した。


二人でじゃんけんをして、
結果、じゃんけんを提案した方が勝ち、
酒を飲める権利を手にした。


すると、じゃんけんで勝った提案者の方が
相手に言い出した。


「いいよ、お前の方が酒を飲んで。
 俺が帰りは車を運転するから」


その場にいたみんなは、

「え?」

と顔を見合わせ、

「それだったら、はじめから
 “俺が運転する”って言えば良いじゃない?」

と問い詰めたんだけれど、
じゃんけんで勝った友人の反応は、こうだった。

「“権利”は持っていたいんだよ。
 で、その権利を与えてあげたい」


どんだけ上から目線なんだよ!

変なヤツだなー!

と思った反面、なるほどこいつは成功するわけだ、
とも思ったね。


はじめから

「いいよ、俺が運転していくよ」

と言われるのと、

あえて“飲む権利”はあるのに
相手にプレゼントするのとでは、
相手が受け取る印象は変わってくる。

後から考えれば、提案者は失うものは何もなかったのに、
相手には何か「貸し」を作った感じになる。

これは、けっこう深いなー、
と思ったんだよね。



よく、成功者の教えなんかを読むと、

「人生の秘訣は、与えることである」

なんて言葉が良く出てくる。


この言葉は、その通りの意味で、決して

「人生の秘訣は、譲ることである」

ではない、と言うことに注目して欲しい。



人生の秘訣は、自分が受け取るべきものは
堂々と受け取って、その後誰かに与えればいい。



浦島太郎は、受け取るという成功法則は学んでいた。

だから、竜宮城に行く権利を断ったり、
誰かに譲ったりしなかった。


しかし、

自分が受け取ったものを、誰かに与える
という法則は使わなかった。


もし浦島太郎が、竜宮城に行く権利を
完全に自分のものにした後で、
その権利を子供たちや、別の人に「与えて」いたのならば、
また別のストーリーが展開されていたことだろう。



自分が受け取れるものは、きちんと、ぬかりなく受け取る。


やってみると分かるけれど、
これは結構、心理的抵抗のあることだ。

でも、豊かになるためには
必要なスキルのひとつなのかもしれないな、
と思うんだよね。


譲らず、受け取り、与える。


君が今、誰かに譲ってしまっているものは何だろうね?



今回も、手紙を読んでくれて本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。


空也

 
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