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はじまりの手紙~1通目


こんにちは、トレーダーの空也です。


まずは、この手紙を開いてくれたことに
心から感謝します。

君が読んでくれなかったら、
この手紙はただの、何の価値もない
文字の羅列に過ぎなかっただろうからね。

だから、まずはお礼を言いたい。
ありがとう。



さて、私がこの手紙を書いているのは、
君がしてくれた「告白」がきっかけだ。


先日、君は

「今、株をやっているのに、全然勝てない」

「含み損が、とうとう300万円を超えてしまった」

「本当は株で安定した収入を得て、自分を変えたい」

と、私に告白してくれたね。


そして、

「空也さんみたいに、株で生活をしていくための
 ノウハウを教えてほしい」

という、一大決心を伝えてくれた。



私は、君の一大決心の告白を聞いて、正直とても
びっくりした。

なんでびっくりしたか?って?
大きくは2つ、びっくりした事がある。

ひとつは、
君が株のトレーダーを本気で目指すと言い出すとは、
まったく予想していなかったから。

そしてもうひとつは、
私に「ノウハウを教えてくれ」と、面と向かって
直球でお願いしてきた人は、今までいなかったから。

そして、この2つのびっくりした事が
そのまま私を行動させるきっかけになったんだ。



まず君が株に興味を持ったこと自体が、ちょっと意外だった。

他の事はともかく、金銭的な事では
君は保守的な考え方を持っていると思っていたからね。

普段の君は、大胆な考え方と慎重な考え方を
バランスよく持っている人だと思う。

必要な時には、大胆に行動できる力も持っていながら、
普段は賢明に物事に対処する力を持っている。

そして、お金というとてもデリケートな問題については
冒険をするタイプというよりは、どちらかといえば
堅実な選択をすることが多かったように見える。

でも、
そんな君が本気で株を学びたいということは
それだけ真剣な決心なんだろう。

他でもない君がした決心には、
私も真剣に答えようと思う。


もうひとつ。

私の生活を見て、今まで何人もの人が
「トレーダーって、楽に稼げていいなぁ」
「私にも、勝てる銘柄を教えてよ」
と半分冗談まじりに言ってきた。

逆に、
「株で食ってるなんて、ちょっとおかしい」
とか
「やっぱり額に汗して働かないと」
とか、ネガティブな反応をした人もいる。

私にとっては、どちらの人も
「距離を置いて、遠巻きに見ている人」
にしか感じられなかった。

当事者になりきれないし、
当事者になるつもりもない。
そんな風に感じられた。
本気でトレーダーになるつもりは無いのだから、
当然といえば当然だよね。


でも、君は
「トレーダーになりたい」
「ノウハウを教えてほしい」
と、正面きって言ってきた。

はじめは、
「臆面もなく、よくそんなことが言えるな」
とも思ったんだけれど、君と直接話をしているうちに
考え方が変わった。

君の中に、完全に自分が当事者になる、という
覚悟を感じたからだ。

もし君がトレーダーという当事者になるのならば、
今までひやかし半分で話をしてきた人たちとは
まったく違う。

君は私の同志だ。
トレーダーとして大切な考え方を伝えるのに最適な人物だ。

ならば、君が真剣に自分の熱意と時間をかけて
学ぶ姿勢に応えて、私も君と同じか君以上に熱意を持って
伝えていきたいと思う。



この前君に話したとおり、
私も今まで、なんの手がかりもないヒヨッコトレーダーから、
現在に至るまで、いろいろな経験をしてきた。

何億という利益を出してきた分、
何億という損失も出してきた。

もちろん、損失を上回る利益を出し続けているからこそ
今、こうやって手紙を書くこともできているのだけれど。


君も、まったくの手がかりのない状態から
本格的なトレーダーになるのだとしたら、私と同じような
道程が必要になるかもしれない。

数億の損失という「市場への授業料」を
支払わなければならないかもしれない。

でも、
君は私に声をかけてくれた。

もし君が柔軟に私の話に耳を傾けて、
聞いた話からヒントを得て行動をするならば、
数億という「市場への授業料」は支払わなくてすむはずだ。

私が、すでに支払った「市場への授業料」を
君が支払う必要は、ない。


私はこれから、手紙を通じて君に
株で利益を出し続けるために必要なことを伝えていく。

君は、私が伝えたことを道しるべに
「こうやれば、こう考えればいいんだ」
と思うものは実行すればいい。

もちろん
「いや、これは空也さんが間違っているだろう」
とか、
「この考え方は受け入れられない」
というものも、あっていい。

これから伝えるものが、すべて君にフィットするとは
限らないんだから、柔軟にとらえてくれればいい。


これからの手紙が、
君のトレーダー人生を豊かなものにすることを
心から願って。


ではまた手紙を書きます。




空也
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はじまりの手紙~2通目


こんにちは、トレーダーの空也です。

君の
「利益の出せるトレーダーになりたい」
という決意表明。
あれから気持ちはゆらいでいないかな?(笑)


さて、ではさっそく最初のレッスンを
はじめて行こうか。

とはいえ、今回の話はレッスンを
始めるにあたっての準備の話。

今日の話は、これから私が伝えていく
「利益の出せるトレーダーになるための授業」の
カテゴリー分けの話。

「カテゴリー?って?」
と、君は疑問に思うかもしれない。

なので、まずはカテゴリーの説明をさせてもらおうか。


さて。
トレードに限らず、
どんなノウハウを学ぶにしろ、
カテゴリー分けがあった方がわかりやすい。

例えば、学校で学ぶ授業にしても
“国語”とか“算数”とか、
おおまかなカテゴリー分けがある。

そして、そのカテゴリーの中で
基礎となるものから学んで、徐々に
応用した話に進んでいくように出来ているよね。

何のカテゴリーもないまま学ぼうとすると、
教える方も、教えられる方も混乱したまま
話が進むことになりかねない。

学校の授業でも、
「かけ算」を学びながら、同時に
「漢字」を学び、さらに同時に
「歴史」を学ぶ。
なんて授業だったら、わかりにくいこと
この上ない。

例えば、こんな授業になる。

「・・・
 つまり、2×0=0となりますが、
 この数字の2は、漢字で弐とも書きます。
 そして、もともとゼロという概念を
 考えたのはインド人で・・・」

こんな授業があったら、
君は受けたいと思う?

私だったら、ごめんこうむりたいね。

せっかく学ぼうという意思はあるのに、
何を学べばいいのか全くわからない。

伝えようとしている事の焦点がボケて
いるからだ。

伝えようとしていることを
ごちゃ混ぜにしたまま授業を続けていると、
知識や技術がアップするどころか、学ぶ側の
学ぼうとする気持ちさえ萎えてしまいそうだよね。

だから、そうならないために
学校の授業や、洗練されたノウハウは
わかりやすいカテゴリーに分けられて整理されている。


でも、

こと株の勉強となると、なぜかごちゃ混ぜの
ノウハウを提供しているものが後を絶たない。

テレビに出てきている証券アナリストの話や、
本屋に売っているような株雑誌。
その他、さまざまなメディアで今は株が学べる。

けれど、「教える側が本当にわかっているの?」
と思うくらい、ごちゃ混ぜの情報を
垂れ流しているところが、本当に多い。

例えば、チャートの話をしたかと思えば、
すぐ次に企業価値の話をする。

相場の格言を持ち出したかと思ったら、
損切りは○%で、といったテクニックの話になる。

これでは、学ぶ側が混乱してしまうのも
無理はない。

今、利益を出しているトレーダーが少ないのも、
情報が整理できにくい環境のせいが
あるんじゃないかと思う。

「もしかしたら、自分たちが儲けるために、
 わざと混乱した形で情報を提供しているん
 じゃないよね?」
と疑ってしまうくらいだ。



おっと、ちょっと話が脱線したね。
話を戻そう。

君は、これから真剣にトレードを学ぼうとしている。

私は、君に出来る限り効率的に、
そして混乱が少ない形でトレードを教えていきたい
と思っている。

そこで、
まず、トレードのレッスンをはじめるにあたって、
学ぶ必要のあるカテゴリーを整理しておこう
という話だ。

カテゴリー分けをどんなものにしようかと
いろいろ考えたんだけれど、
君にも聞き覚えのある形で分けることに決めた。


利益を出し続けるために必要な要素。それは

【心】
【技】
【体】

の3つに分けられる。

なんか武道の教えのようだけれど、
このようにカテゴリー分けすると、
すっきりと全てを伝えられる。

トレードにおける「心・技・体」。
まずは大まかに伝えると。

------------------------------------------------------

【心】
トレーダーとして、気づくべき考え方。心のありよう。
メンタル面の話。

【技】
具体的なテクニック。
実践的売買手法やマネーマネジメントの話。

【体】
株式用語の基礎知識や、トレード環境の整備など。
基礎的な土台として必要な話。

------------------------------------------------------

この3つの要素が折り重なって
継続して利益の出せるトレーダーでいられていると
私は思っている。


これからの手紙は、1回の手紙では
どれかひとつのカテゴリーを主題にして伝えていく。

君も、
「今日の手紙では、“技”を学べばいいんだな」
といったように、意識して読んでもらえると
理解が早いと思うよ。


そしてさらに、今のところ
「心・技・体」
の3つのカテゴリーに、それぞれ2つずつの
科目を用意してある。
この科目については、あとで増えるかもしれない。

大きなカテゴリー分けの中の、中分類といった
イメージだ。

それぞれ、

【心】
  ・思考回路のスイッチOFF
  ・思考回路のスイッチON

【技】
  ・トレードルール
  ・マネーマネジメント

【体】
  ・トレード知識のインプット
  ・トレード環境の整備

という科目で進めるつもり。
今は、それぞれの科目についてわからなくていい。
これから、ひとつひとつを丁寧に
伝えていくので、気持ちを楽に持っていて
くれればいい。


今回は、ここまで。
次回の手紙から、それぞれのカテゴリーの
詳しい説明をしていこう。

今回の話では、
カテゴリー分けをすることの重要性。
それと
トレードにおける「心・技・体」。
をなんとなく把握してもらえればいい。

レッスンは始まったばかり。
まずはお互いの気持ちのエンジンを高めていこう。


ではまた手紙を書きます。



空也

はじまりの手紙~3通目


こんにちは、トレーダーの空也です。

今の君はきっと、
「早く一人前のトレーダーになりたい」
「そして、すぐに実践して、稼げるようになりたい」
と、ワクワクした気持ちでいっぱいなのかな?

そして、
「準備はいいから、早く具体的なことを
 教えてくれ!」
と、ちょっとあせった気持ちになっているところも
あるかもしれない。

私も君と同じだ。
今、君に伝える事に、とてもワクワクしているし、
具体的なことをすぐに伝えたい気持ちでいっぱいだ。

ただ、前回のカテゴリーについて、
もう少し説明をしておいた方が、これからの学びを
飛躍させることが出来るとも考えている。

なので、
今回は、もう少しだけ前回のカテゴリーの話をして、
次回から具体的なレッスンに入ることにしよう。

最低限の準備もしないまま本番を迎えると、
あとで後悔することになるのは、
トレードでも、このレッスンでも同じことかも
しれないね(笑)



では、早速今回の内容である、
カテゴリーの詳細について説明していこう。

前回の手紙で、これからの学びは
「心・技・体」に分けて伝えていくという
話をしたね。

そして、「心・技・体」の概要は
このようなものだと書いた。


------------------------------------------------------

【心】
トレーダーとして、気づくべき考え方。心のありよう。
メンタル面の話。

【技】
具体的なテクニック。
実践的売買手法やマネーマネジメントの話。

【体】
株式用語の基礎知識や、トレード環境の整備など。
基礎的な土台として必要な話。

------------------------------------------------------

今回は、この内容を掘り下げて説明をしていこう。



トレードで継続して利益を出していくためには、
「心・技・体」のすべてが必要となってくる。

個人的には、「心・技・体」のどれもが均等に重要で、
「「心・技・体」の中でも、これが最重要」
といったものは、ないと考えている。

ただ、
これからトレードを学ぶ上での分かりやすさ、
分かりにくさのようなものは、ある。


「心・技・体」のうち、

「心」は、非常に抽象的で、
やや分かりにくいというか、消化しにくい話が
多いかもしれない。

逆に「体」は、一度聞けば
「ああ、なるほど」
と、スッと頭に入る話が多いと思う。

「技」は、両者の中間くらいかな。

なので、詳細の説明も、あえて
「心・技・体」の順序ではなく、
体→技→心の順で伝えていくので、
注意して読み進めてほしい。


では、詳細に入ろう。


------------------------------------------------------

【体】とは?

