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〔雑記〕 「時間が解決してくれる」なんて、大嘘

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

世間ではよく

「時間が解決してくれる」

「時が経つのを待とう」

なんて言って、今問題解決をしようとしないで
とりあえず待ってみよう。
とすることって、あるよね?

私はこんなスタンスをとる人に、
違和感を感じることがある。

もちろん、
時間が経つことによって解決する問題もたくさんあるし、
今は時間の経過を待つしかできないことも
たくさんあることは分かっている。


でも、

そうじゃなくて、いたずらに「時間稼ぎ」をして、
今解決すべき問題に「くさいものにはフタ」みたいな
態度をしている人が多いことも事実だ。


時間が経つと解決するものは、

解決するためには「時間」というひとつの要素が
必要なものしかない。


たとえば、身体の傷や、心に負った傷は、
時間が経過しないと癒えることはない。

ただし、それはその時に最良の解決法を
し尽くしたあとに、「時間」という要素を加えるから
癒えていくものだ。


化膿した傷口を消毒しないまま放置して、
「時間が解決してくれる」
なんて言っていたら、悪化するだけだ。


食べ物が何もない状態で、
種もまかないでダラダラすごしていても
どうにもならない。

「秋になれば、食べ物が出てくるよ」

というのは、あまりに安易な発想だ。


焦げ付いた鍋を放置しておいても
焦げ付きは改善しない。

水と洗剤を鍋に入れておいて、時間が経過すれば
焦げが取れやすくなるだろうけれどね。



「時間」というのは、問題解決の
ひとつの要素ではあるけれど、
万能の要素ではない。

「時間」に多くの期待を持ちすぎずに、
今、出来ることには、今、取り組む。

そして、その上で「時間」というスパイスを
使うようにしたいな、と思うんだけれど、
君はどうだろうか?

原発問題
政治問題
家庭の問題
株の塩漬け

大きいことから小さいことまで
できるかぎり、今出来ることには着手しておきたいよね。

今日は短めだけど、この辺で。

いつも手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。


空也

 
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〔雑記〕 “保護”や“規制”を受ける方法

 
こんにちは、トレーダーの空也です。


君は、

「なんでこんなに、トレードって難しいんだろう?」

と、絶望的な気持ちになったことは、あるかな?


儲けようと思ってやっているのに、
エントリーすればするほど、大切な資金がなくなってゆく。

様子見をして買い控えていたら、その時に限って
株価が高値に、ぶっ飛んでいく。

「誰かが見ているんじゃないのか?」

「私の行動を見て、証券会社が逆ポジションを
 とっているんじゃないのか?」

と、疑心暗鬼になったりする。

ただのクリックひとつが、
なんでこんなにも難しいんだろう?

と、頭を悩ませることもあるかもしれないね。


これは、なにもトレードに限った話ではない。

普通の仕事でも、

「なんで、こんなにうまく行かないんだろう?」

「なんで、トラブルばっかりが続くの?」

なんて思うことは、たくさんあると思う。


営業に出ると、お客さんに怒られる。

経理をしていても、数字が合わない。

商品を作ろうと奮闘しているのに、
機械の不具合が続く。

プログラミングをすれば、バグばかり。


ひとつならまだしも、
連続して うまく行かないことが多発すると、
うんざりしてしまうことだろう。


正直に言えば、私は他の人以上に
根のメンタルはブレやすいので、

「なんでだー!!? こんちくしょー!!!」

と、投げたしたくなることは多々ある。



でも、

そこで投げ出しても、
自分にとっていいことは一つもないので、
考え方を別方向に修正し、冷静に対処している。


トレードだったら、

「これは、自分と同じトレーダー全員が
 いつかは受けなければ、前に進めない“試練”だ」

「この“試練”をクリアしたら、次のステージにいける」

「ここであきらめる人が多いから、
 トレードで稼ぎ続けられる人は、少ないんだ」

と。



仕事だったら、

「ああー、同業他社も、ここでつまづくんだろうなー」

「ああー、ライバルも、こんなトラブルに
 遭遇してきたか、これから遭遇するんだろうな」

「ここをクリアするのは難しいけれど、
 私より先を行っている先輩やライバルは、
 以前に同じような問題をクリアしてきたんだろうなー」

「と同時に、私がここをクリアしたら、
 後に続く人にとっては、これが“参入障壁”になるんだろうなー。
 だって、ここであきらめる人も、多そうだもんなー」

「この問題が、後々の“参入障壁”を作ってくれている。
 私の儲けを多くしてくれている。
 じゃあ、がんばってみるか」

と考えるようにしている。


問題や、ストレスがまったくない簡単な仕事は、
儲けが限られている。

問題、ストレス、トラブル、損失、
さまざまなネガティブ要因があるからこそ、
大きな利益が見込まれて、さらにそれが
他の人を退ける“参入障壁”になってくれる。


トレードや、今 君がやっている仕事は、
新規事業者の参入を、政府が規制してくれるようなものでは
ないかもしれない。



でも、君が取り組んでいることが難しければ難しいほど、

その問題、ストレス、トラブル、損失を乗り越えたとき、

その問題、ストレス、トラブル、損失が

君の利益を、新規参入者から“保護”してくれる。



これからの時代、“保護”や“参入障壁”は、
政府や、団体・組織が作ってくれることは
どんどん少なくなってゆく。

これからは、君個人の知識や経験が
君を“保護”する“規制”となり、
他者への“参入障壁”になる。


今、辛い現状をかかえているかもしれないけれど、
未来への挑戦だと思って、頑張っていきたいよね。


今回も、手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。



空也

 

〔雑記〕 「嫌な事を仕事に」なんて、世の中ナメてる

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

今日は「職業選択」についての私見を述べたいと思う。


君は、

「好きなことを仕事にした方がいい」

という考えと、

「好きなことは仕事にしない方がいい」

と言う考え、
どちらも耳にしたことがあると思う。

君は、どちらの意見に賛成かな?

両方の意見、ともに真実を含んでいるので、
どちらかを強く否定するつもりは、ない。

ただ、
「空也さんは、もしどちらかに
 “賛成票”を入れるとしたら、どちらに投票しますか?」
と問われたら、迷わず
「好きなことを仕事にした方がいい」
と答える。


世の中には、人々のニーズの種類だけ
ありとあらゆる種類の仕事がある。

ただ、イヤなことがひとつもない仕事というのは
おそらくひとつもないだろう。

遅かれ早かれ、どんな仕事でも
イヤな場面には直面することになる。

そんなとき、
「それでも、好き」
と思っていないと、心が折れて、やる気を失ってしまう。


前回の手紙で、
問題、ストレス、トラブル、損失を乗り越えたとき
それが他者への“参入障壁”になる、と言う話をした。

心のどこかで、自分の仕事が好き、という気持ちがないと、
おそらく困難を乗り越える前に、自分自身が
“参入障壁”に阻まれてしまうことになる。

特にこれからの時代、どんな職業でも、
世界中に競争相手が出てきてしまうような状況だ。

君が働いている業界がどんなところなのかは知らないが、
「まあ、仕事内容は好きじゃないけど、やってる」
程度の情熱で、メシが食えるなんて考えるほうが
呑気すぎる考えだと思うんだけれど、どうかな?


「空也さん、そうは言っても
 私の好きなものは、お金を稼げないんですよ」

「趣味ならまだしも、私の好きなものでは
 お金を得ることはできません」

と思っているかもしれない。


でも、果たしてそうだろうか?

個人的には、君が好きなものがなんであろうが、
君がそのものに対する愛情を持っていれば、
どんなことでも稼ぐことが出来ると思う。


これからの問いに、
「YES」か「NO」で答えてみて欲しい。

たとえば、

ゴルフをやって稼いでいる人は、世の中にいる?
「YES」?「NO」?

ゲームをして稼いでいる人は、世の中にいる?
「YES」?「NO」?

おしゃべりして稼いでいる人は、世の中にいる?
もちろん、年齢や性別は関係なしに。
「YES」?「NO」?

好きなお菓子を食べることだけで稼いでいる人は、世の中にいる?
「YES」?「NO」?

人形劇で稼いでいる人は、世の中にいる?
「YES」?「NO」?

なにもせず、瞑想だけして稼いでいる人は、世の中にいる?
「YES」?「NO」?


なんでも、答えは「YES」だ。

プロゴルファー、ゴルフレッスンコーチ。
ゲームのテストプレイヤー、プロゲーマー。
キャバクラ嬢、ホスト、老人介護の仕事。
お菓子の商品開発のテスト。
人形劇士。
瞑想コンテンツだけで、莫大な施設を作った人もいる。

たぶん、君が好きなものでも、その“好き”の度合いが、
世の中で100番目くらいまでには入り、
自らお金が入ってくる仕組みを作る気があるのなら、
どんなことでも稼ぐことができる。

「もし、自分が好きなことで稼ぐとしたら、
 どんな方法があるだろう?」

「自分の好きなことを、どういう人に、
 どういう形で提供したら、お金を支払ってもらえるだろう?」

と考えるのも、いいかもしれないね。


物心ともに豊かになった人で、

「心の底から嫌いだったもので、豊かになった」

という人を、私は知らない。

「自分の好きなことをやって、豊かになった」

という人の方が、圧倒的に多いだろう。


君が生きている時間の中で、
20代から60代の、朝から夕方までという時間。

その時間は、君の人生の中でも
“ゴールデンタイム”だ。

金銭的に豊かになるならない以前に、
君の人生の“ゴールデンタイム”は、
君の好きなことに充てる方がいいと思うが、どうかな?

君ではない誰かでもできる仕事。
君じゃないと愛情を注げない、君だからできる仕事。

どちらを選んでも、君の人生だ。
お互いに、豊かな時間を送りたいものだよね。


今回も、手紙を読んでくれて、本当にありがとう。
ではまた、手紙を書きます。


空也

 

〔雑記〕 「そりゃ、違うだろう?」と言いたくなるアルバイト

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

君は、アルバイトをしたことがあるかな?

世の中には、いろんなアルバイトがあるけれど、
たとえば、今から書くようなところに
友達がアルバイトで入っていたら、
君は、どんなアドバイスをするかな?


友達が言うには、

「短時間な上に、軽作業で高額時給を支払います」

という情報をキャッチして、
そこでアルバイトすることに決めたそうだ。

仕事内容も気に入りそうだし、
家から近いとか、スタッフが優しそうとか
他の条件も、バッチリ好みに合ったと言う話だ。


でも、実際に勤めてみると、
どうも様子がおかしい、と友達は言う。

たしかに、作業自体はキツくないし、
時間もそうかからない。

他のスタッフさんもいい人だし、
仕事内容も、特に不満はない。


でも、たった一点、不満があるそうだ。

それは、アルバイトをし始めてから
1ヶ月経った日に判明した。

アルバイトスタートから1ヶ月。
その日は、今までのアルバイト代が支払われる日だった。

ところが、
払われると思っていたアルバイト代が、支払われない。


友達は、店長さんに

「ごめん、ちょっと今日アルバイト代が
 払えなくなっちゃったんだ。
 明日には払うから、ちょっと待ってて」

と言われて、アルバイト代がもらえなかったそうだ。

「まあ、1日くらいなら、待ってみようか」
と友達は思い、また次の日もアルバイトに出かけた。

でも、1日経っても、2日経っても、
いつまで経ってもアルバイト代が支払われない。

いつも何かと理由をつけられて、
次の日に延ばされてしまう。


そうこうしている間に、いつの間にか
2ヶ月が経ち、とうとう3ヶ月が経ってしまったという。


友達は、君に言う。

「いや、でもな、アルバイト代が払われないだけで、
 他のことはスゴイ満足できてるんだよ」

「仕事内容はいいし、スタッフもいい人だし、
 時間も自由で、軽作業だし」

「店長も、そろそろまとめて
 アルバイト代を払えるって言っているし」


そんな友達に、君はどんなアドバイスをするかな?