------------------------------------------------------

「体」は、トレードの土台となる部分だ。

用意するべき物的なもの。
知っておくべき知識的なもの。
また、実際にトレードをする際の
トレード環境について準備しておくべきことなどを
「体」で学んでいこう。


具体的には、例えば、

最低限知っておかなければならない証券用語だったり。
株トレードをしていくための最低限必要な資金だったり。
ネットトレードをする際のパソコン環境。
それと証券会社の選び方なんかも含まれる。

この「体」に関しては、一度説明をすれば、
「ああ、なるほど」
と理解できることが多いだろう。

例えば、
「チャートというのは、ある期間の株価の変動を
 図でわかりやすく書いたものだ」

と説明すれば、その部分に関しては議論の余地がない。

単純に、「知っている」か「知らない」か。
あるいは「準備できている」か「準備できていない」か。
それだけの話であることが多い。


ただ、

当たり前の話だが、君がトレードをする際に
「知っている」か「知らない」か、あるいは
「準備できている」か「準備できていない」かは、
君のトレードの成績に重大なインパクトを与える。

シンプルな話、
・注文には「成行」と「指値」がある。
・そして「買い」から入ることもできるし、
 「売り」から入ることもできる銘柄もある。

ということを知っているのと知らないのとでは
トレードの成績が全く変わってくるのは間違いないだろう。

この「成行・指値」の例は単純すぎる話だが、
実際にトレードをやっていて、単に知らなかっただけで
大損をしてしまうことは、けっこうたくさんある。

私も専業トレーダーになってもう長いこと経つが、
未だに新しい知識を得ることや、準備することは
たくさんある。


なので、
基礎・土台の「体」部分で得られることを疎かにしないで
利益に直結する話だと思って取り組んでもらえると
とてもうれしい。



そして、これからの「体」の話は、

・トレード知識のインプット
・トレード環境の整備

という、2つの科目に分けて話を進めていこうと
考えている。

「トレード知識のインプット」の方は、
文字通りトレードを実践していくにあたって
知っておいたほうがいい事を伝えていく。

トレードで利益を出すために
知っておくことは多々ある。

ただ私は君に、なるべく早く実際の利益を
出してもらいたい。

なので、これからのレッスンでは
あまり他のところでは知ることの出来ない、
即戦力になるような話を優先的にしていくつもりだ。

特に、テレビの証券アナリストや
雑誌が混同したまま伝えている知識や、
利益を出すためには明らかに間違っている知識を
先に伝えてゆくので、楽しみにしていてほしい。


もうひとつ。

「トレード環境の整備」の科目では、
実際にトレードをする際に必要となるであろう
トレード環境についての知識を伝えようと考えている。

例えば、
証券会社についての情報だったり、
ネットトレードするためのパソコンの情報だったり、
日々のトレードを便利にするツールについての情報だ。

私が今までトレードをやってきて、
「これはよかったな」
と思えるものを紹介するので、
君のトレード環境に役立ててほしい。


「体」については、以上だ。

「体」は、君がトレードをする際の
基礎・土台となる部分。

物的に準備するものや、知識として知っておくことを
伝えてゆくので、
君の柔軟な脳に、どんどん吸収してもらえるように
がんばるよ。




------------------------------------------------------

【技】とは?

------------------------------------------------------

「技」は、日々のトレードで実際に利益を
出していくためのテクニック、ノウハウの部分。

利益を出すための銘柄選びのコツから始まり、

いつ注文をして、いつ利食いをするのか?
継続的に利益を出すために必要な要素とは?
どうやって、よりよい成績がでるようにするのか?

といった、具体的で実践的な話をするつもりだ。

おそらく、今の君が一番興味を抱いているテーマが
凝縮されているカテゴリーだろう。

今、この手紙を読んでいる君の目が輝いているのを
感じるよ(笑)


他ならぬ君に「トレードを教える」と言った以上、
私も出し惜しみをしないで伝えていこうと思っている。

利益に直結しないウンチクばかりを聞いても、
飽きてしまうだろうからね。

ただ、君もこれからトレードを続けて行くと
テクニックだけを知っていても意味がない
ということを思い知る時が来るかもしれない。

「体」で説明した、前提となる知識が大切だったり、
「心」のメンタル部分がなかったせいで、
大きな利益をとり逃すこともあるかもしれない。

まぁ、今は脅かしてもしょうがない。
気楽に構えていてくれていい。

「技」はとても重要な要素だけれど、
あくまで3つの要素のうちのひとつなんだ、
とわかってもらえるように、私も説明をしていこうと思う。


これからの「技」の話は

・トレードルール
・マネーマネジメント

という、2つの科目に分けて話を進めていこうと
考えている。


「トレードルール」の方は、実際に
どの銘柄を、いつ買うのか・売るのか?
という話をする。

一番、君が身を乗り出す話だ(笑)

君が安定してトレードで利益をあげていくためには、
君自身の「トレードルール」というものが必要になる。

ある一定のルールに従って買い、そして売る。
その一定の売買を繰り返す。
という作業が必要だ。

そして、
利益をあげていくためのルールを作るために
必要な要素も、この科目で説明をしていく。

君が、君だけのトレードルールを作って、
継続して利益を出していくフォローをしていくつもりだ。


そして、
「マネーマネジメント」の科目。

この「マネーマネジメント」の科目では、
君の大切なトレード資金を、どうやって管理するか、
という話をしていく。

マネーマネジメントの概要を知ってもらうために、
ひとつ例を出そう。

例えばある時、君が2つの銘柄を買ったとする。
両方の銘柄ともに、100円で買えたとしよう。

銘柄Aは、君が買った後うまく上昇して
100円から105円に値上がりをして、
その105円で売却した。

銘柄Bは、残念ながら君が買った後 下落して、
100円から98円になってしまった。
君は98円で売却したとしよう。


銘柄A 100円買い→105円売り
銘柄B 100円買い→98円売り

さて、ここで問題。

今回の2銘柄の売買では、
両方あわせて利益が出ただろうか?
損失になっただろうか?

つまり、トータルでプラスとなっただろうか?
それともトータルではマイナスだっただろうか?

利益か損失かを考えてみてほしい。



さて。
頭のよい君なら、すぐに答えられるだろう。解答は
「この情報だけでは、わからない」
だ。

銘柄Aと銘柄Bを、同じ株数(=資金量)で
買っていれば利益が出る。

銘柄Aの方に、より多くの資金を注入していても
もちろん利益となる。

しかし、
銘柄Bに資金の大部分を入れてしまっていれば、
当然損失額が大きくなり、トータルでもマイナスとなる。

当然といえば当然なのだが、
この当然の話を見過ごしたままトレードをする人が
想像以上に多い。

巷に「勝率90%のトレード」などとうたって、
いかにも儲けていますよ、といった顔をしている
人もいるが、実際のところはわからない。

この「マネーマネジメント」ができて初めて
利益が確定する。

もうひとつの科目であるトレードルールも大切だが、
君のトレードの成績に、より重大な
インパクトを与えるのは、こちらマネーマネジメントだ。

なので、
どの銘柄をいつ買って、いつ売るのかを重要視するのと
同じか、それ以上にこの「マネーマネジメント」にも
力を注いでもらいたい。

もちろん、私が全力でサポートをする。


「技」については、以上だ。

「技」は、日々のトレードで実際に利益を
出していくためのテクニック、ノウハウの部分。

実践で利益を上げていくための、
具体的手法を伝えていくつもりだ。



------------------------------------------------------

【心】とは?

------------------------------------------------------

「心」は、日々トレードをしていく中で
どうしても向き合わなければならない、
自分のメンタル面の話だ。

我々は人間なので、どうしても感情の浮き沈みがある。

将来のトレード成績に不安を持ったり、
逆に有頂天になったりして、
本来持っているトレード技術を100%出せなかったり
することが、たくさんある。

この自分の精神的な部分を見直していくのが
この「心」で学ぶ部分だ。


本来は損切りをしなければならないところで
損切りをためらって塩漬け株にしてしまったり。

逆に強気になりすぎて、全額を1銘柄に突っ込んで
暴落をくらってしまったり。

損を出してしまったから、その損を
一気に取り戻そうとして泥沼にはまったり。

まぁ、例を出していけばきりがない。
それだけ、我々のメンタルはブレやすいということだ。


これからのレッスンでは、出来る限りわかりやすく
自分のメンタルとの付き合い方を書いてゆくつもりだ。

ただ、非常に抽象的な表現になってしまったり、
一見トレードと無関係な話に見えるテーマも
出てくることと予想される。

もし君が
「これは、よくわからない」
とか、
「これは、私には必要ない」
と感じたら、読み飛ばしてくれてかまわない。

君にうまく伝わらない話なのだとしたら、
私の説明がうまくないのかもしれないし、
その時点での君には必要のない話なのかもしれない。

もしかしたら、
一定期間をおいてまた同じ手紙を読み返したときに、
君に必要なタイミングで伝わることもあるかもしれない。

いずれにしても、あまり深く悩まずに読み流してくれていい。
いろいろな角度から、話をしていくつもりなので。


また、「心」のカテゴリーは、
一見すると「体」で学ぶような
知識のインプットに見える話もあると思う。

しかし、「体」とは決定的に違うことがある。


それは、

「体」は、知っている知っていないという
0か100かというインプットの話ということ。

それに対して、「心」の話は、
実は全て、すでに君の中にあることを話している。


現時点では、なんのことやらわからないと思う。
具体的な話に入っていないので、当たり前だ。

なので、今の時点では
「心」の話は、すでに自分自身が持っている話なんだ。
ということだけ、記憶の片隅に覚えておいて
くれるだけでいい。

これからの「心」のレッスンを読んだ時、
一見新しい知識を得たように感じられることも
あるかもしれない。

でも、それは新しい知識を得たのではなく、
すでに君の中にあったもの、深く眠っていたものが
呼び起こされただけなんだ。と思って
読み進めてもらえるととても嬉しく思う。


とても抽象的な話なので、余計混乱させてしまったかな?

今は「そんなものか」でいいので、
どこかで覚えておいてくれればいい。



これからの「心」の話は

・思考回路のスイッチOFF
・思考回路のスイッチON

という、2つの科目に分けて話を進めていこうと
考えている。


説明をしたとおり、「心」の話は、
すべて すでに君自身の中にある話。

ただ、いつもの君の思考回路や、
思考パターンにない話をしていくことが多いだろう。


例えば、
トレードをしていて、損切りをする。
今の君は、いやな気持ちになるかもしれない。

「損切り→いやな気持ち」というのも、
ひとつの思考回路、思考パターンだ。

この思考回路を組みかえれば、
冷静に、淡々と損切りが出来るようになり、
トータルでのトレード成績はあがる。

なので、
トレードをする際に有益になる
思考回路のスイッチを入れて、

トレードをするときには有害になる
思考回路のスイッチを切れば、

君はメンタル面で最強のトレーダーとなる。
というわけだ。


有益、無害は一概には言えないかもしれないが、
君のインスピレーションになる
考え方、思考回路のコントロール方法を
レクチャーしていく。

こちらも楽しみにしていてほしい。


「心」については、以上だ。


自分のメンタル面と向き合って、
淡々とトレードを重ねて利益を出してゆく。

そのための話をしていくつもりだ。


今回だけでは、すこし抽象的な話も
多かったかもしれないが、これからの手紙で
理解を深めて行ってくれれば幸いだ。





今回の手紙はここまで。

これで実際にレッスンを始められる
環境は整った。


次回からは、トレーダーとしての
レッスンをはじめよう。


というと、君は
「じゃあ次回は、儲けられる銘柄選びの話か!?」
と思うかもしれない。

もちろん、銘柄選びの話も、今後していく。

ただ、次回の本格的レッスン第1弾は、
どうしてもまず伝えておきたい「心」の話を
するつもりだ。

継続して利益を出しているトレーダーも、
ビジネスで成功している人も、
あるいは家庭において、友人関係において
うまくやっている人も、共通して大切にしている話。
そして、君には、どうしてもはじめに伝えたい話。

私もうまく伝えられるよう、
吟味して手紙を書くことにするよ。
楽しみにしていてほしい。


今日はどうもありがとう。

ではまた手紙を書きます。




空也

「体」とは?(はじまりの手紙より抜粋)

------------------------------------------------------

【体】とは?

------------------------------------------------------

「体」は、トレードの土台となる部分だ。

用意するべき物的なもの。
知っておくべき知識的なもの。
また、実際にトレードをする際の
トレード環境について準備しておくべきことなどを
「体」で学んでいこう。


具体的には、例えば、

最低限知っておかなければならない証券用語だったり。
株トレードをしていくための最低限必要な資金だったり。
ネットトレードをする際のパソコン環境。
それと証券会社の選び方なんかも含まれる。

この「体」に関しては、一度説明をすれば、
「ああ、なるほど」
と理解できることが多いだろう。

例えば、
「チャートというのは、ある期間の株価の変動を
 図でわかりやすく書いたものだ」

と説明すれば、その部分に関しては議論の余地がない。

単純に、「知っている」か「知らない」か。
あるいは「準備できている」か「準備できていない」か。
それだけの話であることが多い。


ただ、

当たり前の話だが、君がトレードをする際に
「知っている」か「知らない」か、あるいは
「準備できている」か「準備できていない」かは、
君のトレードの成績に重大なインパクトを与える。

シンプルな話、
・注文には「成行」と「指値」がある。
・そして「買い」から入ることもできるし、
 「売り」から入ることもできる銘柄もある。

ということを知っているのと知らないのとでは
トレードの成績が全く変わってくるのは間違いないだろう。

この「成行・指値」の例は単純すぎる話だが、
実際にトレードをやっていて、単に知らなかっただけで
大損をしてしまうことは、けっこうたくさんある。

私も専業トレーダーになってもう長いこと経つが、
未だに新しい知識を得ることや、準備することは
たくさんある。


なので、
基礎・土台の「体」部分で得られることを疎かにしないで
利益に直結する話だと思って取り組んでもらえると
とてもうれしい。



そして、これからの「体」の話は、

・トレード知識のインプット
・トレード環境の整備

という、2つの科目に分けて話を進めていこうと
考えている。

「トレード知識のインプット」の方は、
文字通りトレードを実践していくにあたって
知っておいたほうがいい事を伝えていく。

トレードで利益を出すために
知っておくことは多々ある。

ただ私は君に、なるべく早く実際の利益を
出してもらいたい。

なので、これからのレッスンでは
あまり他のところでは知ることの出来ない、
即戦力になるような話を優先的にしていくつもりだ。

特に、テレビの証券アナリストや
雑誌が混同したまま伝えている知識や、
利益を出すためには明らかに間違っている知識を
先に伝えてゆくので、楽しみにしていてほしい。


もうひとつ。

「トレード環境の整備」の科目では、
実際にトレードをする際に必要となるであろう
トレード環境についての知識を伝えようと考えている。

例えば、
証券会社についての情報だったり、
ネットトレードするためのパソコンの情報だったり、
日々のトレードを便利にするツールについての情報だ。

私が今までトレードをやってきて、
「これはよかったな」
と思えるものを紹介するので、
君のトレード環境に役立ててほしい。


「体」については、以上だ。

「体」は、君がトレードをする際の
基礎・土台となる部分。

物的に準備するものや、知識として知っておくことを
伝えてゆくので、
君の柔軟な脳に、どんどん吸収してもらえるように
がんばるよ。

「技」とは?(はじまりの手紙より抜粋)

------------------------------------------------------

【技】とは?

------------------------------------------------------

「技」は、日々のトレードで実際に利益を
出していくためのテクニック、ノウハウの部分。

利益を出すための銘柄選びのコツから始まり、

いつ注文をして、いつ利食いをするのか?
継続的に利益を出すために必要な要素とは?
どうやって、よりよい成績がでるようにするのか?

といった、具体的で実践的な話をするつもりだ。

おそらく、今の君が一番興味を抱いているテーマが
凝縮されているカテゴリーだろう。

今、この手紙を読んでいる君の目が輝いているのを
感じるよ(笑)


他ならぬ君に「トレードを教える」と言った以上、
私も出し惜しみをしないで伝えていこうと思っている。

利益に直結しないウンチクばかりを聞いても、
飽きてしまうだろうからね。

ただ、君もこれからトレードを続けて行くと
テクニックだけを知っていても意味がない
ということを思い知る時が来るかもしれない。

「体」で説明した、前提となる知識が大切だったり、
「心」のメンタル部分がなかったせいで、
大きな利益をとり逃すこともあるかもしれない。

まぁ、今は脅かしてもしょうがない。
気楽に構えていてくれていい。

「技」はとても重要な要素だけれど、
あくまで3つの要素のうちのひとつなんだ、
とわかってもらえるように、私も説明をしていこうと思う。


これからの「技」の話は

・トレードルール
・マネーマネジメント

という、2つの科目に分けて話を進めていこうと
考えている。


「トレードルール」の方は、実際に
どの銘柄を、いつ買うのか・売るのか?
という話をする。

一番、君が身を乗り出す話だ(笑)

君が安定してトレードで利益をあげていくためには、
君自身の「トレードルール」というものが必要になる。

ある一定のルールに従って買い、そして売る。
その一定の売買を繰り返す。
という作業が必要だ。

そして、
利益をあげていくためのルールを作るために
必要な要素も、この科目で説明をしていく。

君が、君だけのトレードルールを作って、
継続して利益を出していくフォローをしていくつもりだ。


そして、
「マネーマネジメント」の科目。

この「マネーマネジメント」の科目では、
君の大切なトレード資金を、どうやって管理するか、
という話をしていく。

マネーマネジメントの概要を知ってもらうために、
ひとつ例を出そう。

例えばある時、君が2つの銘柄を買ったとする。
両方の銘柄ともに、100円で買えたとしよう。

銘柄Aは、君が買った後うまく上昇して
100円から105円に値上がりをして、
その105円で売却した。

銘柄Bは、残念ながら君が買った後 下落して、
100円から98円になってしまった。
君は98円で売却したとしよう。


銘柄A 100円買い→105円売り
銘柄B 100円買い→98円売り

さて、ここで問題。

今回の2銘柄の売買では、
両方あわせて利益が出ただろうか?
損失になっただろうか?

つまり、トータルでプラスとなっただろうか?
それともトータルではマイナスだっただろうか?

利益か損失かを考えてみてほしい。



さて。
頭のよい君なら、すぐに答えられるだろう。解答は
「この情報だけでは、わからない」
だ。

銘柄Aと銘柄Bを、同じ株数(=資金量)で
買っていれば利益が出る。

銘柄Aの方に、より多くの資金を注入していても
もちろん利益となる。

しかし、
銘柄Bに資金の大部分を入れてしまっていれば、
当然損失額が大きくなり、トータルでもマイナスとなる。

当然といえば当然なのだが、
この当然の話を見過ごしたままトレードをする人が
想像以上に多い。

巷に「勝率90%のトレード」などとうたって、
いかにも儲けていますよ、といった顔をしている
人もいるが、実際のところはわからない。

この「マネーマネジメント」ができて初めて
利益が確定する。

もうひとつの科目であるトレードルールも大切だが、
君のトレードの成績に、より重大な
インパクトを与えるのは、こちらマネーマネジメントだ。

なので、
どの銘柄をいつ買って、いつ売るのかを重要視するのと
同じか、それ以上にこの「マネーマネジメント」にも
力を注いでもらいたい。

もちろん、私が全力でサポートをする。


「技」については、以上だ。

「技」は、日々のトレードで実際に利益を
出していくためのテクニック、ノウハウの部分。

実践で利益を上げていくための、
具体的手法を伝えていくつもりだ。

「心」とは?(はじまりの手紙より抜粋)

------------------------------------------------------

【心】とは?

------------------------------------------------------

「心」は、日々トレードをしていく中で
どうしても向き合わなければならない、
自分のメンタル面の話だ。

我々は人間なので、どうしても感情の浮き沈みがある。

将来のトレード成績に不安を持ったり、
逆に有頂天になったりして、
本来持っているトレード技術を100%出せなかったり
することが、たくさんある。

この自分の精神的な部分を見直していくのが
この「心」で学ぶ部分だ。


本来は損切りをしなければならないところで
損切りをためらって塩漬け株にしてしまったり。

逆に強気になりすぎて、全額を1銘柄に突っ込んで
暴落をくらってしまったり。

損を出してしまったから、その損を
一気に取り戻そうとして泥沼にはまったり。

まぁ、例を出していけばきりがない。
それだけ、我々のメンタルはブレやすいということだ。


これからのレッスンでは、出来る限りわかりやすく
自分のメンタルとの付き合い方を書いてゆくつもりだ。

ただ、非常に抽象的な表現になってしまったり、
一見トレードと無関係な話に見えるテーマも
出てくることと予想される。

もし君が
「これは、よくわからない」
とか、
「これは、私には必要ない」
と感じたら、読み飛ばしてくれてかまわない。

君にうまく伝わらない話なのだとしたら、
私の説明がうまくないのかもしれないし、
その時点での君には必要のない話なのかもしれない。

もしかしたら、
一定期間をおいてまた同じ手紙を読み返したときに、
君に必要なタイミングで伝わることもあるかもしれない。

いずれにしても、あまり深く悩まずに読み流してくれていい。
いろいろな角度から、話をしていくつもりなので。


また、「心」のカテゴリーは、
一見すると「体」で学ぶような
知識のインプットに見える話もあると思う。

しかし、「体」とは決定的に違うことがある。


それは、

「体」は、知っている知っていないという
0か100かというインプットの話ということ。

それに対して、「心」の話は、
実は全て、すでに君の中にあることを話している。


現時点では、なんのことやらわからないと思う。
具体的な話に入っていないので、当たり前だ。

なので、今の時点では
「心」の話は、すでに自分自身が持っている話なんだ。
ということだけ、記憶の片隅に覚えておいて
くれるだけでいい。

これからの「心」のレッスンを読んだ時、
一見新しい知識を得たように感じられることも
あるかもしれない。

でも、それは新しい知識を得たのではなく、
すでに君の中にあったもの、深く眠っていたものが
呼び起こされただけなんだ。と思って
読み進めてもらえるととても嬉しく思う。


とても抽象的な話なので、余計混乱させてしまったかな?