「空也さん。そりゃ、アルバイトをやめた方がいい、
 って忠告しますよ」

「どんなにいい仕事環境でも、
 お金もらえなかったらボランティアじゃないですか」

と、きっと言うと思う。


ところが、友達はこう反論するわけだ。

「いや、たしかにその通りなんだけれど、
 もし今辞めちゃったら、今までのアルバイト代も
 全然 払ってもらえなくなるじゃない?
 せめて、いままでのアルバイト代を払ってもらわないと
 やめられないわ」



さて。

こんな友達がいたら、君はどう思うだろう?

「そんなアルバイト、さっさとやめた方がいいよ」
「他にもいろんなアルバイトがあるんだから」

と、思うんじゃないかな?

アルバイトだったら、もちろんその判断が正いよね。



でも。

これが「アルバイト」じゃなくて「株の塩漬け」
だったら、どうだろう?

君は同じように、全く冷静な判断を
実行できているかな?


「たしかに今は含み損だけれど、
 事業内容はいいんだから」

「社長がいいリーダーシップを持ってるし、
 業績もいいよ」

「チャート上も、そろそろ反発するサインが出てるし」


いろいろ理由をつけて、
含み損を抱えたまま、なんて経験があるんじゃないかな?


もし友達が
「いい人と知り合う」
とか、
「そのお店自体を応援したい」
というのなら、アルバイトじゃなくてボランティアとして
店の手伝いをすればいい。

でも、アルバイトとしては、その店はやめた方がいい。


もし君が、
「企業の姿勢にほれた」
とか、
「その企業を応援したい」
というのなら、塩漬け株を保有し続ければいい。

でも、利益のためにトレードをするのならば、
さっさと損切りをするのが賢明な判断だ。


最初の目的を忘れずに、何事にもあたっていきたいものだよね。


今回も、手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。


空也

 

〔雑記〕 成功者は、足りないもの

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

今まで、有名な人や
世間的にはそれほど名前が知られていない人を問わず、
いわゆる「成功者」と言っていい方々にお会いしてきた。

どこからを「成功」と呼ぶかが分からないので、
何人とは数えられないが、少なくとも100人以上の
「成功者」に会ってきた。


成功したジャンル、
成功までのプロセス、
その人自身の性格など
一人ひとり全然違うのだが、全員尊敬できる
魅力的な人間だ。

ただ、非常におこがましい言い方になってしまうが、
「完璧な人」という人には、一回も会ったことがない。


完璧な人。たとえば、
容姿も人並み以上で、頭も良く、常識をわきまえていて、
コミュニケーション能力も高く、人格的にもすばらしい。

過去に大きな間違いを犯したことも無く、
誰からも大きくは恨まれてもいない。

なんて人で成功を手にしている人というのに、
お目にかかったことが、私はない。

会って仲良くなっていくうちに
「なんか、どこか欠けているな」
と、強烈に感じる人のほうが、成功をしている確率が高い。


例えば、

特筆するほど、非常に物覚えが悪い。とか、

その人が常識的に行動するのを、見たことがない。とか、

普通にコミュニケーションをとること自体が難しい。とか、

人格的に破綻している。とか、

大きな失敗をしてたり、
「成功しているから」という理由じゃない理由で
一部の人からとても嫌われていたり。

などなどだ。


もちろん、私の知らないところには、
完璧な人、あるいは大きく欠けているものがない人で
成功している人もいるのかもしれない。

ただ、どうやら確率的には
「欠けている人」の方が、どうやら多そうな感じだ。


そして、

どうやらその「欠けている」部分が、
その人を成功に導いているきっかけになっていることも多い。

自分の欠けている部分が、
強烈な“飢餓感”となって、
その人を成功へと走らせているのかもしれない。



“飢餓感”だけは、どうやっても人に教えることはできない。

「このままだと、自分はおしまいだ!」
「こんな状況に、一刻も早くオサラバしてやる!!」
「そのためには、自分の命を削ってもいい」

と思うのは、本人じゃないとできない。

そして、その“飢餓感”を潤すためだけに
さらに多くの代償を支払って「成功」をするわけだ。


非常にもの覚えが悪い人は、
たった一つのことを、延々と繰り返し続けて成功する。

常識的に行動できない人は、
自分がルールとなるようなボスになる。

コミュニケーション障害の人は、
ありとあらゆるコミュニケーションテクニックを覚えて
コーチになったりする。

人格的に破綻している人は、
莫大な経済力を築いて、自分を守る。

大きな失敗をして人から嫌われている人は、
自分の中にある「罪の意識」から、社会に貢献しようとする。


逆説的な言い方になってしまうが、
いま、それほど「成功」していない人は、
それほどの“飢餓感”を持っていない人だとも言える。

そして、それはそれで幸せなんじゃないかなぁ、
と、最近思う。

「絶対に成功しなければならない」
なんて、誰が決めたわけでもないし、

自分の中に「これが足りない」と、強烈に思っていないのであれば、

「息が出来ないような“飢餓感”は、ない」

という幸せに感謝して生きれば、それはそれで素敵だと思う。


「成功」というのは、
その人を“飢餓感”から守るために
苦労してまとっている「鎧」みたいなもの、
という見方もできる。

普通に勤めて、普通に生活を営んでいる人の方が
そんな「鎧」を必要としていない
健全な人なのかもしれないなー、とも思ってしまう。



今から「成功したい!」と思っている君に
水を差すような話になっているかもしれないけれど、
多くのいわゆる「成功者」たちを見たときに感じる
率直な感想を君に伝えてみた。


なにも分かりやすい形で「成功」しなければ
豊かになれないわけじゃない。


自分の中の“飢餓感”が満たされている状態で、
自然と、息が出来るようにあるがままでいられること。


これも究極の「成功」であり、「豊かなこと」
なんじゃないかな、と思うんだよね。


もちろん、そうは言っても

「あれが足りない、これが欲しい!」
「いまより豊かになりたい!」

と思う気持ちもあるだろうから、
今後も君の参考になるような話を手紙に書いていくよ。

もしかしたら、私は君に伝えることで、
なんらかの“飢餓感”を満たしているのかもしれないしね。


今回も、手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

今までに会った他の誰よりも
「欠けているもの」が多い空也より。


空也

 

〔雑記〕 バランスをとることのバカバカしさ

 
こんにちは、トレーダーの空也です。


君は、

「今よりもっと、健康になりたい」
「今よりもっと、お金持ちになりたい」
「今よりもっと、人から愛されたい」
「今よりもっと、充実した時間を過ごしたい」

といったことを願っているはずだ。

そして、当然ながらその反面、

「せめて今の健康状態は、維持したい」
「せめて今の経済状態は、維持したい」
「せめて今の人間関係は、維持したい」
「せめて今の有意義な時間は、維持したい」

とも願っていると思う。

私だってそうだし、君以外の人も
ほとんどの人は、そう願っているはずだ。

しかし、これは正直言って
相当イカれているファンタジーだ。

全てが今の状態のまま、
新たにプラスのものだけを手に入れることは
基本的には不可能だ。

一時的には偏った行動をして、
自分の中のバランスを崩さないと
何か新しいものを手に入れることはできない。



非常にシンプルな例を出そう。

君が、立った状態から

「前に歩く」

という行動をするとする。


今いる場所から、違う場所に行くわけだから、
これもある種の「変化」だ。

さて、ここで質問だ。

君が「前に歩く」ためには、
どんな行動をする必要があるだろうか?


「空也さん、人をバカにするのもいいかげんにしてください。
 歩くんだったら、足を動かすに決まっているじゃないですか」

と、君は当然ながら答えるだろう。


当たり前だが、左右の足を動かすことによって
人は歩くことが出来るよね。

それで安定した状態で、前に進むことが
出来ているだろう。


しかし。

一歩を踏み出した瞬間を切り抜いたとしたら、
それは「安定」しているだろうか?

片方の足をあげて、一歩踏み出して
地面に足を下ろす直前に、もし止まらなければ
いけない状態になったら、どうだろう?

そのまま、倒れてしまうんじゃないかな?


「前に歩く」という、きわめてシンプルな行動も、
実は「一度バランスを崩した状態にする必要がある」
ということが、分かってもらえるだろうか?

「今のまま、一瞬たりとも
 バランスが崩れた状態になりたくない!!!」

と思ったら、立ったままの状態で
ずっとその場所に立ち尽くしていなければならないわけだ。

私が言いたいことが、伝わるだろうか?



「新しい何か」
「今とは違う、何か」
を手に入れるためには、少なくとも一時的には
今のバランスが崩れなければ、手に入れることは出来ない。


一時的に、
寝不足になったり体を壊すこともあるかもしれない。

一時的に、
貯金が目減りしたり、生活が困るようなこともあるかもしれない。

一時的に、
人からバカにされたり、
大切な友人が離れることもあるかもしれない。

一時的に、
多くの時間をかけて、苦痛を伴う作業をしたり
まったく無駄な時間を過ごすこともあるかもしれない。

自分の中で
「こりゃ、行き過ぎかも」
「やりすぎかも」
「このままだとおかしくなっちゃう」
という状態を経て、初めて手に入れられるものもある。



今の状態を維持するのに必死になって、
バランスを維持し続けた結果、
なにも変化のない人生を送る人は、非常に多い。


多くの収穫を得ている人は、外から見ていると
次々を新しいプラスの成果を得ているように
見えるかもしれない。

しかし、たいていの場合は
歩くときと同じように、絶妙なタイミングで

「バランスを崩す」
「バランスを取り戻す」

を繰り返している。


より多くを手に入れるためには、
より激しくバランスを崩す必要があるだろうし、

より新しいものを手に入れるためには、
より今まで手に入れてきたものへの執着を
手放す必要があるんだろうね。

君は、何を手に入れるために
今の君の、どんなバランスを崩す必要があるんだろうか?