今は「そんなものか」でいいので、
どこかで覚えておいてくれればいい。



これからの「心」の話は

・思考回路のスイッチOFF
・思考回路のスイッチON

という、2つの科目に分けて話を進めていこうと
考えている。


説明をしたとおり、「心」の話は、
すべて すでに君自身の中にある話。

ただ、いつもの君の思考回路や、
思考パターンにない話をしていくことが多いだろう。


例えば、
トレードをしていて、損切りをする。
今の君は、いやな気持ちになるかもしれない。

「損切り→いやな気持ち」というのも、
ひとつの思考回路、思考パターンだ。

この思考回路を組みかえれば、
冷静に、淡々と損切りが出来るようになり、
トータルでのトレード成績はあがる。

なので、
トレードをする際に有益になる
思考回路のスイッチを入れて、

トレードをするときには有害になる
思考回路のスイッチを切れば、

君はメンタル面で最強のトレーダーとなる。
というわけだ。


有益、無害は一概には言えないかもしれないが、
君のインスピレーションになる
考え方、思考回路のコントロール方法を
レクチャーしていく。

こちらも楽しみにしていてほしい。


「心」については、以上だ。


自分のメンタル面と向き合って、
淡々とトレードを重ねて利益を出してゆく。

そのための話をしていくつもりだ。


今回だけでは、すこし抽象的な話も
多かったかもしれないが、これからの手紙で
理解を深めて行ってくれれば幸いだ。

〔心〕 なるようになんか、ならない。


こんにちは、トレーダーの空也です。

今までの手紙で、これからのレッスンの
カテゴリーと科目を説明したね。

そして今回から、本格的なレッスンを
スタートさせようと思う。

いよいよ、君が継続的に利益を出せる
トレーダーになってゆくわけだ。

本物のトレーダーになれば、
株式市場という、ほぼ無限に広がるお財布から、
好きなだけお金を取り出すことが出来る。

たとえ一時的にお金がなくなってしまったとしても
これから伝えていく「心・技・体」をマスターすれば、
いつでもお金を手に入れることが出来る。

金銭的に自由になれば、
君の時間を、君が有意義だと思うことに使えるようになる。

金銭的に自由になれば、
君の大切な人を、より幸せにする選択肢が増える。

もちろん、ものを買うときに「値段」という条件は
ないものとして、好きなものを選べるようになる。

どうかな?
新しい世界が見えてくるかもしれないね。

そして私は、君が早く金銭的に自由になることを、
全力でサポート、フォローしていきたいと思っている。

一緒に協力してやっていこう。



では。

まず第1回目。本日のレッスン。

今回のレッスンは、君にとっても、私にとっても
とても大切で、一番本質的なこと。

もちろん「心」のカテゴリーの話なので、
君自身の中にすでにあることの話だ。

でも、おそらく日々の生活の中で
君の心の奥深くに、眠ってしまっているであろう話。


私自身も、今回のレッスンで伝えることを
日々痛感しながらレベルアップに励んでいる。

今回伝えることを、君が完全に理解し、
完璧にマスターすれば、もはや
すべての悩みは解決される。

お金の問題、人間関係、健康、夢。。。

全てが君の思うがままになる、という話。

あまりに影響する範囲が広いので、
株とはあまり関係ない話に聞こえるかもしれない。

けれど、
もっとも根源的な話なので、
最初に伝えておきたいと思い、第1回目のテーマにした。


いろいろ前置きをしたけれど、
伝えたいことは、とてもシンプルだ。


君の全てが思い通りになる教え。それは、

あるようになる

という一言だ。



これだけでは、まったく意味がわからないので、
説明をしていこう。

君も「あるようになる」ではなく、
「なるようになる」という言葉は
よく耳にする機会があると思う。

例えば、
「これだけ頑張ったんだから、
 あとは、なるようになるよ」
とか、
「何でこんなにトラブル続きなんだろう?
 もう、なるようになれっ!」
とかね。

普通に使う言葉だから、なんの疑問もなく
聞いていたり、使っていたりしている
言葉だと思う。

でも、この言葉は、実は間違っている。

物事は、決して「なるようになる」ことはない。

繰り返そう。

全ての時において、何事も、決して、
なるようにはならない。


こう話すと、

「いや、空也さん。今までたくさんのことが
 なるようになってきましたよ」

「なるようになる、ってことも世の中には
 あるんじゃないですかね?」

という、君の声が聞こえてきそうだよ(笑)


そう。
君は今、なるようになることもある、
と思ったかもしれない。

でも、
それは実は「なるようになった」ように
見えているだけで、本当は別の要素の結果なんだよ。

別の要素。

それがさっき話した言葉。
「あるようになる」
ということ。


物事は、君の意思とは無関係に
「なるように」なるのではない。

全ての物事は、
「君がどういう存在でいるのか?」
「どうあるのか?」
ということに、直接結びついて、君に結果をもたらす。

もし君が、今までに「なるようになる」と思って
望んでいた結果を手にしたことがあるのなら、それは
すでに君が望む結果を得られる心の状態が出来ていた
ということ。

望んでいた結果を手に入れるような存在に、
すでに君があったということ。


そして、

もし君が、今までに「なるようになる」と思ったのに
望む結果にならなかったことがあるのなら、それは
君の「あり方」が、望む結果を手にする「あり方」では
なかったということ。



もう少し分かりやすくするために、例を挙げよう。

君が大好きな友達を、一人思い浮かべてみてほしい。

とても話が合い、共通の趣味を持ち、
お互いに助け合うような友達。

数年会っていなくても、
再会したときには、すぐに打ち解けた話が
できるような友達。

いまの友人関係で思いつかなかったら、
昔の友人でもかまわない。

そんな友達を、一人思い浮かべてみてほしい。


さて。

その友達と、なぜ君は友達なんだろう?
もしくは、昔親友だった友達と君は、
なぜ親友だったんだろう?

もちろん
「会社が一緒」
「学校が一緒」
「趣味のサークルで一緒」
「たまたま出会った」
など、いろいろ表面的な理由はあるかもしれない。

でも、会社とか学校が一緒だった人は、
いま思い出している親友以外にも
たくさんいたはず。

なのに、なぜその人は
特別な友達になったんだろう?

「話が合ったから」?
「ある事件がきっかけで」?

いろいろ理由は思いつくかもしれない。


でも、もっとも根源的な理由は、ひとつ。

それは、
君自身が、今思い出している人と
真に分かり合える状態で「ある」から、
あるいは「あった」から、親友になった。


例えば君と友人が、釣りが趣味だったとしよう。

君は釣りが好き。
釣りが好きなので、釣りのことを考えたり
釣りが出来る場所や、釣り道具屋に行くのは
自然なこと。

特に意識しなくても、体が勝手に釣りの方に向いている。
つまり、君自身が
「釣りという存在にある」状態なわけだ。

そこで、同じ釣り好きの友人に出会う。
ごく自然なことだ。

もし君が釣りが好きではなかったら、
その友人は、君の前に現れることはなかっただろう。


会社で出会ったり、学校で出会ったとしても
同じこと。

その会社を選んだり、学校を選ぶ存在であった
君の前に、その人は現れたわけだ。

同じ会社や学校を選び、
君の言動に対して、友人が選んだ言動があり、
友人の言動に対して、君が選んだ言動があった。

それがマッチしていたから、その人は
君の親友となったわけだ。

君の存在が、その人と親友になる状態にあったから、
その人は君の親友になった。

決して「なるようになった」わけではなく、
君が「ある」ように「なった」。

もし親友と離れたことがあるのならば、
それは君の存在が、その親友と離れる状態に
変わったから、君の人生からは離れたわけ。

今まで出会ってきた人すべてが、
君の「あり方」によって、関係が変わってきている。

親友もそうだし、恋人もそう。
ただすれ違う人もそう。
君の味方もそうだし、君のライバルや嫌な上司もそう。
もちろん家族もそう。

君の「あり方」しだいで、関係はまるで変わってくる。
そして君の「あり方」が変われば、
君との関係も、君に対するその人の役割も変わってくる。

まさに、君が
「あるようになる」
んだよ。



もうひとつ簡単な例を出そう。

君の周りに、とても自分勝手にやっているんだけれど
なぜか憎まれない人って、いないかな?

やるべきことをやらなくても、なぜか
「アイツは、ああいう奴だから」
と、笑って許されてしまうような人。

逆に、一生懸命やっているのに、なぜか
貧乏くじを引いてしまうような人もいるかもしれない。

「アイツは、ああいう奴だから」
と、笑って許されてしまうような人の代わりに、決まって
「じゃあ、悪いけどアイツの代わりにこれやっておいて」
と頼まれてしまう人。

そんな人も、いるよね。


笑って許されてしまう人と、
なぜか貧乏くじを引いてしまう人。
両者の違いは、何か?

それも、「あり方」の違いだけということになる。

意識的か、無意識なのかは別として、

笑って許される人は、
「笑って許される存在である」という
「あり方」を選んでいる。

貧乏くじを引いてしまう人は、おそらく無意識に
「貧乏くじを引く存在である」という
「あり方」を選んでいる。

これも
「あるようになる」
わかりやすい例だ。



ここまで話すと、

「空也さん、今までの例は、なんとなくわかります。
 でも、今の話がトレードやお金持ちになることと、
 どう関係するんですか?」

という疑問が出てくるかもしれない。

一見すると関係ないことのように見えているかもしれない。
でも実は、関係 大ありなんだ。


人と人との関係は、まだ見えやすいから
例として出したんだけれど、この
「あるようになる」という法則は、
全てのことに当てはまる。

人間関係だけでなく、
金銭的なことも。
健康においても。
自分の時間や夢においても。

つまり君や私が
「お金持ちである存在」という「あり方」を選べば、
いつでもお金持ちになれる。

「継続的に利益が出せるトレーダー」という
「あり方」を選べば、すぐにプロトレーダーになれる。

「健康な状態」という「あり方」を選べば、
重病も治ってしまう。

というわけ。

なので、
君がお金持ちになりたいのであれば、
「お金持ちである存在」というあり方を選べばいい。

「あるようになる」のだから、
君がお金持ちというあり方を選べば、
お金のほうから寄ってくる。

「お金持ちになりたい」と望む状態ではなく、
「お金持ちである」という状態を、
心の底から受け入れた「あり方」を選べば、
君がお金持ちにならないはずはない。


すべては自分の「あり方」「ありよう」で変わり、
今の君や私の目の前に現れている現実は、
君や私が選んできた「あり方」を映し出している鏡、
というわけだ。




君は今回の話を聞いて、
「空也さん、それはちょっと飛躍しすぎでわかりません」
という反応をするかもしれないし、
「なるほど、たしかにそうですね」
と納得するかもしれない。

もし、わからないならそれでもいいし、
理解できるような、できないようなぼんやりとした
感覚でもかまわない。

もし君が、今回の話を100%完全に理解して、
100%完全に実行できるのだとしたら、
これからのレッスンを受ける必要はない。

なぜならば、100%理解・実行できるのならば
すでに君は
「人生の秘密の全てを解き明かした存在」
という「あり方」に目覚めたんだろうからね。


なので、
これからのレッスンは、今回話した
「あるようになる」
を、どんどん噛み砕いて、
実際に利益になる話や、トレードのテクニックの
話にする。

そして、お互いにこの
「あるようになる」
を実体験していって、
金銭的にも、他の面においても豊かになって
いければいいな、と考えている。


いきなり抽象的過ぎるレッスンで、
混乱したかもしれない。

でも、これからレッスンを始めるにあたって
どうしても最初に伝えておきたかった話なんだ。

これからレッスンを進めていっても、
この第1回目のレッスンは、時々振り返って
読んでほしい。

レッスンを続けたあと、
「ああ!!そういうことか!!!」
と君が発見することがあるかもしれない。



今回した話。

物事は、いつ、どんな時も、何事においても
「なるようになる」ことは、ない。

物事は、君の「あり方」の選び方によって
「あるようになる」


今回も、どうもありがとう。

ではまた手紙を書きます。




空也


〔技〕 10年ずっとプラスのトレードルール


こんにちは、トレーダーの空也です。

第1回目のレッスンは、もしかしたら
君にとって、雲をつかむような話だったかもしれない。

そして、
「もっと具体的に利益の出る方法を教えてくれないと
 モチベーションがあがらない!」
という気持ちになったかもしれないね。

もちろん、君と私とのレッスンは、
精神論だけを話して君を煙に巻くつもりはない。

本当に利益の出せるトレーダーになってもらわないと、
この手紙を書いている意味もなくなってしまうからね。


なので、

今回は、今の君がもっとも興味を持っているであろう話題。

利益の出る銘柄選びと、売買の具体的ルールを
ひとつ紹介することにしよう。


今回のレッスンで紹介する売買手法は、
特別なトレードツールを用いなくても、
明日から銘柄を選び出すことが出来て、
実際に利益を出していける手法だ。

そして、
もし10年前から休まずに繰り返していれば、
今ごろ君の資産は十数倍になっている、という手法。

と書くと、たいていの人は
「そんなすごい手法があるとは! 早く教えてほしい」
と、目をギラギラさせながら食らい付いてくる。


でも、

利益の出る手法自体を作ることは、
実はそれほど難しいことではない。


銘柄選びを売りにする雑誌や
「勝率○○%のトレードテクニック」
などといううたい文句が世の中にたくさんある。

たくさんあるせいか、
「銘柄選びさえ出来れば稼げるのに」
とか
「今よりもっと勝率が高い手法をさがせば勝てる」
と考えている人が、あとを絶たない。


でも、残念ながら、

銘柄の選び方や、
買いのタイミングや、
決済のタイミングだけでは、
継続して利益を出すことは、できない。


「空也さん、そんなことはないでしょう。
 銘柄を間違えなければ、儲かるに決まってる
 じゃないですか」

と疑うかもしれないが、本当の話だ。

もし私以外で、継続して利益を出している
本物のトレーダーに会う機会があったら
聞いてみるといい。

「売買の手法は、どんなものがいいんですか?」
ってね。

その質問したトレーダーが、本物のトレーダー
だったとしたら、おそらく
「手法?なんでもいいんじゃない?」
と、あっさり答えることだろう。

実際は、本当にでたらめの「なんでもいい」
というわけではない。

ないのだけれど、真のトレーダーにとっては、
売買手法自体は「なんでもいい」と
言ってしまえるくらい、こだわりの薄いものなんだ。


なので、
今回紹介するルールも、私自身が
練りに練って作成した売買手法、というわけではない。

君が、「売買手法至上主義」ともいえるような
「株は銘柄選びや売買手法を手に入れれば、
 勝ったも同然」 
という勘違いをしないために、かなり短時間で
サンプルのために作ったものだ。


もちろん、今回紹介する売買手法で、
実際に利益をあげることは可能だろう。

だけれど、君と私とのレッスンで伝えたいことは、
もっと他にあるということを、頭において
読み進めていってくれると幸いだ。


さてそろそろ、
「ごたくはいいから、銘柄選びを教えてください」
と、君がしびれを切らせるところだろう(笑)

なので、手法以外に大切な話は
次回以降のレッスンで話すとして、
さっそく手法の紹介に移ることにしよう。


-----------------------------------------------------

【RSI短期スイングトレードルール】

〔エントリー条件〕
・直近25日間の平均売買代金が10億円以上
 かつ、
・銘柄絞りこみ当日の終値が100円以上の銘柄

 の中から、9日RSI値の低いものから順に3銘柄を
 翌日の寄り付きで成行き買い


〔手仕舞い条件〕
・エントリーから2営業日経った日の寄り付きで成行き売り


〔トレード銘柄対象〕
・東証1部、2部、大証、ジャスダック、マザーズ
 (+過去においてはヘラクレス)

-----------------------------------------------------

毎日3銘柄を寄り付きで買って、
翌々営業日の寄り付きで売る。

ただこれだけ。

このルールを、資金300万円で、
信用取引を使って、以下のように運用したとする。

・毎日300万円、1銘柄につき約100万円を投入。
 (銘柄の株価や購入株数によって、多少異なる)
・単利で運用。

信用取引を利用し、エントリー銘柄は必ず
翌々営業日に手放しているので、
理論上、資金量的な破綻はない。



「売買代金や株価が、一定以上の銘柄で、
 9日RSIが低いものを下から3つ、100万円ずつ買う」
「翌々営業日に決済売りをする」

ただこれだけ、これだけの売買手法。

この売買手法を、2000年から今まで続けていたら、
一体どうなったか?

結果は、このようなものになった。

RSIルールの結果

単利運用で、平均年利は120.87%。
いかがだろうか?

もし君が今まで
勝てる売買手法を求めて彷徨っていたのなら、
驚くパフォーマンスかもしれない。


ちなみに、
今回の手法を毎日のトレードで使うためには、
みずほ証券リサーチ&コンサルティングのページの
無料ツールを使えば、できる。

そして今回
「平均売買代金25日」

「RSIは9日」
としたのは、単にたまたま無料で使える
みずほのページの設定が
「平均25日」や「RSI9日」になっていたから
使っただけに過ぎない。

だから、もっとこの売買手法自体を
磨くこともできるだろうし、
これが最高の手法だ、なんていうつもりは
毛頭ない。

むしろ、穴や欠点もたくさん含まれている
トレードルールだといえる。

今回伝えたいのは、売買手法自体ではなく、
「手法自体は、こんなに簡単に
 見つかるものなんだよ」
「手法だけにこだわるのは、
 意味のないことなんだよ」
ということだけだ。

この売買手法を使うこと自体は自由だが、
これで
「やった!これで稼げるようになった」
などとは思わない方が賢明だ。


売買手法は、すぐに陳腐化する。

陳腐化したときに、本当に頼れるのは
手法だけではない、君自身の「心・技・体」だ。

なのでこれから一緒にしっかりと勉強していこう。




今回は、利益の出る売買手法そのものを
提供した。

レッスン第2回目にして、いきなり
銘柄の選び方から、買い、売りのタイミングを
伝えた。

それは、本当に大事なことが、
まだまだたくさんある、ということに
他ならない。

次回から、今回の売買手法にも含まれている
大切な考え方を伝えていこう。



■追伸

みずほ証券のリサーチ&コンサルティングのページは、
ネットで検索すれば、すぐに見つかるはずだから
探してみるといい。

また、今回の手紙でわからない言葉があれば、
ネットなどを使って自分で調べてみるといい。

私は君を本物のトレーダーに育てていくが、
君自身も自分で努力する必要もある。

分からないことがあれば聞いてもかまわないが、
「まずは自分で調べる」
というクセも、今のうちからつけるといいだろう。


今回も、どうもありがとう。
ではまた手紙を書きます。


空也




※ブログ管理人より補足があります。
 http://oogamifuusou.blog89.fc2.com/blog-entry-9.html

〔管理人より〕 第2回レッスンの補足

こんにちは♪
空也さんにトレードを教えてもらっている管理人Eです。


〔技〕 10年ずっとプラスのトレードルール
http://tradersletter.blog136.fc2.com/blog-category-7.html

に出てきた、みずほのページは、こちらです。
http://www.kabumap.com/servlets/Query?SRC=shinko2/scrnQ


ここの「株価」と「1日平均売買代金」と「9日RSI」を
使えば、今回のレッスンに出てきた銘柄絞込みを行えます。

こんな風に使うっぽいです。

rsi_1.jpg


rsi_2.jpg

〔体〕 トレードルールで大切なこと

こんにちは、トレーダーの空也です。

前回の手紙では、実際に
利益の出せる方法の紹介をしたね。

前回紹介した銘柄選びと売買を
過去10年間繰り返していたら、
今頃の資産は十数倍になっていた。という話。

ただ、前回も繰り返し言っているけれど、
紹介した手法自体がすばらしく価値のあるものではない。

ちょっとしたコツさえつかめば、
前回紹介したような売買手法自体は、
けっこう簡単に作ることが出来る。

その証拠に、前回の手法は、
「無料ツールで銘柄選びが出来るもの」
という制限の元、私が短時間で作ったものだからね。

だから、紹介した手法に固執して、
「手法さえ手に入れれば稼げるようになる」
なんて思わないでほしい。

ただ、前回紹介した手法の中にも、
君がこれからトレードで継続した利益を出すための
大切なエッセンスが含まれている。

なので、
今回のレッスンでは、前回の手法をふまえて
「トレードルール」について説明をしていこうと思う。

今回のレッスンは、安定した利益を出していくためには
避けては通れない土台の話をするので、
注意して聞いてほしい。

では、さっそくはじめよう。




前回紹介したような、

「売買代金が○○で、
 RSIのテクニカル指標が○○の銘柄を買う」
「○日が経過したら決済する」

というような、
売買に対するある一定の法則を、これからの手紙では

「トレードルール」

というように呼ぶことにする。


君がこれから株の売買を続けていく上で
まず念頭において欲しいのは、

「適切なトレードルールを作り、そのルールを守る」
ということだ。

もし君が、何万人に一人いるかいないかの
株の天才だったら、トレードルールを
意識しなくても、莫大な利益をあげられるかもしれない。

しかし、現時点では、君が株の天才なのかは
わかっていないので、まずはトレードルールを
意識することをお勧めする。

もし仮に君が株の天才だったとしても、
トレードルールについて知っておくことは
大きなプラスになるだろうからね。




さて。

「適切なトレードルールを作り、そのルールを守る」。
基本的には、この単純なことだけで、
安定的にトレードで利益を出していけるようになる。

ただ問題は、
「適切なトレードルールを作る」
ということが、まず最初のハードルとなること。

そしてさらに
「ルールを守る」
ということが、ルールを作ることよりも
数十倍、数百倍難しいハードルとして立ちはだかる。
ということだ。

ひとつひとつ見ていくことにしよう。



まず、「適切なトレードルールを作る」ということ。

「トレードルール」そのものは、非常に簡単だ。
「○○したら、買う/売る」
ということだけだからだ。

前回紹介したようなRSIなどの
テクニカル指標を使ったトレードルールもあるし、
チャートが一定の形になったら売買するというルールもある。

特定の銘柄に、ニュースが出たら買うというのもルールだし、
銘柄推奨の投資顧問や、雑誌が推奨した銘柄を買うのもルール。

極端な話、ある特定の銘柄を、
「天気が晴れだったら買い、雨だったら売り」
というのも、トレードルールになりうる。

トレードルール自体は、
「○○したら、買う/売る」
ということだけだから、なんでもトレードルールになりうる。

普通は、何かのきっかけがあって株を売買するんだから、
君も今までの売買は、あるトレードルールに
のっとって売買してきたことになる。

まさか夢遊病患者じゃあるまいし、
「気がついたら、いつのまにか株を買ってた」
ということは、ないだろう?(笑)


そう。トレードルール自体は簡単。
ただそのトレードルールが「適切かどうか」となると
ハードルはいきなり高くなる。

適切なトレードルールというのは、
まず、そのルールで売買することによって、
トータルでは利益が出るのか?
ということから始まって、

・銘柄の数は多すぎず、少なすぎないか?
・銘柄は、トレード頻度に合わせてコンスタントに出るか?
・トータルではプラスだけれど、
 もし派手に損失を出したときには破産するような
 ルールではないか?
・再現性はあるか?
・自分の資金量に合っているか?
・儲かるけれど、100年後に儲かるなど、
 時間軸のミスはないか?
・トータルプラスの金額はかけた時間に見合うものか?

などなどなどなど。
考慮することが山のように増える。

中でも大切なのが、
「そのトレードルールを繰り返せば、
 トータルではプラス利益になる」
ということだ。


株の世界では、何が起こるかわからないし、
何が起こっても不思議ではない。

だから、一回一回の売買では、
儲かるのか、損をするのかを正確に
予測することはできない。

しかし、過去の結果から鑑みると、
そのトレードルールを繰り返せば、
トータルではプラス利益を出すことができそうだ、
というルールでなければ、ルールに従う意味がない。

前回のレッスンで紹介したルールも、
一回一回の売買では、儲かったり損をしたりしている。
(年によって異なるが、だいたい
 利益と損失の割合=勝率は5割程度だ)

ただ、5割の勝率でも、儲けるときに大きく利益を出し、
損失を抑えることが出来ているので、
トータルではプラスのパフォーマンスを出している。

なので、前回のレッスンで紹介したトレードルールは、
まず第1関門はクリアしているといえる。


トレードルールは、トータルプラスでなければ
まずはお話にならない。
その上で、さらに磨いていけるかどうかになる。


「空也さん、そんなの、当たり前の話じゃないですか」

という君の声が聞こえてきそうだけれど、
けっこう、トータルプラスのトレードルール
という概念を採用していない人も多い。

そもそも、
「明確な自分のトレードルールを持っている」
という人が、市場参加者の3割程度だろう。

あとは、
「雑誌で勧められていたから、なんとなく」
とか、
「証券会社の営業マンに教えてもらって」
とか、
「チャートで割安に見えたから」
とか、かなりあいまいな理由で、
しかもその時その時でルールをコロコロ変えて
株を売買している人がほとんどだ。


なので、まずはトータルプラスの
トレードルールを持って、使っているだけで、
株式市場では相当のアドバンテージとなる。

君がこれからトレードをする際に
まずトレードルールを意識するといいと
アドバイスをしているのは、このアドバンテージのためだ。

ぜひ意識してマスターしてほしい。


ただ、
トータルプラスのトレードルールは、
持っているだけでは意味がない。

使ってこそ意味があるのだが、使い続けていると
次のハードルが君自身を試すことになる。

そのハードルが、
「ルールを守る」
ということだ。

ここからは、「ルールを守る」ことについて
話をしよう。




先ほど、トレードルールを持っている人は
全市場参加者の3割程度だという話をした。

この人たちは、トレードルールを持っていない
人たちに比べて、安定した利益を出す可能性が高い。

でも、
たとえ「自分のトレードルールを持っている」
と答えた人でも、実践になるとおかしな行動を
とる人もいる。


例えば、

普段は自分のトレードルールに沿って売買をしているのに、
激しい暴落をくらって、大きな含み損になった時は
「まぁ、リバウンドするだろう」
と、保有期間を延ばしてみたり。

自分のトレードルールは持っているのに、
ある時、たまたま見た銘柄がストップ高になりそうに
なっているのを見て、
「これは、今のうちに買っておこう」
と、ルール無視で買ってみたり。

しばらく損失が続いたからという理由で、
「損を一気に取り戻してやろう!」
と思って、投入資金を増やしてみたり。

トータルでプラスになるルールを使って
売買しているはずが、いつのまにか
自己裁量バリバリのトレードになっていたりする。
君には、そんな経験はないかな?