今回も、手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。


空也

 

〔雑記〕 心から尊敬する男。

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

今日は週末なので、最近

「この男ほど、深く、潔い男は
 そうはいないだろうな」

と思った人の話をしようと思う。


その男は言う。

「闇が広がるも縮むも太陽次第。
 大地であろうと、人間であろうと」



その男は言う。

「人間というのはワインと違い
 年を重ねるだけでは旨味はでない」



その男は言う。

「諦めた瞬間に老いは始まってるから」



その男は言う。

「人生は天秤みたいなものさ。
 過去という小皿に重みがかかると、
 未来の小皿は自然と天に届く」



その男は言う。

「幸福は自己満足。不幸は被害妄想」



その男は、少なくとも私から見れば、
上記の全ての言葉を語っていいほどの
行動をしてきた男なので、相当深みがある。



ある時、その男の後輩が仕事に大遅刻をした。

男は、遅刻をしている後輩のために、
もっともキツい仕事を率先してやった。

ずっとハードに体を動かし続けるような仕事を
一時間近く続けた。

もちろん、その間の仕事は無報酬だ。

遅刻した後輩は、その男のおかげで
なんとか仕事に穴を開けずに済んだ。

後輩が、感謝と謝罪を伝えようとすると、

「いやぁ俺、最近運動不足だったからさぁ~、
 ちょうど良かったよぉ~」

と おどけながら、その男は
笑顔で仕事場を後にした。




男は、有名人だ。

ある時、男はサインをねだられ、
快く引き受けようとしたところ、
たまたまマジックのインクが切れていたらしく、
きれいに書くことができなかった。

ちゃんと書こうと頑張っているところで、
仕事の出番が来てしまい、サインはそこで
中断してしまった。

それでも、サインをもらった人は
すごく嬉しくて興奮していたらしい。

が、そこで話は終わらない。

仕事が終わった後、その男から一枚の色紙を
預かってきた人が、先ほどのサインをねだった人に
一枚の色紙を手渡した。

その色紙には、
その現場に居合わせた有名人全員のサインが書かれていた。

その男が、有名人一人ひとりに頼み込んで、
全員にサインを書いてもらったそうだ。

ただ、そこには、その男自身のサインは
書かれていなかった。

理由は、
「自分がサインすると価値が下がるから」。

というものだったという。




誰よりも厳しい仕事をこなし、

誰よりも嫌われ役を買って出て、

いいかっこをせず、

やるべき時には、文字通り自分の全てを
投げうって行動できる男。


その男の名は、江頭2:50。
嫌いな芸人、抱かれたくない芸人などで
常にトップにランキングされる人だ。



私自身は、そうとう

「人前でいい格好をしたい」
「なるべく嫌われ役は、やりたくない」

というエゴに、囚われてしまっている人間だ。


だから、
江頭2:50さんのような生き方ができるような人を、
心の底から尊敬する。
(芸風が好きかと聞かれると、それはNOなんだけど)


江頭2:50さん。
あなたの美学、哲学を
これからもどうぞ貫き通してください。


今回も手紙を読んでくれて、本当にありがとう。
ではまた、手紙を書きます。


空也


 

〔雑記〕 1+1を、3には出来ない

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

君は、何か今と違う生活をしてみたい、
と思ったことがあると思う。

そうじゃなかったら、この手紙を読むことは
ないだろうからね(笑)


そんな君に、ひとつ問題を考えてもらいたいと思う。

問題は、シンプルだ。

問題は、

「1+1の答えは2になります。
 さて、この答えを3にするためには、
 どんなことをする必要があるでしょうか?」

というものだ。


「空也さん、また人をバカにして!!
 そんなの簡単ですよ!」

と君は思っているに違いない。

そう。

解答は簡単で、答えの2を3にしたければ、
「1+1」の式の方を、いじればいい。

「1+2」でもいいし、
「1+1+1」でもいいし、
「1×3」でもいいし、
答えは無限にある。

君が思っている通り、
当たり前すぎて、あきれ返ってしまうような答えだ。



でも、

算数の問題じゃないと、この問題を
とたんに難問に変えてしまう人もいる。

「今のトレードのパフォーマンスは、平均して
 月に-10万円です。 さて、
 このパフォーマンスを+10万円にするためには、
 どんなことをする必要があるでしょうか?」

「今の体重は、80kgです。
 さて、この体重を75kgにするためには、
 どんなことをする必要があるでしょうか?」

これも答えは簡単だ。

「今と違うことをすればいい」。



結果として、もしかしたら-10万円が
-15万円になってしまったりすることも
あるかもしれない。

やってみたんだけれど、かえって体重が増えて
しまうこともあるかもしれない。

でも、
なにか違うことをやってみなければ、
一生、得られる結果を変えることはできない。


なのに、

「いや、今のやり方のまま
 パフォーマンスを向上させたいんです」

「今以上の苦労やリスクをとらないまま
 なんとかプラスに持っていきたいんです」

「食事量も、運動量も変えないまま、
 なんとか体重を減らしたいんです」

「なんか、うまい方法は ありませんかね?」

と、一生懸命がんばっても、なかなか
期待に答えられる結果を手にすることは、できない。




「1+1を、なんとか3にする方法はないだろうか?」
と、ずーっと考えている人がいたら、君は

「そんなことに頭を使う前に、
 1+1の方を変えてみようよ」
とアドバイスをするだろう。


「今の自分の考えに、新しいアイディアを加えないまま、
 なんとかパフォーマンスを向上できないだろうか」

「今の生活を変えないまま、
 なんとか豊かになれないだろうか」

と考えている人に、
君はどんなアドバイスをするだろうか?


私自身、生活のどこかしらの面で、つい

「今のままで、もっと良くならないかな」

と考えてしまうことは、ある。

でも、それはなかなか難しいんじゃないかな、と
最近は思うようにしているんだ。


私からの手紙が、君への「Something New」
になることを願って。


今回も手紙を読んでくれて、本当にありがとう。
ではまた、手紙を書きます。


空也

 

〔体〕 トレードで忘れてはいけないこと

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

今日はトレードにおいて、当たり前だけれど
ついつい忘れてしまう大原則をお伝えしようと思う。


君が株を売買するときは、だいたい
パソコンの画面に向かっていることが多いだろうし、
ごくまれには、証券マンに電話で発注するなんてことも
あるかもしれない。

いずれにしても、ついつい忘れがちになってしまうのは、

「売買をしているのは、
 君と同じように“儲けを狙っている人”である」


ということだ。


君が、ある銘柄を買うことが出来た、ということは、
他の誰かが「儲けるために」売った、
ということ。

それは利益確定かもしれないし、
損切りかもしれないし、
新規の空売りかもしれない。


そのどれだったとしても、
少なくとも同じ銘柄を売買している一人は、

「ここから、株価は下がるだろう」

と、判断したということになる。


だから、君はポジションを持つことが出来た。
というわけだ。


パソコン画面だけを見ていると、ついつい
自分だけで株を売買しているような気になることも多い。

「株価が、ここまで下がってきたら、買いだ」
「RSIが、○○%になったら、買いだ」

なんていう風に思っていたとしても、
それは、君以外の、たくさんの人の売買の結果にすぎない。


そして、当然の話だが、
その銘柄に参加している人「全員」が、
自分の利益のためにトレードをしていると言うことを
忘れてはいけない。



君がトレードで、コンスタントに
利益をあげていけるとしたら、

君のもっている「何か」が、
他の銘柄参加者よりも勝っているから、ということになる。


君も、自問自答してみるといいかもしれない。

「誰もが自分の利益を狙っているこの市場で、
 何を武器に出来るだろうか?」

「私が、他の市場参加者よりも
 勝っているものって、一体なんだろうか?」

ってね。


ボクシングでも、ゴルフでも、麻雀でも、
ほかのどんなことであっても、
相手より自分が勝つということは、
何かしらの面で、相手より優れていた部分があったから
結果、勝利することが出来る。


1回や2回だったら、
相手より「運」が優れていたから勝った、
ということがあるかもしれない。

ただ、トータルでプラスに持っていくためには、
他の要素も必要になるだろう。


トレードにおいては、
・他の誰よりも、資金量が多い
・他の誰よりも、情報を得るのが早い
・他の誰よりも、知識が上である

なんてことが、プラスに導いてくれるかもしれない。


私自身は、他の市場参加者に比べて
資金量も、情報量も、知識も
大したことにならないし、

「勘」という面においても、
他のスーパートレーダーに比べれば、
並程度の能力しか持っていないと思っている。

これは別に卑下しているんじゃなくて、
客観的な自分の分析だ。


そこで、
私は自分の武器を「ルール」に絞ることにした。

あきれ返るほどの時間を、
自分の資金量や性格に合わせたルールを作ることだけに
使ってきたし、今も使い続けている。

自分にフィットしたルールという意味においては、
市場最強だと思う(笑)


なので、逆にこのルールを破ると言うことは、
唯一の自分の武器を放棄することになってしまう。

ルールを放棄したら、
あとは、他の市場参加者と比較して
何のアドバンテージもない
「資金量」「情報量」「知識」「勘」で
売買するしか、なくなってしまう。

この時点で、トータルの敗北は決定的だと思うね。



君が「ルール」を武器にするかどうかは
君の自由だ。

「資金量」「情報量」「知識」「勘」
そのほか、どんなものでも武器にしていい。

ただ、
他の市場参加者へのアドバンテージとなる
「何か」は、つかんでいた方が、いいかな、と思うよ。



今回も、手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。



空也

 

〔雑記〕 「賢く資産運用」なんて、笑わせるな!

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

よくテレビや雑誌の広告で

「賢く資産運用」
とか、
「スマートな資産運用」
なんて言葉を目にすることってあるよね。


私は、こんな言葉を見るたびに

「あー、また人を騙そうとして。。。」

と思ってしまう。


私の周りにいるトレーダーや、不動産投資家、
海外投資などで成功している人で、

「スマートな資産運用」

をしている人を、見たことがない。

少なくとも、最初から今まで、
ずっと失敗もなく、
スマートに資産運用をしてきて
それなりの財を成した人には、
お目にかかったことがない。


みんな自分のお金を投じて大損失をしたり、

不動産のトラブルでコワいお兄さんと
正面切って交渉をしたり、

劣悪な環境で働かされている人たちを
目の当たりにしながら海外投資をしたりして、
財を成している。


おそろしく馬鹿げた失敗や、
とんでもなく泥臭い地道な作業の末、
今は「スマートに運用」しているように
見えるだけだ。


もちろん、中には「賢く資産運用」している人も
いるんだろうけれど、それは本当にごく少数で、
相当の準備をしている人だろう。


あるときは、こんなこともあった。

「温泉地にある、クレーンゲームの機械に
 投資をしませんか?」

というお誘いだ。


温泉地のゲームコーナーに、
UFOキャッチャーとかクレーンゲームを置く。

そこで遊んだ人たちのお金が、
クレーンゲームの機械に投資した人に
入ってゆく、という「投資商品」だ。

温泉地でゆったり過ごす家族に
リクリエーションを提供しながら、
自分は儲ける事ができる。

利回りも高いし、出資金額も手ごろだ。

夢のあるいい投資だな、と投資家は思うわけだ。



たしかに、この投資商品は
現在でもそれなりの利回りを出し続けているらしいから、
特に問題はないし、この商品に投資した人は
「賢い、スマートな資産運用」
をしているのかもしれない。


ただ、

この商品は、投資家に虚偽の説明がされている
部分がある商品だったことが分かった。

投資家は、当然説明されている通り
「温泉地のクレーンゲームの機械」
を購入していると思っている。

しかし、実際は、
「ラブホテルの大人のおもちゃの自販機」
を購入している。


投資家を募った販売者も、
はじめは「温泉地のクレーンゲーム」で
スタートするはずだった。

しかし、どう考えても
温泉地のクレーンゲームごときで、
投資家たちの期待する利回りを実現できるはずはなかった。

とはいえ、
「ラブホテルで、大人のおもちゃを売りませんか?」
と言っても、お客はあつまらない。


ということで、
「温泉地のクレーンゲームに投資しませんか?」

という触れ込みで、実際には
ラブホテルの自販機を買わせている、
というわけだ。


別に、ラブホテルの自販機でも
需要があるんだからいいとは思う。

ただ、トラブルが発生したときのリスクは、
温泉地のクレーンゲームの比ではない。

(コワいお兄さんがからむ話なので、詳細は書けないが)


自分は「スマートに資産運用」しているつもりが、
実態は自分の知らない世界だった、
なんてこともあるので、注意が必要だね。



いろいろ見てきているけれど、

「賢く資産運用」
「スマートに資産運用」

しているのは、これからお金を投資しようとしている
投資家ではなくて、
その商品を作り出した販売者の方、という気がする。



君がもし、
「賢く、スマートに資産運用して大金持ち」
と思っているのならば、相当
道は険しいと思っておいたほうがいい。


君がどんな仕事をしているかは知らないけれど、
君の専門としている仕事に、
新人さんが入ってきたとしよう。

その時、新人さんが

「私は、いつも賢く、スマートに仕事をします」

なんて言ったら、どう思うだろうか?