トレードルールは、守ってこそ真価を発揮する。

暴落を食らったときに、保有期間を延ばすという行動自体は
良いも悪いもない。

ただ、保有期間を延ばすことで、
トータルプラスになるルールの検証をしていない
ということがマズい。

暴落をくらった銘柄に資金を寝かせているより、
思い切って損切りをして、新しい銘柄を買いなおしたほうが
利益につながることは多い。


ストップ高になりそうな銘柄を買ったり、
損が続いたあとに資金を増やすこと自体は、
良いも悪いもない。

ただ、その行動が、トータルでプラスになるという
裏づけを取っていないのに、衝動的に
やってしまっているということが、マズい。

トレードルールは、守ってこそ真価を発揮する。
守らない限り、継続して利益を出していくということは
まず無理といっていいだろう。



君にとってトレードルールは、
料理を作るときのレシピみたいなものになる。

おいしい料理のレシピ。
材料と、味付けの分量や火加減などが
詳しく書いているレシピ。

トータルプラスのトレードルールというのは、
おいしい料理のレシピのようなものだ。

おいしいレシピどおりに作れば、
同じようにおいしい料理を作ることが出来る。


トータルでマイナスになるトレードルールは、
まずい料理のレシピ。

まずい料理のレシピは、
レシピに従えば、毎回毎回きっちりまずい料理を
作ることが出来る。

まずい料理を作り続けても、喜ぶ人はいないので、
レシピを作るのならば、おいしい料理のレシピを
作らなければいけないわけだよね。

マイナスになるトレードを続けていても意味はないので、
トレードルールを作るのならば、トータルでプラスになる
トレードルールを作らないと、意味がない。


そして、

トレードルールを守るということは、
おいしい料理を、レシピどおりに作るということ。

その時その時の思いつきで
「あ!ケチャップを入れてみよう」
とか、
「火加減を変えてみよう」
とか、
「洋食だけど、和風の味付けにしてみよう」
なんてコロコロ変えていたら、
おいしい料理が出来るわけがない。


もし、一回だけ たまたまおいしい料理ができても、
レシピにないことをやってしまったら、
次、作るときに味は再現できない。


トレードも同じこと。

その時の思いつきで売買をしても、
トータルでプラスにならない。

もしたまたま一回の売買では利益になったとしても、
トレードルールにないことをやってしまっていたら、
次のトレードでは再現できない。

長期的に見て、なんのメリットもないことになる。

なので、おいしい料理のレシピを作るように
トレードルールを作り、
おいしい料理の味を守るように
トレードルールを守るということを覚えていってほしい。




さあ、今回のレッスンは、ここまで。

トレードルールという概念を、
まずは意識して学んでいこう。

そして、
「適切なトレードルールを作る」
「ルールを守る」
という、2つのことをマスターすれば、
継続して利益を出し続けるトレーダーになれる。
ということを学んだ。

これから、「適切なトレードルールを作る」
ということについては「心・技・体」の〔技〕で、
「ルールを守る」ということについては、
「心・技・体」の〔心〕で、主に伝えていくつもりだ。
楽しみながら、一緒に学んでいこう。



次回も、もう少しトレードルールについて話す。

プロのトレーダーと、アマチュアのトレーダーでは、
トレードルールを作るときに意識する部分が違う。

プロトレーダーと
アマチュアトレーダーの違いは、
トレードルールの捉え方にあるといってもいいくらいだ。

トレードルールにおいて、
プロのトレーダーが重要視することを、
アマチュアのトレーダーは、あまり考慮しない。

逆に、プロのトレーダーが大して気にしないところを
アマチュアのトレーダーは非常に気にして、こだわる。

なので、
次回のレッスンでは、
君がトレードルールを作っていくときに
プロの視点でルール構築ができるようにしていこう。

次回も、君に伝えることが楽しみだ。



今回も、どうもありがとう。
ではまた手紙を書きます。




空也

〔体〕 トレードルール作り、たった1つの前提


こんにちは、トレーダーの空也です。

前回の手紙では、トレードルールについて話をしたね。

そして、トレードで
継続した利益を出していくためには、
「適切なトレードルールを作り、そのルールを守る」
ということが必要になってくる、という話をした。

君が作るトレードルールは、
料理のレシピと同じようなもの。

おいしい料理のレシピを作ることが出来れば、
君は安定して、おいしい料理を食べることが出来る。

適切なトレードルールを作ることが出来れば、
君は安定して、株式市場から利益を得ることが出来る。


前回の手紙を真剣に読んできた君は、
「空也さん、トレードルールについてはわかりました。
 じゃあ、どうやって適切なトレードルールを
 作っていけばいいんですか?」
と疑問を持ったことだろう。

なので今回のレッスンは、
適切なトレードルールを作っていくための話をしよう。

安定的に利益を出しているプロトレーダーは、
トレードルールの重要性を深く知っている。

そして、ある程度勉強をしているアマチュアトレーダーも、
トレードルールというものが大事だということは
分かっている人もいる。

なので、利益を出しているプロトレーダーも、
利益と損を行ったり来たりするアマチュアトレーダーも、
両方とも自分のトレードルールを作ることに情熱を燃やす。

でも、

プロのトレーダーは
適切なトレードルールを作ることが出来るのに、
アマチュアのトレーダーは、
適切なトレードルールを、なかなか作れない。

なぜか?

それは、トレードルールを作るときに、
利益が出せるプロトレーダーが捉えていることと、
アマチュアトレーダーが捉えていることが違うからだ。

トレードルールにおいて、
プロのトレーダーが重要視することを、
アマチュアのトレーダーは、あまり考慮しない。

逆に、プロのトレーダーが大して気にしないところを
アマチュアのトレーダーは非常に気にして、こだわる。

それは、トレードルールを作る際に
まず理解しておかなければならないことを
アマチュアのトレーダーは理解していないから起こる。


なので、

今回のレッスンでは、具体的テクニック論に入る前に
理解をしておくべき、たったひとつの前提を
君に伝えよう。

今回の前提を知っておけば、
君が自分のトレードルールを作るときに
変な方向に突き進んでトレードルールが作れない
ということがなくなる。

また、変な情報商材などに踊らされて
フラフラと買ってしまって失敗する
なんてこともなくなるだろう。

シンプルな前提を知って、
効果的に自分のスタイルを作っていこう。




さて。
突然だけれど、君も洋服を買うことはあると思う。

「え?突然 洋服の話って、なんですか?」
と思っていると思うけれど、
ちょっと付き合って考えてもらえるかな?

君が洋服を買うとき、
どんなことを気にして買うかな?

もちろん値段を気にするという
側面もあるだろうし、

自分の好みの色とか、
生活スタイルに合ってるかとか、
さまざまなことを考慮して
着る服を決めていると思う。

そして、当然自分にフィットしていないと
はじまらない。

寒い季節には、暖かい服を。
暑い季節には、薄手を服を選ぶだろう。

そして、
ビシッと決めたいときにはスーツを選ぶだろうし、
自宅でリラックスするときには、
ゆったりした服をチョイスするだろう。

そう。当たり前の話だ。

当たり前の話なんだけれど、
もし君の友達に、この当たり前の事を
知らない友達がいたとする。

そして、その友達から
「洋服選びをアドバイスしてほしい」
と頼まれたとしよう。

アドバイスをするとなった君は当然、その友達に、
とりあえずどんな服が欲しいかを聞くだろう。

すると、友達はこんなふうに話し出す。
「そうだねー。
 春、夏、秋、冬、オールシーズン着ることが出来て、
 ビシッとしたフォーマルなシーンでもカッコいいやつ。
 もちろん、自宅でのんびりするときにも着れて、
 夜も着たまま眠れるような一着がいいな。
 
 でも、服の値段とか、僕にフィットするかどうかは
 あんまり気にしていないから、その辺は適当でいいよ」


さてさて、君ならこんな友達に
どんな服をアドバイスする?

「まず、こんな奴とは友達になりたくない」
と思う気持ちは分かる(笑)

まぁ、そんな気持ちは別として、まずは
洋服選び以前の話をしたくなるんじゃないかな?

「まずは自分にフィットするかどうかを考えようよ」
「オールシーズン、しかもオンタイムでもオフタイムでも
 着られる服なんて、ないよ」
ってね。

洋服選びだと、この例に出てきた友達の言っている事は
トンチンカンなことだということが分かるはずだ。

でも、
いざトレードルールの話になると、
このトンチンカンな友達が言った様なことを
繰り返すアマチュアトレーダーは、非常に多い。

「下落相場でも、上昇相場でも、
 オールシーズン勝つことが出来るやつ。
 短期トレードにも利用できて、
 中長期でも応用が利くようなトレードルールがいいな。
 でも、僕の資金量とか、ライフスタイルに合ってるかとかは
 あんまり気にしないでいいから、とにかく勝てるやつ」

こんなトレードルールを求めているアマチュアが
ほとんどなんじゃないかな?


トレードルールは、非常に強力で便利なツールだ。
ただ、ツール=道具である以上、
使う状況や使い方によって、まるで効果は変わってくる。

そろそろ、私が君に伝えたいことも
気が付いてきたかもしれないね。

そう。
プロトレーダーがトレードルールを作るときに
ひとつの前提として理解していること。

それは、
あらゆる状況に通用する
 万能のトレードルールは、存在しない
という前提。

「聖杯は存在しない」
という表現をするプロトレーダーもいるが
同様のことを言っている。


プロは、自分のトレードルールに含まれている
弱点や欠点を知っていて、それでもなお
そのトレードルールを採用している。

もちろん、改善に改善を繰り返して
より自分に合ったルールにする努力は怠らない。

ただ、
どんなに努力をしても、
全ての弱点がなくなるなんてことはない、
ということを知っている。

弱点を受け入れ、弱点と共生するのが
プロのトレーダーの考え方だ。

なので、
プロのトレーダーは、トレードルールを作る際に
いかに自分のスタイルに合いながら
トータルでプラスになるか?ということを考えながら作る。

自分のスタイルに合っているか?というのは、
例えば、
1回の利益幅が低くても、
コツコツ利益を重ねられるのがいい。
とか、

普段は損切りばっかりだけれど、
プラスが出るときは大幅なプラスが出るのがいい。
とか、

日々、銘柄を売り買いするのがいい。
とか、

普段はほったらかしで、
年に何回か売買するのがいい。
とか、とか、とか。

自分のライフスタイルや性格を考慮して、
必要ならば複数のトレードルールを組み合わせて
トレードルールを作ってゆく。

もちろん、自分の持っている資金量によっても
採用できるトレードルールは変わってくるので、
資金量も考慮したルール作りをするのは
当然の話だ。

自分のライフスタイル、性格、資金量に合った
トレードルールを作り、採用するからこそ、
さらに大切な「トレードルールを守る」ということも
できるようになる。

自分に無理のあるトレードルールを採用して
一時的に利益をあげられたとしても、
継続してルールを守ることは出来ないことを、
プロのトレーダーは身にしみて知っている。


それに対してアマチュアは、
自分のライフスタイル、性格、資金量などは
全く考慮せずに、
「とにかくプラス幅の大きいもの」
「勝率の高いもの」
を求める。

まるで無意識に
「あらゆる状況に通用する
 万能のトレードルールが、どこかに存在するはずだ」
と考えいているように。

そして、利益の出ている間はまだいいものの、
少しでも損失が重なると
「やっぱりこのルールは欠陥品だった」
といって、トレードルールを守らず、
次の「よりよい」ルールを求めて、さまよう。