「全部が全部、スマートには行かないぞ!」
「なにが“賢く”だ? 笑わせるな!」

という気持ちが出てくるんじゃないかな?



もしそうだとしたら、
金融商品だけが別、なんて思わないほうがいい。

投資も、トレードも、大失敗や
泥臭い作業から、初めて「果実」が得られる。


今、君がトレードで大失敗をしているんだとしたら、
それは明日の「果実」を手にするためだと
思っていいと思うよ。


今回も、手紙を読んでくれて本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。


空也

 

〔雑記〕 なんで貧乏街道を突っ走るの?

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

私は人の話を聞くことが好きなので、
日々、色々な人と話をすることが多い。

その中で、けっこうな頻度で思うこと。
それは、

「かなりたくさんの人が、無意識のうちに
 豊かになることを拒んでいるんだなー」

ということだ。


「いや、そりゃ無いでしょう、空也さん。
 みんなお金持ちになりたいと思ってるし、
 豊かにもなりたいと思ってますよ」

と、君は反論するかもしれない。


でも、
色々な人の話を聞いていると、どうも、
「豊かになりたくない」
と話しているような気がしてならないんだよね。


たとえば、目の前に
二方向に分かれている道があるとしよう。

一方の道は「豊かさ」に繋がっている。
そして、もう一方の道は「貧しさ」に繋がっているとする。

ほとんどの人は、なぜか
「貧しさ」方面に向かって歩き出してしまっていることが多い。

おそらく、その人自身としては無意識なんだろうけれど、
なぜか半分自動的に「貧しさ方面」に向かって
進んでしまっていることが多いようだ。


例を出してみよう。

例えば、今、経済的に恵まれていないとしよう。

その時に、たいていの人が頭の中で自問する言葉が、

「なんでお金が足りないんだろう?」

とか、

「なんで私は貧乏なんだろう?」

といった問いかけだ。


脳は、問いかけられた問題に対して
焦点を合わせて答えを出そうとする性質がある。

なので、

「なぜお金が足りないのか?」
「なぜ貧乏なのか?」

という理由を、導き出すことにエネルギーを費やし始める。


脳が一生懸命、答えを導き出そうとするのだから、
当然、いくつかの答えが出される。

「仕事がうまくいっていないから」
「学歴が足りないから」
「不況だから」
「家系的に貧乏だから」



でも、

その答えが分かったからといって、
目の前の問題は何も改善しないどころか、
「貧しさ」方面に一歩進んでしまうことになる。


「なぜお金が足りないのか?」
「なぜ貧乏なのか?」

という疑問に、たとえ答えが出せたとしても、
決して「豊かさ」には近づくことは出来ないのに、
無意識レベルで自問自答してしまう。


これでは「豊か」になることは不可能だ。


「じゃあ、どうすればいいんですか?空也さん」

と思うかもしれないが、答えは簡単だ。


出発点である自問を変えればいい。

「あふれるほどのお金を手に入れるには、
 どんな方法があるだろうか?」

「私がお金持ちになれるとしたら、
 どんな可能性があるだろうか?」

脳は、さっきと同じように答えを出すために
一生懸命考えはじめる。

すぐに答えが見つけられないかもしれないけれど、
「豊かさ」方面に進み続ける限り、
いつかは豊かさが現実のものになる。

はじめは「豊かさ」方面に向かう考え方を持つのに
違和感があるかもしれない。

でも、続けていくうちに、「貧しさ」を考えるほうが
面倒になってくるので、続けてみて欲しい。



「豊かさ」よりも「貧しさ」を考える方が
簡単なのは、理由がある。

「貧しさ」は、今リアルに起こっていることの延長線上で
考えることが出来る。

今お金が足りていないのは、リアルな現実だ。

そこを出発点として考えれば、
どうしても「貧しさ」に引っ張られてしまうのは
無理はない。


「豊かさ」は、
現実には起きていないことを出発点にしなければいけないので、
想像力が必要だ。

だから、「貧しさ」を考えるよりは難度が高い。

しかし、現実には起きていないことを手にするためには、
まず現実には起きていないことをイメージしないと
始まらない。

一度も空想すらしたことないものが手に入ることは、
きわめてまれだ。

想像力を働かせて、
「豊かさ」方面に歩くクセをつけてみるといいと思うよ。


一時期「脳トレ」とかいって
頭を柔軟にする問題集みたいのが流行ったけれど、
「豊かさ」を考える脳トレの方が、よっぽど有意義だ。


君が欲しい現実を手にすることを祈って。


今回も手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

ではまた手紙を書きます。



空也

 

〔雑記〕 豊かな人との出会い方

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

私が現時点で、君にトレードや
その他 豊かな人になるために大切だと思えることを
伝えられるようになったのは、理由がある。


その最も大きな理由のひとつに、

「豊かな人、模範にしたい人と仲間になったり、
 師匠と呼べる人と親しくなった」

ということが挙げられる。


自分だけの知識ではなくて、
豊かな心と実体験を持つ人の考えを知り、
その人の行動を間近で見てくることが出来たから、
自信を持って君に手紙を書くことができる。
というわけだ。

なので、君がもし「豊かな人」になりたいのであれば、
ぜひ豊かな人と友達になったり、
豊かな生き様を教えてくれる師匠と
特別な関係になることをお勧めする。


と、書くと、

「空也さん。たしかにその通りだと思います。
 でも、私の周りには、見習いたい“豊かな人”なんて
 いないんですよ」

「もし“豊かな人”がいたとしても、
 私のことなんて、見向きもしてくれません」

なんていう反論が思い浮かんでしまうかもしれない。


なので、今回と次回の2回に分けて、
私が出会ってきた実体験を元に

「豊かな人、豊かな師匠との出会い方、
 仲良くなる方法」

とお伝えしようと思う。

君の人間関係を変えられる話なので、
よく読んでみて欲しい。



まず今回は、豊かな人と出会う方法。

当たり前すぎる話かもしれないが、まずは

「豊かな人が集まりそうな場所に行く」

ということが挙げられる。


豊かな人と出会いたいのに、
豊かな人がいないような場所に行っても、
当然のごとく、会えない。

なので、まずは君が考える
「豊かな人が集まりそうな場所」
を考えて、そこに君も行ってみる、というのが
手っ取り早いだろう。


さてさて、

ここまで話して、ピンと思いつく場所のひとつに、
“異業種交流会”を思いつく人もいるかもしれない。

異業種の人が集まる名刺交換会、パーティなどは、
すでに豊かになっている人が来そうなイメージが
あるからね。


ところが、

私の実体験では、異業種交流会やパーティで
「豊かな人」に出会い、親しくなったことは、ない。

もちろん、異業種交流会で言葉を交わした人の中には
「豊かな人」もいたとは思う。

ただ、親しい仲間や、師匠と呼べるような
人に出会ったことは、残念ながらない。


なぜ出会ったことがないかというと、
それにはちゃんと理由があると思う。

異業種交流会は、その主要なテーマが

「異業種の人と交流して、
 “自分のビジネスに活かしましょう”」

というものになっている。


なので、参加する人全員が
「いかに自分のビジネスに役に立つ人と会うか」
という“取引”モードで参加するため、
なかなか豊かな人に出会いにくいという状況が生まれる。

みんなが
「自分より豊かな人と出会いたい」
と思ってやってくるんだから、当然だよね。


「豊かな人と出会う場所」と言うよりは、

「“豊かな人と出会いたい人”と出会う場所」
「“豊かになりたい人”と出会う場所」

っていう感じなんだろうね。


なので、本当に豊かな人と出会いたいのであれば、
別の場所に行ってみる事をお勧めする。


別の場所と言うのは、
豊かな人がプライベートで、オフタイムに
集まるような場所に行くのがいい。

たとえば、ワインスクールとかもいいし、
ハイグレードなジムなんかもいい。

小さなギャラリーとかもいいだろうし、
行けるのであれば、平日の昼間に開催している
男性料理教室なんかも、豊かな人が多い。

私自身は興味がないけれど、
フェラーリのオーナーが集まる交流会
なんていうのもあるそうだ。

「自分が経済的に豊かになったら
 こんな生活を送りたいなー」

「○○に囲まれて生活してみたいなー」

と思うような場所に、今から行ってみるといいだろう。

そこには、すでに豊かな人が
一番リラックスした状態で集まっていることが多い。

リラックスした状態で会えるので、
「近寄りがたい人」というよりは
「同じ趣味、興味を持っている同志」として
接することが出来るので、仲も良くなりやすい。

接し方さえ大きく間違えなければ、
すぐにたくさんの豊かな人と友達になれるだろう。


あと、実体験でいうと、
セミナーなんかも、仲間を作りやすい環境と言えるね。

「セミナー」といっても玉石混交で、
お金儲けだけにギラギラしたような人たちしか
集まらないセミナーもあるだろうし、

豊かな人もいれば、残念な人もいる、といった
セミナーもあるだろう。

そこは、君の人物選択眼と、
その人自身の在り様も問われると思うけれど、
とても豊かな人が集まるセミナーもあるので、
そこを狙ってみるのもいいだろう。

少なくとも、君が
「このセミナーで学びたいな」
と思ったセミナーの講師は、
何かしらの意味で君を豊かにしてくれる人だろう。

そのセミナー講師と仲良くなれば、
特別な関係をもつ師匠になってもらうこともできる。

試してみるのも、いいだろうね。


「とはいえ空也さん。
 豊かな人とか師匠になるような人と会っても、
 どうやって仲良くなっていいか分かりません」

という疑問もあるだろう。


なので、次回の手紙では、

「豊かな人、師匠になりうる人と
 仲良くなる方法」

をお伝えしようと思う。


今回も手紙を読んでくれて、本当にありがとう。
ではまた、手紙を書きます。


空也

 