そして、利益ではなく、損失を
積み重ねてゆく。というわけだ。


プロは、トレードルールの欠点や弱点を受け入れながら
上手に、長く付き合ってゆく。

この考え方は、トレードルールだけではなく
人間関係なんかにも通じる考え方なのかも
しれないね。



さて、今回のレッスンはここまで。

プロのトレーダーが前提として理解して受け入れているもの。
それは、
あらゆる状況に通用する
 万能のトレードルールは、存在しない
という前提。

トータルでプラスを出せるという
最低限の課題は、もちろんクリアしなければならない。

でも、あとの要素は、
自分のライフスタイル、性格、資金量などに合わせて
受け入れるべきところは受け入れながら運用するという方が
結果的に好結果を生む。

君には、いつまでも「聖杯」を求めるような
「トレードルールの放浪者」
にならないでもらいたいな。


今回もどうもありがとう。
ではまた手紙を書きます。


空也

〔技〕 順張り・逆張りの特徴


こんにちは、トレーダーの空也です。

前回のレッスンでは、プロトレーダーは、

「あらゆる状況に通用する
 万能のトレードルールは、存在しない」
ということを知っている。

知っているからこそ
プロのトレーダーは自分にフィットした
適切なトレードルールを作ることが出来る。

自分にフィットしたトレードルールだから、
実践運用でもルールを守り続けることが出来る。

対して。
アマチュアのトレーダーは
万能のトレードルールがあるものだと思って
「とにかく勝てるルール」
「いつでも勝てるルール」
を探し続ける。

自分にフィットしているかどうかを考慮しないから、
ちょっとでも損失が続くと、
ルール自体を疑い始める。

そして、また別のルールを求めてさまよう
放浪者に逆戻りして、損失を重ねてゆく。

と、こんな話をした。


今回は、前回の話を土台・前提にしたうえで
トレードルールの基本となる
「順張り・逆張り」について話をする。

「順張り・逆張り」という言葉自体は
君も聞いたことがあるだろう。

だから、
「何をいまさら」
という気持ちがあるかもしれない。

ただ、前回のレッスンを踏まえた後に
あらためて「順張り・逆張り」を学ぶと
新しい発見があるだろう。

特に、
順張りには順張りの長所と短所があり、
逆張りには逆張りの長所と短所がある、
ということを、あらためて知っておくことは大切だ。

それぞれのやり方の長所と短所を
大枠でつかんでおくことで、
自分にフィットしたトレードルールを作りやすくなる。

今日の話を知ることで、
「勝率が高くて、1回の利益も大幅に良くて、
 損するときはちょっと。
 けっこうほったらかしでも
 利益がでているルールが欲しい!」
なんてことを、君が言うことはなくなる。

少なくとも1つのトレードルールで
全ての要素をカバーできるルールを作るのは
構造的に無理だということがわかるはずだ。

では、レッスンをスタートさせよう。



まず、
そもそも「順張り・逆張り」って何?
という復習から始めよう。

では、簡単なクイズから。

「順張り」とは、何に対して「順」で張るのか?
「逆張り」とは、何に対して「逆」に張るのか?

答えは、順張り、逆張りも同じで、4文字。
なんでしょう?

ちなみに、何を張るのか?というのは、
自分の資金を張る、ということだよね。
エントリーする、とか
ポジションをとるとか
いろいろ言うけれど、大枠では同様の意味だ。

さて、クイズの回答は出たかな?

話を引っ張るほどのクイズではないので、
答えを言おう。

順張りも逆張りも、エントリーする対象の
「トレンド」
に対して、「順」で資金を張ったり
「逆」で張ったりする。

当たり前の話なんだけれど、
たまに他の人とトレードの話をしている時に
「え?逆張りって、空売りのことでしょ?」
とかトンチンカンなことを言われることがあるので、
一応確認をしておきたくってね。



で、
ここからが本題。

どちらもトレンドに対して資金を張るのだが、
そのトレンドというものが、まず第一の課題だ。

市場全体で、あるいは個別銘柄で
トレンドが発生している期間というのは、
全期間の中で、2割くらいの期間しかない。
多く見積もっても、3割の期間で
トレンドが発生していればいいほうだ。

で。
「トレンド発生」は、事前に分かるものではなく
後になってチャートを見て分かるものなんだ。

「あ、これからトレンドが発生するぞ」
なんてことは分からず、
「あー、この期間はトレンドが発生していたんだ」
と、後になって振り返ると分かるものなんだ。

多くの場合は、
「あ、これからトレンドが発生するぞ」
と見せかけて、
今までの株価を行ったり来たりする値動きになる。

そして、
これまた当然なんだけれど、順張りの場合、
トレンドが完全に確認できてから資金を張っても
意味がない。

トレンドの終了間際にチョロチョロ
エントリーしても、順張りの真価を味わうことは
できない。

上昇しきった銘柄で、あとの伸びしろが
期待しにくい状況になってから買っても、
利益を取るどころか、大幅な損失を食らってしまう。



ここまではいいかな?

・トレンドが発生するのは、全期間中2~3割。
・順張りの真価を味わうためには、
 トレンドを完全に確認する前に資金を張る必要がある。

以上のことを踏まえると、
構造上、どうしても順張りは勝率が低くなる。

値動きの中に、トレンド発生の予兆を感じたときに
資金を投入する順張り。

しかし多くは「ダマシ」で、元の値動きに戻ってしまう。

だから勝率は低い。
勝率が低くなるのは、順張りの宿命みたいなものだ。

でも、
「じゃあ、順張りは良くない方法なんですか?」
というと、とんでもない!

たしかに、トレンドの発生しない時期は
損失を重ねてしまうことが多い。

だが、一度トレンドにうまく乗ることが出来たら、
その利益は計り知れない。

買いが買いを呼び、年初来高値を更新し、
出来高が出来高を呼び、
空売りしていた人が泣く泣く損切りの買戻しをする。
だからまた株価が上昇する。

さらに年初来高値を更新したということは、
最近買った株を塩漬けにしている人が
存在しないということ。

つまり
「自分が買った株価に戻ったら売ろう」
という“ヤレヤレ売り”も存在しないことになる。

だから、
一度ノッてしまうと、莫大な利益を生むのが
順張りの長所だ。

過去の高名なトレーダーは、
多くの利益を順張りでとっていたトレーダーも多い。

一度の利益の大きさが、逆張りに比べると
構造上大きくなる魅力があるからだろう。


もうひとつ、順張りの大きな魅力がある。
それは、
「損切りラインが明確」
ということだ。

順張りは、トレンドが発生しそうな予兆を感じて
資金を張る。

多くの場合は、今までの値幅(レンジ)から
飛びぬけた瞬間に資金を張るという戦略になる。

例えば、
・株価的に、○○日間は800円~900円の間で
 株価が行ったり来たりしていた。
・チャート的に、○○日間は900円の節目を
 越えていない。
・テクニカル指標的に、ここ数日は
 上昇トレンドの予兆がある。

という状況で、
「901円」
をつけた時に、
「トレンドが始まるかもしれない」
という想定のもと、資金を張る。

もちろん、自分のトレードルールにのっとって。
ということは、言うまでもないが。

で、もしこのまま
トレンドが発生しているのであれば
「901円」より下がることなく、上昇していく。

もし「ダマシ」だったとしたら
「901円」を割って、元の値動きに戻る。

「900円を超えて、901円になった」
というのが、エントリーの明確な理由なので、
エントリーの理由がなくなれば損切りをすればいい。

つまり今回の例の場合は、
「901円」を割り込んだら、
エントリー理由がなくなのだから、損切り。
というわけだ。

まぁ、実際の運用では、多少のアレンジが必要だが
基本形としては上記のようになる。


まとめると、
トレンドに乗る順張りの構造上の特徴は

・トレンド発生に乗る形だから、勝率は低め
・うまく行ったときの利益幅が大きい
・損切りラインが明確になりやすい

ということになる。

他にも特徴はあるが、
あとはこの3つの特徴から派生するものだ。

「勝率は低めだが、損小利大」
という、トレードの基本形を作りやすいのが
順張りトレードの特徴といえる。




そして、逆張りは順張りとは逆の特徴を持つことになる。

今まで説明をしてきたとおり、
トレンドが発生するのは、全期間のうちで2~3割。

あとの期間は、値動きがはっきりしない時期だったり、
一定の値動きの中で行ったり来たりする期間になる。

逆張りは、
「今回の値動きも、トレンド発生ではないだろう」
「もとの値動きに戻るだろう」
という想定のもと、資金を張るルール。


だから、

勝率としては高い勝率になりやすい。
資金を投入して、利益になる確率が高いわけだ。

しかし、逆張りは
「今までの値幅の中で値動きする」
というのが前提になっているから、
利益も、最大で今までの値幅の範囲に限定される。
当たり前すぎる話だが、けっこう忘れがちだ。

もちろん、結果的に想定していた値幅以上の
利益が出ることもあるだろうが、
それはイレギュラーケース、となる。

そして、もし
「今回の値動きも、トレンド発生ではないだろう」
「もとの値動きに戻るだろう」
という想定が裏切られて、トレンドが発生したときには、
大幅な損失を被りやすい。

今まで、高い勝率でコツコツためてきた利益が
ドカンと失われてしまうこともある。


さらに、
逆張りは順張りに比べると、
損切りラインも明確になりにくいというケースも多い。

実際の現場では、
「このポイントで下落から上昇に転じるだろう」
というポイントが、順張りよりも多く想定されるので、
資金を張るポイントも増えてしまう。

結果として、損切りすべきポイントというのも
いろいろな見方が出来てしまうことが多い。

なので、逆張りのトレーダーは
1つの銘柄のトレードに対して
あらかじめ資金を分散させて投入していく人も多い。

例えば、1銘柄に対して90万円使う予定をしている時、
最初のポイントでは10万円投入。
そのまま下落したら、次のポイントで20万円投入。
さらに下落したら、次のポイントで60万円投入。
と言った具合だ。

計画的に資金配分をして、
勝率を高めようという手法だね。


逆張りの特徴をまとめよう。

・なかなか現れないトレンド発生と逆に張るので、
 勝率は高め
・コツコツ少ない利益を積み重ねる。
 たまの損失は大きくなりがち。
・損切りラインが、順張りに比べると明確に
 なりにくい。


「高い勝率でコツコツ利益を積み重ねる。
 薄利、高頻度利益」
というトレードスタイルになるのが
逆張りトレードのもっている構造上の特徴だ。



「勝率は低めだが、損小利大」の順張りトレード。
「高い勝率。薄利、高頻度利益」の逆張りトレード。

野球で言うと、
大振りでホームランを狙う順張りトレーダー。
安打製造機で利益を重ねる逆張りトレーダー。
と言った感じかな。

トレードルールを作る方法はいろいろある。
ただ、まずは基本形として
今回の話を知っておくのはいいだろう。

で、トータルプラスのルールができたら、
順張りのルールでは勝率はあまり気にしないで
1銘柄ごとの利益を伸ばす方向で磨いていく。

逆張りだったら、勝率を伸ばす方向で
ルールを磨いていくというのが基本だろうね。

自分が選択したルールの基本構造に沿った形で
ブラッシュアップするのが、無駄の少ない方法だろう。


そして、

君がトレードルールを作るときには、
自分のライフスタイルや性格を考えるといい。

そして、
「日々の損失には耐えられるから、
 1発の極大利益を求めたい」
という場合は、まずは順張りをメインにした
ルール作りを目指せばいい。

「少なくてもいいから、日々利益を
 コツコツ積み重ねたい」
という場合は、まずは逆張りをメインにした
ルール作りを目指せばいい。

どちらのスタイルを選ぶかは、
もちろん君の自由だ。

まぁ、個人的には
資金量が少なかったり、
メンタルが出来ていないうちは、
逆張りの方がいいかな、と思う。

毎日続く損失に耐えるのは、
なかなか骨の折れることだからね。

逆張りで「利益の出る喜び」と
「損失を受けたときのメンタル」を体験し、
そのあと順張りを試すのがオススメだ。

とはいえ、
君のライフスタイルや性格が優先されるから
君の好きなほうから始めればいい。



さて、今回のレッスンは以上だ。

今回のレッスンでは、
順張りと逆張りの基本と、
それぞれが構造上持っている特徴を話した。

順張りは
・トレンド発生に乗る形だから、勝率は低め
・うまく行ったときの利益幅が大きい
・損切りラインが明確になりやすい


という特徴を持ち、

逆張りは
・なかなか現れないトレンド発生と逆に張るので、
 勝率は高め
・コツコツ少ない利益を積み重ねる。
 たまの損失は大きくなりがち。
・損切りラインが、順張りに比べると明確に
 なりにくい。