〔雑記〕 豊かな人と仲良くなる方法

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

前回は「豊かな人との出会い方」ということで、
君の人生にプラスになるような豊かな人と、
どんな場所で出会うことが出来るかについて書いた。

出会える場所については、

「豊かな人が集まりそうな場所」で、かつ
「豊かな人がオフタイムに、リラックスした状態になる場所」
がいい、という話だったね。

加えて、有意義なセミナーなんかも、
私の実体験としては、豊かな人に出会えた
場所のひとつとして挙げることができる。

君が将来的になりたい姿に近い場所で、
豊かさを実現しているような人が集まりやすい場所を
考えてみて、行って見るのがいいだろうね。


今回は、「豊かな人と仲良くなる方法」だ。

前回の話で、豊かな人と出会う方法は分かった。

でも、実際出会ったところで、
どうやって仲良くなればいいのか、わからない。

という疑問は、当然わくよね。


なので、今回は、
「どうやったら、豊かな人と仲良くなることができるのか?」
という、具体的な方法を伝えようと思う。

では、さっそく中身に入っていこう。



さて。

「豊かな人と仲良くなる方法」だが、
そのポイントは、非常にシンプルだ。

豊かな人と仲良くなるポイント。それは、

「その人を、人として扱い、接する」

というものだ。


「はぁ?
 空也さん、何 言っちゃってるんですか?
 そんなの、当たり前じゃないですか」

と、君は思っているかもしれない。

が、豊かな人は、人として扱われたり、
接せられたりすることが、けっこう少ないんだ。


豊かな人は、まず一人の人間として接せられる前に、

「○○会社の社長さん」

とか、

「○○セミナーの講師」

とか、

「トレードで成功した人」

として接せられる。


私は、今までたくさんの豊かな人と接してきたけれど、
悩みのレベルは違うものの、みんなけっこう
「ふつうの人」だ。

たくさんの感情があり、
矛盾した思いを抱え、
夢があり、問題も抱え、それでも生きている。

「みんなと仲良くなりたい」
「たくさんの貢献をしたい」
「お金も、もっと欲しい」
「たくさんの人に認められたい」
「いい人だと思われたい」
「正直でいたい」
「自分の弱さを認めたい」
「自分の弱さを認めたくない」
「怖い」
「夢を叶えたい」

つまり、君や私と同じ「人間」だ。

なのに、はじめから作られた
「○○会社の社長」
「○○セミナーの講師」
「トレードで成功した人」
という“像”で見られることが多い。

そんな接しられかたは、
けっこう うんざりしているものなんだよね。


例えば、君自身を例に出してみよう。


仮に、今の君の生活そのものに
憧れを持っている人が、君の元に
現れたとする。

その人は、今の君の生活について
インタビューするわけだ。


「今の生活を手に入れるためには、
 どんな風にやればいいんですか?」

「やっぱりあなたくらいになると、
 悩みなんて、ないんでしょ?」

「なんか、コツみたいのがあったら、
 隠してないで教えてくださいよ」

「あー!
 やっぱりスゴイなー」


はじめは嬉しい気持ちもあるかもしれないけれど、
こんな人と心を開いて話したいと思うだろうか?


それよりは、

「今の生活、いいところもあるかもしれないですけれど、
 人が思っているほど、楽なことばっかり
 じゃないですよね~?」

とか、

「あなたのことが大好きなので、
 あなたがもっとハッピーになるために
 一緒にいろいろやりましょうよ」

と接してくれる人の方と
仲良くなりたいと思うんじゃないかな?


君自身がそうだとしたら、
君から見て豊かな人も、思いは同じだ。

もちろん、社会的に成功しているのだったら、
その部分については敬意を払う必要がある。


ただ、そこで遠巻きに見るんじゃなくて、

「人として、どう接したら喜ぶかな?」
「媚びるんじゃなくて、親愛の気持ちから
 相手を見たら、どうだろう?」

という風に接してみる。

違う世界が広がると思うよ。


もうちょっと具体的に言えば、
会社の社長とかだったら、
自分の中の「孤独」をわかって欲しいと
100%思っている。

言い方はケースバイケースだけれど、
「あなたは孤独じゃないですよ」
「あなたの孤独感を、少しでも埋める手伝いが出来ませんか?」
と伝えてあげれば、間違いなく喜ぶ。
(もちろん、心をこめてやらなければ伝わらないが)


セミナー講師だったら、
どんなプロの講師でも
「私の話を楽しんでくれているだろうか?」
「伝えたいことが、ちゃんと伝わっているだろうか?」
と、100%不安を持っている。

セミナー中、真剣に聞いて、うなずく。
積極的に質問する。
セミナー後も、邪魔にならない範囲で質問するなどすれば
間違いなく喜ぶ。


どんな人でも、
「共感して欲しい」
「自分の持っている問題を解決して欲しい」
と思っている。

だから、
相手がどんな偉そうな人であれ、

「共感するように努力する」
「相手の問題に目を向け、解決を応援できるか考える」

という姿勢を示せば、必ず仲良くなれる。

君が本気で共感しようと努力し、
相手の問題を解決しようと努力すれば、
それが例え的外れだったとしても、仲良くなれる。

それは、他の人が君に接してきたときと同じだ。




「その人を、人として扱い、接する」

このポイントだけで、君の交友関係は
またたくまに広がっていくだろう。

とはいえ、
豊かな人に急にやろうと思っても、
ちょっと躊躇することもあるかもしれないね。

変な話だが
「人を、人として扱い、接する」
というのは、慣れが必要だ。


なので、
人を人として扱うことに慣れるために、
まずお勧めする方法がある。

それは、豊かな人であろうが関係なく
人として扱い、接するという方法だ。


君がコンビニに行ったときに、
レジを打ってくれた人に対して、
名札を見て、名前を呼びかけて「ありがとう」と言う。

飲食店で料理を持ってきてくれた人に
「いいお店ですね」と伝える。

服を買おうとしたときに
「色んなお客さんが来るでしょうから、
 大変な仕事ですよねー」
と、相手をねぎらう。

なんでもいい。



人を人として扱い、接する。



君がされたら嬉しいことを、
豊かな人にも、豊かかどうかは分からない人にも
分け隔てなくやってみる。


その時点で、実は君自身が誰よりも
「豊かな人」
になっていることに、気づくかもしれないね。


今回も手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。


空也

 

〔雑記〕 自分を成長させてきた感情

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

ここ数日、私の師匠と言えるような方に
連続してお会いする機会があった。

その時、改めて
「どうやって、今まで自分が成長してきたんだろうなー?」
ということを、考えてみたんだよね。


もちろん、さまざまな要因があるとは思う。

思うんだけれど、
あらためて感じるのは、人と会ったときに

「今の自分、ホント恥ずかしいな」

「いままで、なんでこんなに生き恥さらしてきたんだろう?」

っていう思いをすればするほど、
成長をしてこれたんだな、と感じたんだ。


自分の自己顕示欲や、
もっと楽してお金が欲しい!っていう望みや、
異性にモテたい、友達に囲まれていたい、
なんていう様々な私欲を、私の師匠たちは
あっさりと
「まだそんなレベルにいるの?」
と、やさしく諭してくれる。

直接私を責めたりすることはないんだけれど、
彼らの話を聞いていると、

「なーんか、本当につまらないことに捉われていて
 ごめんなさい、恥ずかしいです」

っていう気持ちになるんだよね。


でも。

その「恥ずかしさ」は、
逆に自分の成長の証でもあるんだよね。



たぶん、今私がたとえば
イエス・キリストと対面で話したり、
松下幸之助さんと話したりしても、
そんなに恥ずかしさは感じないと思う。

「ああ、さすが偉人となる人はすごいですね」
と思うだけだと思う。


現代に生きる人でも、たとえば
ビルゲイツと話したり、ウォーレンバフェットと話しても、

「おおー!すごい!!!」

とは思うだろうけれど、
そこまで今の自分を恥じたりはしないと思うんだ。

それは、
心のどこかで「別の世界の人」だと認識をしているから。


自分が心の底から恥ずかしさを感じる時っていうのは、
自分が近いレベルまで来ているのに考えが浅かった、
という時に感じるんじゃないかな?

そして、
「今のままじゃ、ちょっとまずいや」
「これじゃあ、この人のそばにはいられないよね」
と思うことによって成長する。

そんな繰り返しが、今までたくさんあったような
気がするんだよね。



「恥ずかしい!」
「自分って、小っちぇー!!」

なんて、できることならあんまり感じたくはないけれど、
それが成長の種になったりもするんじゃないかな、
なんて思ったりもするんだよね。



君が最近、心の底から
「恥ずかしーーー!!」
「うわ、自分、小っちぇー!!」
って思ったことは、いつだろう?


そんな気持ちになっていることが多ければ多いほど、
もしかしたら成長をしている証になるのかもしれない。

逆に、
「最近、人に対して恥ずかしいと思ったことが
 ないなぁ」

っていうのは、自分よりも大きな人物と
会っていないっていうことにもなるから、
成長が止まっている、なんていう見方もできるかもしれないね。


今回も手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。



空也

 

〔心〕 暴力男と同棲する安心。

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

たとえば こんな話を聞くと、君はどう感じるだろうか?


ある所に、男女が同棲していた。

始めのうちは、彼の方がとてもやさしい人で、
女性の方も「素敵な人だな」と惹かれて一緒に住むようになった。

ところが、一緒に住んでみると、
だんだんと彼の態度が変わってきたのだ。

真面目に働いていると聞いていたのに、
ほとんどの日は働かずに、家でゴロゴロしている。

気に入らないことがあると、女性を殴ったり、
暴力をふるったりする。

いわゆる、ドメスティック・バイオレンスというやつだ。


働きもせず、暴力もふるわれる。

そんな彼と一緒にいなくてもいいのに、と
周囲の人は思うわけだ。

なのに、女性のほうは彼と別れて家を出たりしない。


彼女の言い分は、こうだ。

「だって、働かないのと暴力をふるう以外は
 とてもいい人なの」

「いつか、ちゃんと働いてビッグになる!
 って言っているし」


しかし。

実は彼女が頭で考えた理由は、
半分は本当かもしれないけれど、半分は嘘だ。

本当の本当は、もっと別の理由がある。


その理由とは、

「今の生活を変えるのが、怖い」

というものだ。


奇妙な話だが、
今の暴力をふるわれている毎日は、彼女にとって
「知っている日常」で、

安定しているかしていないかと言うと、
最悪の状態だが「安定している」状態なのだ。


人が、何よりも嫌う状態のひとつとして、
自分が安心できる、安定した状態の外に行くというものがある。


はたから見れば、

「そんな彼のところ、出て行けよ!」
「一緒にいる意味、ないじゃない!」

と思うんだけれど、彼女は出て行かない。


それは、彼女が

「暴力はないかもしれないけれど、
 まだ知らない、不安定な将来」

よりも、

「暴力をふるわれる、安定した現在」

を選んでいるから、と言えるわけだ。




「バカだなぁ、この女性」

「私だったら、絶対出て行くのに」

と、君は思うかもしれない。


でも、

我々だって、別の状況で同じようなことをやっている
ということに、気が付くはずだ。


たとえば、株の塩漬け。

はじめは
「いい株だな」
と思って、エントリーをしたわけだ。

ところが、株価が騰がると思っていたのに、
まったく騰がることがない。

それどころか、たまにガツン!と下がったりする。


働く素敵な彼だと思っていたのに、
全く働かないで、たまに暴力をふるうのと
まったく変わらない。


塩漬け株を持っている人は、必ず言う。

「でも、株価は下がっているけれど、
 とってもいい会社なんだよ」

「いつか急激に業績をのばすし、
 株価も回復するとにらんでいるんだよね」


これも、ドメスティックバイオレンスを受けている女性が

「だって、働かないのと暴力をふるう以外は
 とてもいい人なの」

「いつか、ちゃんと働いてビッグになる!
 って言っているし」

と、全く同じ。


本当の本音は、
例の彼女が生活を変えるのを怖がっているように、

「損切りをする、不安定な未来」

より、

「塩漬けをしている、安定した現在」

を選んでいるだけに過ぎない。



塩漬けだけじゃなく、他の事にも言えるかもしれない。

どんなにひどい痛み、苦しみをともなっていても、
人は「安定・安心」を選ぶ傾向がある。

状況を変えるのは、同棲相手や塩漬け株の株価であることは
きわめてまれだ。

状況を変えるためには、
今の「安定・安心」に価値がないと言うことに気づき、
思い切って「未知の未来」に飛び込んでいく必要がある。


こんな風に言っているけれど、
私だって、「安定・安心」に、どっぷりと漬かってしまっている
部分もあるだろう。

お互いに、気をつけていきたいものだよね。


今回も手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。



空也

 

〔心〕 筋トレ初日で、さじを投げるな!

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

君は、もし人に

「筋力をつけるためには、どうすればいいですか?」

と質問されたら、なんてアドバイスをしてあげると思う?


答え方は様々かもしれないけれど、多くは

「筋トレをすればいいじゃない?」

というようなアドバイスになるんじゃないかな?


腕立て伏せをする。
腹筋をする。
スクワットをする。

などなど、様々な筋トレをすれば、筋力はつくよね。


君にアドバイスをもらったひとは、

「ありがとうございます!
 さっそく今日から試してみます!」

と、喜び勇んで帰るわけだ。



ところが。次の日。

昨日アドバイスをした人が、君のところに
とっても残念な表情をしてやってきた。

君が事情を聞くと、

「昨日、腕立て伏せ100回、
 腹筋100回、スクワット100回、
 そのほかいろいろやってみたんです」

と話し出した。

君は、ふんふん、と聞いていると、彼は

「なのに、今日の朝になっても、
 全然筋力が変わっていないんです!!
 僕には、やっぱり才能がないからダメなんでしょうか?」

と言うではないか。


君は、もしそんな人がいたら、どう感じるだろうか?


「いやいや、たかが1日 筋トレしたって、
 そう簡単にはムキムキには、ならないよ」

「もっと、何日も継続しなきゃ」

って、思うだろう?



ところが、別のことになると、つい同じような
“勘違い”をしてしまうことって、あるみたいだ。

たとえば、メンタルをコントロールするために
様々な知識を学んだとしよう。

淡々と売買ができるようになるための、
様々な知識を身につけたとする。

なのに、知識を得たにもかかわらず、
どうしても淡々と売買が出来ない!

メンタルが乱れに乱れて、ついつい塩漬けをしてしまったり、
焦って損切りしてしまったり、ナンピンしてしまったりする。


そして、

「ああ~、なんて俺は弱いヤツなんだ。
 あんなに勉強したのに、
 俺には、やっぱり才能がないのかなー」

なんて、落ち込んだりする。



そんなワケないだろ!?



メンタルにも、肉体的な筋肉と同じように、
「メンタル・マッスル」というものがある。

この「メンタル・マッスル」も、
1日や2日トレーニングしたからって、
急にパワフルになるわけじゃない。

日々、コツコツと、意識して「メンタル・マッスル」を鍛えて、
はじめて精神的に強くなることが出来るんだ。


だから、

もし君が「精神力を鍛えよう」と思っているのに、
ついついメンタルが乱れてしまっても、全然かまわまい。

トレーニング中に、「メンタル・マッスル」の
負荷以上のストレスが襲いかかってきたら、
誰だって混乱する。

もし、メンタルが乱れて、取り乱した行動をとったとしても
落ち込んだりせず、

「これも、トレーニングの一環だよな」
「また、明日からがんばろう」

って、思えば、それでいい。


いつの日か、君の「メンタル・マッスル」は
とてもとても強靭になり、

「100kgのストレス」でも、
「1tのストレス」でも、
軽々と持ち上げられる人間になる。

それまで、日々「メンタル・マッスル」を
鍛えればいいんだ。



トレードのルールを破ってしまってもいい。

やめようと思っているタバコに手をつけてしまってもいい。

もう絶対やらない、と思っていたパチンコに行ってもいい。

仲良くなりたいパートナーに、
ついケンカをふっかけてしまってもいい。


「“メンタル・マッスル”を鍛えるぞ!」
という気持ちを捨てずに、
じっくり、ゆっくりやっていこうね。


今回も手紙を読んでくれて、ありがとう。

ではまた、手紙を書きます。


空也

 

〔雑記〕 保険のかけすぎは、身を縮める

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

君も、なにかしらの保険に入っているかもしれないね。

生命保険や、自動車保険、
火災保険や、地震保険など、本当に色々な種類の保険が
いま、たくさんあるよね。

保険は、いざと言うときのために、
とても重要な役割を果たしてくれているけれど、

もし仮に、こんな人がいたら、君はどう思うだろうか?


例えば、月収が30万円の人がいたとする。

その人は、何か起こったときに
自分がそれ以上危ない目にあったり、
損害を被ったりすることを極度に恐れている。

そのため、多額の生命保険、自動車保険、
火災保険、地震保険、
傷害保険、盗難保険などなどなど、
ありとあらゆる保険を自分にかけている。


ありとあらゆる保険に加入しているため、
月収のうちの20数万円が保険料で消えて行き、
手元には数万円しか残らない。

結果として、その人は毎月毎月

「生活が苦しい、生活が苦しい」

と、ヒーヒー言っているとしよう。


もし君だったら、そんな人に
どんなアドバイスをするだろうか?

「そりゃ空也さん。
 保険で毎日の生活が苦しくなっているなんて
 本末転倒ですよ」

「私だったら、無駄な保険をやめるように
 アドバイスしますね」

と、賢明な君ならば答えるだろう。


私も、保険そのものには反対はしないけれど、
日々を苦しめるような保険の使い方には、
賛成できかねるからね。


ただ。


私が見ている限り、
保険によって、日々の生活を圧迫している人っていうのが、
あまりにも多すぎるように見えるんだよね。

保険のせいで、自分のやりたいこが
本人の気が付かないうちにつぶされている。
なんてことが、たくさん起きているように見える。


ここで私が言っている「保険」は、
お金を支払って入会する、通常の意味の保険も
含まれているけれど、

もっともっと、とんでもない影響力を持つ
「保険」について言っている意味の方が大きい。


「何?とんでもない影響力を持つ保険って何ですか?」

と、君は思っているだろうから、伝えよう。


とんでもない影響力を持つ保険。

それは。

「言葉」だ。



人は、何かをやるときに、言葉で保険をかけたがる。

例えば、

「いや、私なんかじゃ、失敗するに決まってますよ」

「そんな大それた人間じゃないんで」

「私ごときが、うまくいくわけないですよ」

なんて言う言葉たちだ。


そんな言葉は、もしかしたら謙遜の意味も
含まれているのかもしれない。


ただ、謙遜よりも

「失敗したときに、恥ずかしくならないため」

「うまくいかなかった時に、自分をなっとくさせるため」

という、自分に対する“保険”の意味合いの方が強い。


たしかに、自分が失敗する姿はみっともないし、
“保険”をかけながらでも、
新しいことにチャレンジするのならば、いいかとも思う。

でも、ほとんどの人が
あまりに“言葉の保険”をかけすぎてしまっていて、
日々やりたいことにチャレンジしなくなっちゃってる
ように見えるのは、気のせいだろうか?


「私には、できない」
「私は、大した人間じゃない」
「もう年だし」
「まだ若いし」
「男だし」
「女だし」
「日本人ぽくないし」
「世間の目もあるし」


そんな保険をかけすぎて、
本当にやりたいことを、ごまかしている。
本当になりたい自分から、目をそらしてる。


「私には、できない」なんて決めてるのは
「できない」って言っている本人だけだ。

「私は、大した人間じゃない」なんて、
誰が決めたんだ?



保険をかけるのもいいけれど、たまには


「こんなにすごいことやるぜ!!」

って言って、大失敗をしてみてもいいと思う。


大失敗をしたあとに、
高らかに大笑いしてみたら、
新しい自分に出会って、新しい仲間が
君のまわりに集まってくるかもしれないよ。


今回の手紙も、もちろん自戒もこめて。


いつも手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。



空也

 

〔雑記〕 脳にポテトチップを入れ続ける人

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

そういえば、世間ではテレビの
アナログ放送が終了したらしいね。

私自身は、テレビは数ヶ月に1回
見るか見ないかという生活なので、
ほとんど意識することがなかったんだけれど。

(今、家にあるテレビも、ちゃんと
 デジタル放送を受信できているかわからないくらいだ)



君はよく、テレビを見るかな?

私がテレビを見ないからと言って

「テレビは見ちゃダメ!」

とも言うつもりもないし、テレビ自体が
必要な人もいるだろうと思う。


ただ、個人的には

「テレビは、ジャンクフード」

だと思ってる。


例えば、ジャンクフードの代表的存在の
ポテトチップって、あるよね?

ポテトチップは、とっても美味しいし、
ついつい手軽に口に出来るし、
楽しい気持ちにさせてくれる。

私も食べるし、たくさん食べる人を
非難するようなつもりもない。


ただ、

「私は健康で丈夫な身体づくりを目指します!」

って言っている人が、ポテトチップだけしか食べていなければ

「おいおい!」

と、ツッコミを入れてしまいたくなるのは、
当然だろう?



ポテトチップを食べても、もちろん全然かまわないけれど、
健康な肉体を保つためには、
それ以上にバランスの良い食生活を送ったり、
生野菜を充分摂取したりすることも大切だと思われる。

同じように、

テレビを見ること自体は、全然かまわないけれど、
脳には、テレビで摂取する以外の「栄養素」も
とっても大切だと思っている。

「私は豊かな心と、経済状態を手に入れます!」

って言っている人が、テレビだけしか見ていないのであれば、
それも、

「おいおいっ!」

という、ツッコミの対象だ。


豊かな人になるためには、

自分がなりたい人になるための知識を
本から吸収したり、

「いいなぁ」と心から思える絵や、
自然の風景を見てみたり、

プラスの気持ちになれるような言葉や音声を聞いたり、

ということが必要だと私は思うけれど、
君はどうだろうか?



人間は、非常にまわりの影響を受けやすい動物なので、
テレビから流れるような映像や言葉だけを聞いていると、
その映像や言葉だけを真実と思い込み、
その「真実」を起点にして自分の考えを広げてしまう。

ポテトチップだけしか摂取していない身体は、
しょうがないからポテトチップを材料に
肉体を作るのと、全く同じだ。



私は、今もいろんな勉強会、セミナーに参加したり、
すでに参加したセミナーのDVDや音声を
繰り返し聞いていたりする。


それは、新しい知識を得るためというよりは、
「脳に、常に良い栄養を送るため」
みたいな意味合いが強い。

いい内容の話は、
自分の脳に、いいインスピレーションを与え、
いい実生活を生み出してくれる。


凶悪犯罪のニュースや、人の不幸の話は、
自分の脳に、「これが現実だ」と思い込ませ、
実生活に望まない現実を生み出してくれる。


テレビをみるのも、もちろんいいけれど、
「これは、ジャンクフードの範囲で楽しもう」
くらいの気持ちだと、いいかもしれないね。



「セミナーの話なんて、現実的じゃないですよ」
「理想論ばっかりじゃないですか」

なんていう反論もあるかもしれない。

私も、「セミナーは現実的じゃない」とも思う部分もあるし、
「理想論が多い」と思うようなセミナーもある。


でも、

それを言ったら、テレビだって同じだ、とも思う。

テレビで流されているニュースは、
起こった事件がレアだから流されている。

たとえば、

「近所の犬が、吠えました」

なんていうニュースは、当たり前すぎて流れない。


凶悪犯罪も、政治の混乱も、世界の戦争も、
レアだから、ニュースにされる。

世界では、99%以上の人の日常では、
ほとんど凶悪犯罪も起きていないし、
政治の混乱も、日々の生活では影響は少ないし、
世界のほとんどの場所では、戦争は起こっていない。

バラエティ番組も、映画も、ドキュメンタリーも、
現実には起こっていない、あるいは非常にレアな
ことだけを集めて放送している。



セミナーとかも、もしかしたら非常にレアな
ことを集めて発信されているのかもしれない。

でも、

テレビとセミナー、どちらの「レアさ」が好みか?

というと、私は自分の脳にプラスの刺激を与えてくれる
セミナーの方を選択している、というだけだ。


どちらを「脳への栄養源」にすると、
君は気持ちよく毎日を送れるだろうか?

気持ちのいい方を選択できるといいね。


今回も手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。



空也

 

〔技〕 資金効率最大化を追求する

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

最近、トレードと直接的には関係ないように
見える話が続いたので、
今日は、私が使っているトレードルールについて、
少しだけ話をしようと思う。


今まで、自分がメインに使っているトレードルールは、
試行錯誤の上、何回か変わっている。

その中で、どうやら現行の市場の制度では、
デイトレードが最も資金効率が良いので、
メインのルールはデイトレードにすることにしている。



以前にも話したことがあるのだが、
トレードの利益と言うものは


利益=資金量×売買回数×期待値


で構成されている。


圧倒的な資金量を持っていたり、
資金量や売買回数の少なさを完全にフォローできる
期待値の高いトレードルールが作れれば何の問題もない。

しかし、たいていの人は
自分が運用し尽くせるような圧倒的な資金を持っていないし、
継続的に機能し続ける、期待値の高いルールを
作るのも難しい。


なので、

資金量と期待値をフォローしやすい「売買回数」を
最大化することが、もっとも利益に繋がりやすい。


と、考えると、現行の市場の制度では
デイトレードで

「現物取引で、銘柄を変えながら無限に売買する」
という方法か、

「信用取引で、信用枠いっぱいを毎日使う」
という方法が、もっとも資金効率が高い。


私が今メインに使っているルールは、後者の
「信用取引で、信用枠いっぱいを毎日使う」
というルールだ。


前者の
「現物取引で、銘柄を変えながら無限に売買する」
という方法を取れれば、もっと資金効率は高まるだろう。

しかし、現状では、それほどたくさんの候補が出てくるような
ルールを作れてはいないし、
期待値の計算ができないということから、
信用取引を使うことにしている。
(現物だと、空売りもできないしね)


信用取引で、寄り付きで成行でエントリーをし、
大引けで成行で決済する。

指値などを使うと、エントリーができない銘柄も出てきてしまうので、
成行エントリーに統一している。

これも、すべて運用資金の最大化の効果を狙ってのことだ。



そして。


工夫と言えば、あとひとつある。

例えば、200万円の運用資金があったとして、
ある日のエントリーの候補銘柄が10個あったとしよう。

そして、そのどれもが1,000円の株価で終了していて、
売買単価が1,000株だったとする。
(現実的にはありえないが)

ここで、ザラ場前に、寄り付きで成行の注文をすることとしよう。


まず、信用取引を使うので、資金は

200万円×3倍=600万円となる。


すべての銘柄に1,000株ずつ
「寄り付きで成行」
注文をするとなると、何銘柄に入れるだろうか?


「600万円で1銘柄100万円使うから、
 6銘柄じゃないですか?」


と思うかもしれないが、ちょっと違う。


どの証券会社でも、「成行」の注文の場合、
「ストップ高/安」の場合でもエントリーできるように、
資金の拘束は厳しくなっている。

今回の場合だと、1銘柄につき120万円の
資金拘束が行われるため、


600万円÷120万円=5

となり、
事前の注文では5銘柄までしか注文が出来なくなるわけだ。



なので、
このような場合は、5銘柄までを注文をしておく。
(手数料などは、今回は考慮していない)



ここからが「工夫」の部分だ。


さて、事前の注文を完了させた状態で、
いざザラ場がスタートする。

事前に注文をしておいた銘柄は、
始値でどんどん注文が約定していくわけだ。


中には前日よりも高く始まる銘柄もあれば、
安く始まる銘柄も、前日と変わらない株価でスタートする
銘柄もある。

そして、たいていの場合は、ストップ高/安ではない株価で
約定されていくのは、わかるだろう?


ここで。


ほとんどの銘柄の注文の約定が完了すると、

「ストップ高/安の場合でもエントリーできるように」
拘束されていた資金が、解放される。

資金の余力が、解放されるわけだ。



先ほどの例だと、

たとえば注文を出していた5銘柄、
全ての銘柄が、前日と同じ1,000円あるいは
それよりも低い株価でスタートしたとしよう。


その場合は、拘束されていた資金のうち
100万円以上が解放されることになる。


すると、どうなるか?


運がよければ、6銘柄目、7銘柄目の候補にも
エントリーが可能になる、というわけだ。

ルール上は
「寄り付き成行でエントリー」
だったとしても、
始値で指値注文をすれば、同じ条件になる。


なので、

事前に注文をしていた銘柄の約定を確認後、
さらに「追撃」で、候補銘柄のエントリーをすれば、
より資金効率は良くなる、というわけだ。


今回の内容は、ちょっと分かりにくかったかもしれないけれど、
「資金を、より効率的に使うためには?」
ということの参考にしてもらえればと思う。


今回も手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。


空也

 

〔雑記〕 起業を目指す人が陥るワナ

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

私は、普段は専業トレーダーなんだけれど、
会社経営などをしていた経験上から、
起業の相談を受けることが、しばしばある。

そんな中で、起業を目指している人が
たいてい陥ってしまっているミスがあるので、
今回はその話をしようと思う。


「空也さん、この商品だったら、
 絶対に売れると思うから、起業しようと思う」

「私の、このノウハウだったら
 お金を払ってでも聞きたい人がたくさんいると思うの」


まともに起業しようと思っている人の8割は、
「何を売るのか?」
ということは、だいたい決まっていることが多い。

ダイエット食品。
ヒーリングマッサージ。
携帯のアクセサリー。
自分の知識のセミナー。
オリジナルゲーム。

などなどなどなど。

みんな、その人が長い年月をかけて磨いてきたものなので、
商品自体はほとんどの場合、良いものが多い。


「自他共に認める商品なんだから、売れる!!」
と思うのも、無理はないと思う。


しかし、そこが起業の落とし穴であることが多い。

なぜならば、「いいモノ」というのは、
お金を得るのに必要な3つの要素のうちの、
1つでしかないからだ。


以前、

「お金は、仕組み作りの対価だ」

という話をしたことがあるけれど、
「いいモノ」というだけだと、仕組みにもなんにもならない。

ただの「いいモノだね」というだけで終わってしまう。

残りの2つの要素があって、
はじめて「いいモノ」は「いい商品」になり、
販売に繋がっていく。


さて、ここで問題。

「いいモノ」以外にも、お金を作るうえで、
そして起業をする上で
絶対に必要な要素があるんだけれど、それはなんでしょう?

今回の要素は、「資金量」とか「従業員」とかではない。

純粋に、起業して、その会社が利益を生むために必要な要素だ。
要素は「いいモノ」以外に、2つある。
シンプルに考えてみて欲しい。


考えてみたかな?

では、ひとつひとつ見ていこう。


まずひとつは、先ほどから言っている「いいモノ」。

これは、起業を考えている人は、たいてい用意しているから、
実は、あまり重要な要素ではない。

リピートしてくれるお客さんをつかむためには、
いいモノを適切な価格で提供する必要はあるんだけれど、
残りの2つの要素が良ければ、別に「悪いモノ」でも
売れるには売れる。


では、残り2つの要素とは、何か?

それは、

ひとつは「いい顧客リスト」。

もうひとつが、「いいセールス」だ。


「いい顧客リスト」
というのは、これから販売する商品を
欲しがるような見込み客にアプローチできるリストだ。

ダイエット商品を売るつもりならば、
ダイエット商品に興味のある人が載った顧客リスト。

携帯のアクセサリーを売るのであれば、
携帯のアクセサリーに興味がありそうな人のリスト。

これが必要になる。


起業を目指す、たいていの人は、
「顧客リスト」がないまま、商売を始めようとする。

はじめはしょうがないことだとも言えるので
まだ仕方ないことなんだけれど、

「これからどうやって見込み客を集めようか?」
ということを、まるで考えていない起業家が多く、

「商品さえよければ、あとは何とかなる」
みたいな、“行き当たりばったり”で起業して、
そして失敗する。という人が、後を立たない。


いい顧客リストさえ集められれば、
どんな商品でも、セールス手法が悪くても
飛ぶように売れる。

「今、砂漠にいて、24時間水を飲んでいない人」
のリストが手に入れば、
どんなにまずいミネラルウォーターでもバカ売れする。

まずは、「いい顧客リスト」を、どうやって集めるか?
というところから、起業は考えたほうがいいだろう。



もうひとつ。
「いいセールス」。

これも「いいモノ」磨きだけをやってきた人は
たいていバカにしている。

セールスの力は、偉大だ。

商品が必要な人に、
その商品が必要だと言うことを気づかせ、
その商品の効能を信じさせ、
その商品を購入するという行動まで起こさせる。

極端な話、商品がどんなにバカげたものであっても、
セールスの力さえあれば、顧客リストの最大限度まで
商品を売ることが出来る。

それこそ、「エスキモーに氷を売る」ことも可能だろう。



「いいモノ」も、もちろん大切だけれど、
いま言った3要素が、ちゃんと仕組みになることで
起業はうまく軌道に乗せることができる。
というわけだ。


いつもと同じような計算式で表すならば、


お金 = いいモノ × いい顧客リスト × いいセールス


って言うわけだね。


これから起業を目指す人
(まぁ、君は目指していないとは思うけれど)は、

1.売る商品を、ある程度決める
2.その商品が欲しい人の見込みリストを作る
3.セールスを磨く
4.売る商品を確定する

くらいの順番でやることをお勧めする。


もし、

「顧客リストなんて、全然分からない」
「セールスなんて、したくない」

なんていう場合は、他の人と組めばいい。


世の中には、

「リストはあるけれど、売るモノがない」

「何でもセールスできるけれど、リストも商品もない」

なんていう人もいる。


そんな人をみつけて、それぞれの得意分野を出し合って協力する、
なんて方法も、あるだろうね。


今回の話では蛇足だけれど、
非常にうまくまわる会社(=利潤を得られる会社)っていうのは、
今言った3要素プラス、あと3要素を持っている。

全てを挙げてみると、


・常にいいモノが生み出されている「いいモノ」を持っている。

・常にいい見込み客が見つけられている「いいリスト」を持っている。

・常にいいセールスができる「いいセールス」を持っている。

プラス、

・常に必要な資金が用意できる「いい資金」を確保できている。

・常に全てがベストの状態でいられる「いいメンテナンス」が出来ている。

・常に全ての要素がベストでまわる「いい判断」をするトップがいる。

って感じかな?

6つの要素を、すべて一人で請け負うことも出来るし、
何人か、あるいは何社かで分担することも出来る。

もし自分が起業するとしたら、
いまある要素は、なんだろうか?

そして、いま足りていない要素は、なんだろう?


そんなことを考えてみるのも、面白いかもしれないね。


要素に分けるということは、トレードにおいても大切なことなので、
起業予定がなくても、考えてみるのも面白いかもしれないよ。


今回も、手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。



空也

 

〔雑記〕 ビジネスを継続させるための3要素

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

前回の「起業を目指す人が陥るワナ」の手紙で、
起業をして、うまく利益を生み出すための
3つの要素の話をした。

3つの要素とは、

・いいモノ

・いい顧客リスト

・いいセールス

だったね。


君はてっきり、起業がらみの話は
たいして興味がないと思っていたので、
さらりと話すだけにしようと思っていたところ、
思いのほか興味を示してくれたようだ。

たしかに、経済的に豊かになる方法は、ひとつではない。
トレードで豊かになってもいいし、
ビジネスで豊かになってもかまわない。

君が少なからず興味をもつのも、
考えてみれば当然だったかもしれないね。

なので、
今回も少し起業に関する話をしてみよう。

これからも、たまにビジネスの話をしてもいいかもしれないね。

「起業」までいかなくても、
副業レベルでも基本は同じなので、
お金を稼ぐための知識として、知っておいてもいいだろうからね。



さて。

では今回は、前回本当にサラリとだけ書いた、
もうひとつの3要素について説明しよう。


前回書いた

・いいモノ

・いい顧客リスト

・いいセールス

は、お金をもたらすために必要な3要素だ。


対して、今回説明をするのは、
ビジネスを継続するために必要な3要素といっていいだろう。

ビジネスを継続させるためには、

・いい資金

・いいメンテナンス

・いい判断

の3要素が必要になる。


ひとつひとつを説明していこう。


まずひとつめ。「いい資金」。

これは、わかりやすいだろう。

商品を作ったり仕入れたりするためにも、
設備投資をするためにも、
外注先に支払いをするためにも、

ビジネスの規模に応じた資金というものは必要になる。


資金を使って、
「いいモノ・いい顧客リスト・いいセールス」を運用し、
お金を殖やして、さらに仕組みを拡大化させてゆく、
というのが、ビジネスの基本だよね。


当たり前の話だけれど、
この資金も、自分だけで用意しなければならないなんていう
決まりは、ない。

前回話した
「いいモノ・いい顧客リスト・いいセールス」を
そろえさえすれば、いくらでも貸してくれる人や組織が現れる。

ぶっちゃけ、銀行や資金を出してくれる投資家が聞きたいのは

「いいモノって、何を売るの?
 いい顧客リストって、誰に売るの?
 いいセールスって、どうやって売るの?」

ということだけだ。

全てが揃っていて、確実に損をしないとわかれば、
規模に応じてお金を貸してくれる。

で、

“いい”資金というのは、
安定的に供給がされて、金利が適正な資金、
ということになるよね。

小さい規模のビジネスならば、
手持ち資金から出すだけで“安定した資金量”で
“金利ゼロ”となるだろう。

わかりやすいよね?



次に行こう。

ふたつめは、「いいメンテナンス」。

これは、非常に範囲が広い。

「いいモノ」を「いい」状態で保つためには、
在庫管理・品質管理が必要だろうし、

「いい顧客リスト」を「いい」状態で保つためには、
見込み客や購入客への顧客サポートが必要だろうし、

「いいセールス」を「いい」状態で保つためには、
時代や顧客に沿った形で、定期的なメンテナンスが
必要になるだろう。

他にも、
「いい資金」を適切にまわしていくためには、
経理処理も適切でなければならないし、
税務処理も必要になるだろう。

この「メンテナンス」は、
ほとんどがコストがかかるものばかりだ。

しかし、「メンテナンス」ひとつひとつは
「必要だ」と判断するのが、他の要素に比べると
非常に簡単だ。


在庫・品質管理も、
顧客サポートも、
セールスのメンテナンスも、
経理処理も、
きれいな事務所も、社屋も、
すべて「必要だ」と思うことが、簡単に出来る。

結果として、自分のビジネスの生み出すお金よりも
はるかに高額なメンテナンス費用を使ってしまい、
ビジネスがまわらなくなる、
ということは、よくある。

メンテナンスは、非常に大切だけれど、
生み出すお金とのバランスを考える必要があるだろう。




最後。

みっつめは、「いい判断」。

今まで書いてきた5つの要素、つまり、

・いいモノ

・いい顧客リスト

・いいセールス

・いい資金

・いいメンテナンス

は、全てが大切な要素であることは間違いない。

ただ、ビジネスをやっているときには、
5つの要素が最高の仕組みになるために
「あるものを捨て、あるものを選ぶ」
という判断が必要になる。


「いいモノ」なんだけど、顧客が望んでいないモノだ
と判断したら、その「いいモノ」は捨てる必要がある。

「いい顧客リスト」なんだけど、今後のビジネス展開上、
一部の顧客が離れてしまうことを覚悟する時も
あるかもしれない。

いいメンテナンスを、コストを理由に
手放すなんてことは、日常茶飯事だろう。


5つの要素が揃った上で、
「いい判断」が出来れば、お金を稼ぐことは
非常に簡単な話だ、と言うことが出来るだろう。



「空也さん、そんなに簡単に言いますけれど、
 5つの要素を揃えることって、
 並大抵のことじゃできませんよ」

「5つの要素を揃えられたら、
 判断することなんて、けっこう簡単じゃないですか?」

なんて思っている君に、
ひとつ、5つの要素を揃えるのが簡単な
お金儲けを紹介しよう。


このお金儲けは、

・すでにいいモノがあり、いつでも仕入れられる。

・その「いいモノ」に興味を持っている顧客に、
 すぐリーチすることが出来る。

・「セールス」に関しても、いつでも売る方法が
 確立されている。

・自己資金だけでもできるし、
 非常に低金利で、ほとんどの人にお金を貸してくれる
 システムがある。

・在庫管理や記帳などのメンテナンス費用は、
 ほとんど発生しない。
 税金も、かなり優遇されている。

という方法だ。


「判断」だけで、お金を生み出すことが出来るという、
夢のような方法だ。

私はこのお金儲けをやっているし、
君も、いつでもできる。

というか、君は、すでにやっているんじゃないかな?



そう。

5つの要素が、すでに揃っているお金儲けの方法とは、

「トレード」

のことだ。


ビジネスと比べると、「判断」がシビアではあるものの、
非常に恵まれているお金儲けの方法であるんだよね。


君がどのような方法で経済的に豊かになっても
私は嬉しいが、「トレードができる」ということは
相当有利な立ち位置にいる、という風に考える時も
あってもいいかもしれないね。


今回も、手紙を読んでくれて本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。



空也

 

〔雑記〕 悩みが激減する方法

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

君にも、

「なんでこんなに頑張っているのに、
 なかなか思ったとおりにならないんだろう?」

とか、

「どうして、こんなに悩みが尽きないんだろう?」

なんて思っている時があるかもしれない。

今回は、その辺のメカニズムについて考えてみたいと思う。


なんで、人は悩みが尽きないのか?

その最も根源的な原因のひとつは、

「正義と正義がぶつかるから」

ということに尽きると思う。


シンプルな例で、詳しく説明しよう。

例えば、君に

「もっと健康になりたい?」

と聞けば、たいていの場合「はい」と答えるだろう。

それは、「健康」というものが、
君の欲しいもののひとつだし、それを手に入れることは
正しいと思っているからだろう。

ちょっとカタい表現だけれど、君の中で「健康」は
「正義」なわけだ。


また、別のときに

「もっと、美味しいものをたくさん食べたい?」

聞けば、それもまた、たいてい「はい」となるだろう。

「美味しいものを食べる」「楽しむ」ということも、
君の欲しいもののひとつだし、楽しむために
人生はある、というのも一面の真実だからね。

「美味しいものを食べる」「楽しむ」ということも、
君の中で「正義」になるわけだ。



ところが、

「健康」と「美味しいものを食べる」というのは、
しばしば 相反する行為になることがある。

「健康」を手に入れるためには、
「美味しいものを食べる」ことを抑制することもあるし、
逆もまた真なり、といえるだろう。

ここで、悩むわけだよね。


他にも、けっこういろいろある。

「家族にとっていい人間である」という正義と、
「社会において仕事を全うする」という正義。

「全員のコンセンサスを得る」という正義と、
「スピーディーに決断する」という正義。

「安全で、安定した生活」という正義と、
「変化と刺激に富んだ生活」という正義。


別に、直接ぶつかり合っていなくても、
どれを優先するかというだけで、相当の大問題だ。


なので、もし今
「どうしてこんなに悩むことが多いんだろう?」
と考えているような場合には、
君の中の「正義」の整理をしてみるといいと思う。

やり方は簡単だ。


まず、君の中の「正義」を、思いつく限り書いてみる。


ここで言う「正義」とは、

君の欲しいものであったり、

君が大切にしている考えであったり、

君が常識だと思っていることであったり、

君がしなければならないと思っていることだ。


考えていくとキリがないかもしれないけれど、
最低30個くらいを出してみるといいだろう。

それをカードに書き出してみたり、
エクセルなどの表計算ソフトに書いてみて、

自分の「正義」の優先順位をつけてみるんだ。


たとえば、

まず、「健康」と「楽しさ」を比べてみて、
どちらを優先するかを決める。

仮に「健康」が優先されるのであれば、
「健康」を上位に位置させてみる。

次に、たとえば「生活の安定」という項目があったら、
今度は「生活の安定」が、どの位置にくるかを
考えてみる。

仮に、第1位にするのならば、
「生活の安定」「健康」「楽しさ」
と並べてみる、という具合だ。


もし今のような並べ方をしたのならば、
生活の安定のためには、少々体に無理をしても
生活の安定をはかる。
そして、楽しさは他の2項目の後に楽しむ。
という生活になる。


仮に、さっきの順番が
「楽しさ」「健康」「生活の安定」
になれば、どうだろう?

健康よりも、生活の安定よりも
楽しさを優先させて生きていくことになる。


どちらも、素敵な価値観だし、正義だ。



他の人から見てどうかは別として、
君の中の「正義」は、君自身の中で整理をしておくと
悩みは多少減るだろう。

もちろん、いつもいつも順位が変わらない、
というわけにはいかないかもしれないけれど、
原則的な優先順位を客観視しておくのは、
悩みを減らす助けになるに違いない。


そして、

一度この作業をやっておくと、
他の人に対しても、寛容になることが出来る。

君から見てとっぴな行動でも、

「ああ、この人は今、“楽しさ”を優先させているんだ」
とか、

「この人は、“特別扱いされること”を正義にしているんだ」

といった見方ができるようになる。
(少なくとも、整理をする前よりは)


なので、
人に対する見方を鍛えるためにも、
時間を作ってやってみるといいと思うよ。


もちろん、君の第1優先順位の「正義」が、
なんであろうと、私はいいと思う。

「特別扱いされること」が第1優先でもいいし、

「性的快楽」が第1優先でもいいし、

「政治批判をすること」が第1優先でもかまわない。

どんな「正義」の優先順位が上の方がいい、
なんてことは、大して無いんじゃないかと思っているからね。


興味があったら、
ぜひやってみてほしい。


今回も、手紙を読んでくれて、本当にありがとう。

ではまた、手紙を書きます。


空也

 
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