という特徴を持つ。

もちろん今回の話は基本なので、
基本から離れるルールもたくさん作れる。

例えば、以前のレッスンで紹介した
RSIの具体例は、基本逆張りのルールなのに
勝率が高いわけではない。
でも平均年利が+120%というものだったね。

なので、今回のレッスンで話したような
ルールしか作れないわけではない。


が、

順張り、逆張りそれぞれが持っている
基本的構造から大きく離れるようなルールは
ちょっと注意したほうがいい。

例えば、
「順張りルールで損小利大。
 さらに勝率も高く勝率90%」
みたいなルールは、絶対に作れないとは言わないが
構造に無理がある。

両方の「いいところどり」をしたつもりが、
どちらの真価も味わえないルールにもなりかねない。

注意が必要だね。


実は、本当のプロトレーダーになってしまうと、
「私は順張りルール」
「俺は逆張りルール」
といったこだわりはなく、
どんどん自分流に変化をさせてゆく。

ただ、プロトレーダーたちが
自分流を手に入れられるのは
一度基本を手にしたから。


大胆すぎる画風で有名なピカソも、
もともとは人体や風景を精密に書いていたらしいし、

「にんげんだもの」などで有名なあいだみつを氏も、
基本に忠実な書家だったという。

自分流を見つける前に、まず基本。
というのは、どの世界でも同じことなのかもしれないね。


今回もどうもありがとう。
ではまた手紙を書きます。


空也





※ブログ管理人より補足※
管理人です♪
今回の空也さんの手紙の中に出てきた
「以前のレッスンで紹介したRSIのルール」
の詳細は、こちらで確認できます。

〔技〕 10年ずっとプラスのトレードルール
http://oogamifuusou.blog89.fc2.com/blog-entry-8.html

〔心〕 君にとっての株で儲けることとは?


こんにちは、トレーダーの空也です。

前回の手紙では、トレードルールの基本となる
順張りと逆張りの話をしたね。

順張りには順張りの長所と短所があり、
逆張りには逆張りの長所と短所がある。
という話だった。

すべての長所をあわせ持ったルールというのは、
実は全ての真価を発揮できないルールになる
かもしれないので、注意してトレードルールを
作っていきたいものだね。


これから君はいよいよ
トレードルールを作ってゆく作業に
入っていく。

そのトレードルールは、
君自身のライフスタイルや性格に
フィットしたものである必要がある、ということは
今までに話したとおりだ。

で、
これからトレードルールを作っていく君に、
今のタイミングで伝えておこうと思う話がある。

トレードにおける「心・技・体」の
「心」の話だ。


今回の話は、もしかしたら私が心配しているだけで
君としては全く気にしていない話かもしれない。

ただ、もしちょっとでも
「そういえば、ちょっとは思い当たるな」
という事だったら、注意して読んで欲しい。

それは、
「株で儲ける」
という行為自体の話だ。


もし君が
「株で儲けるってことに、ちょっと後ろめたさを感じる」
とか、
「株の売買って、なんの価値もないんじゃないか」
とか思っていたとしたら、危険だ。

一番初めのレッスンで伝えたとおり、人は
「あるようになる」。


君が、

株で儲けること=良くないこと

と少しでも思っていたら、
君がこれからトレードで利益を出しても出しても
その利益は遅かれ早かれ君のもとからなくなることだろう。

君の無意識、潜在意識は
君が良くないと思っていることを
ずっと続けさせてはくれない。

後ろめたい気持ちを抱えたまま大金を手にしても、
待っているのは
「私がやってきてることに意味があるのか?」
という空しさと、破滅だ。


君はお金持ちになりたいと願っている。
そして、もっと詳しく言えば、
豊かなお金持ちになりたいと思っているよね?

だから君には、堂々と株で稼いで、一生幸せに、豊かに
暮らしてもらいたいと願っている。

なので、
トレードルールを作ろうとしている今のタイミングで
「株で儲けること」
ということに、真剣に向き合って欲しいと思ったんだ。


もし君が、豊かなお金持ちになりたいのに、

株で儲けること=良くないこと

と、少しでも思っているのだとしたら、
その思考回路、思考パターンのスイッチを
OFFにした方がいい。

そして、
株で儲けること=良いこと
株で儲けること=誇り高いこと
株で儲けること=価値のあること

といった思考回路、思考パターンのスイッチを
ONにする事が、豊かなお金持ちになるためには必要だ。


君が何を選ぶかは、もちろん君の自由だ。
しかも、今回話す話は、もともとは君の中にある話だ。

君が今までの人生の中で、
どの思考回路をONにしてきて、
どの思考回路をOFFにしてきたか?

その思考回路のON/OFFだけで、
君の今の現実は決まっている。

これからも
どの思考回路をONにすることを選んで、
どの思考回路をOFFにすることを選ぶかは、
君の自由意志にゆだねられている。

私が提供できるのは、君が
「ああ、そういえばこの考え方は
 OFFにしていたな」
「自分じゃ気が付かないまま、
 この思考パターンをONにしていたな」
と、あらためて気づくきっかけだけだ。

私が考える、豊かなお金持ちになるためのスイッチを
君が自分の中でONにするか、OFFにするか?

考えながら読み進めてもらえれば幸いだ。




まず君は、「株で儲ける」ということに
どんなイメージを持っているだろうか?

「空也さん、そりゃワクワクした気持ちでいっぱいですよ」
とか、
「大金持ちになって、ウハウハになりたいです」
とか、そういう浅いレベルでの話ではない。

君にとって「株で儲ける」ということは
どんなことなんだろう?
ちょっと考えてみて欲しい。

君の中に、すでに
「私にとって株で儲けるということは、○○です」
という、明確なイメージがあれば、とてもいいことだ。

君の中で「株で儲ける」ということが
どんなことなのかがはっきりしていて、
それが君に自信や勇気や希望といった
ポジティブな感情を呼び起こすものであれば
まったく問題ない。

もし明確なイメージがあれば、遅かれ早かれ、
君は利益の出せるトレーダーになるだろうし、
その利益はずっと継続していくだろう。

もし明確なイメージがあるのであれば、
今回の話は、ここでやめてもいいくらいだ。

でも、
「え?明確なイメージって、
 ・・・そんなこと考えたこともないです」
というのであれば、一緒に考えていこう。


株で儲けるということが、自分にとって何なのか?
ということを知らなくても、
トレードで利益を出していくことは可能かもしれない。

トータルでプラスになるルールを
継続して守っていけばいい。

ただ、君にはもう一段レベルの高い
トレーダーになってもらいたい。

利益が出せるのは当然として、
本当の豊かさを知っているトレーダーに
なって欲しいと願っている。

「単にお金だけ持ってるトレーダー」
と、
「お金も持っていて、心も豊かなトレーダー」
とを選べるのなら、君はどっちを選ぶ?

君には、ぜひ後者を選んで欲しいので、
一緒に考えていこう。



さて。
「君にとっての株で儲けることとは?」
という明確なイメージを持ってもらうために、
少し話を広げてみよう。

そもそも、
「お金を得る」
ということは、どんなことだと思う?

「お金は、○○の対価である」
という空欄に、君ならなんと記入するだろう?

たったひとつの正解があるわけではないだろうから、
自由に考えてみて欲しい。

「お金は、労働の対価である」
という側面もあるだろう。

ただ、今回君に考えてみてもらいたいのは、
もう少し本質的な回答だ。

トレードでも、
ビジネスでも、
遺産を受け継ぐとしても、
宝くじにあたるとしても、
売春でも、
銀行強盗でも、

お金を得られる可能性は、ある。

もし
「お金は、労働の対価である」
という回答が、本質的な回答ならば、
遺産継承や宝くじは、若干異なるように思われる。

トレードでも、
ビジネスでも、
遺産を受け継ぐとしても、
宝くじにあたるとしても、
売春でも、
銀行強盗でも、
共通しているものは、なんだろう?

何の対価として、お金を得ているんだろうか?

お金を得るということにおいて、
はずしてはならないポイントは、一体何か?
という質問だ。



「お金とは、価値の対価である」
という答えも、個人的にはちょっと違う気がする。

すばらしい価値を生んでいるのに、
一銭も得られていない人が、世の中にたくさんいる。

分かりやすい例で言えば、画家のゴッホ。

今の世の中では誰もが彼の描いた絵の価値を認めている。
しかし、彼が生きている間にお金を得たということはない。

ゴッホの例を出すまでもなく、
すばらしい価値を提供しながら、
その価値行為自体がお金になっていないとか、
価値に比べて得ているお金が少ないことなど、
世の中にはたくさんある。

赤ちゃんを育てている母親はどうだろう?

浜辺を掃除しているボランティアの人たちはどうだろう?

君が今、別の仕事をしているのなら、
その報酬は、本当に君が生み出している価値に
見合っているのか?

バブル期に働いていた人と、
今、一生懸命働いている人とでは、
生み出している価値に、そんなに大きな違いがあるのか?

私には、そんな大きな違いがあるとは思えないし、
バブル期よりも今のほうが、作られている価値は大きいとも思う。


では、以上のことを踏まえたうえで
「お金は○○の対価である」
の空欄に入る言葉は、なんなのか?

君には、深く考えてみる時間をとってもらいたい。

君には深く考えてもらいたいので、
今回の話はここまでにして、君なりの回答を
考えてみて欲しい。

次回、私が私なりに考えている
「お金は○○の対価である」
の空欄に入る言葉を紹介して、さらに
君が株で儲ける意味を一緒に考えて生きたいと思う。

次回の手紙までに、君の
「お金は○○の対価である」
の空欄に入る言葉を考えておいて欲しい。


今日もどうもありがとう。
ではまた手紙を書きます。


空也

〔心〕 お金は○○の対価


こんにちは、トレーダーの空也です。

前回の手紙で出した「宿題」は
考えてみてくれたかな?

「宿題」というのは、前回の手紙で
「お金は○○の対価である」
の空欄に、君なりの答えを考えてみて欲しい
というお願いをした件だ。

もちろん、前回の手紙で言ったとおり、
ただ1つの正しい答えがあるような問いではない。

人それぞれで、たくさんの答え方があるだろう。

もちろん私にも、私なりに
腹に落としている答えはある。
でも、それが正しいというわけでもないだろう。

その上で、ここで君に
「お金は○○の対価である」
を考えてもらうことで伝えたいことは、ひとつだ。

それは、
「お金は○○の対価である」という問いに、
君なりの答えを持った上で株トレードに向き合うと、
あとで不安を持たずに
堂々と儲けられるようになるということ。



将来、君はトレードを通してお金持ちになる。

その時、もし君が心の片隅で
「トレードで儲けたお金で幸せになっていいのか?」
「あぶく銭みたいなものだから、
 いつか、このお金はなくなってしまうんじゃないか?」
という疑問を持ってしまうと、不思議なことに
疑問を持った瞬間から、儲けたお金はなくなってしまう。

「そんなバカなー!」
と君が思うのは、もっともだ。

しかし、
今まで私がトレードを続けていく中で
自分がやっているトレードに疑問を持って
自滅していった仲間は、本当に多い。

ある人は株で莫大な利益を出したものの、
「毎日売ったり買ったりしてるけど、
 俺って、なんの価値も生み出してないよなー」
と言いながら、損を重ねていった。

またある人は、
「儲けてるけど、やっぱり額に汗して得た
 お金じゃないと、いけない気がする」
と言い出した直後から負け続け、
株式市場から退場した。


トレードというのは、基本的には孤独な世界だ。

たとえ仲間がいても、自分の利益の
保証をしてくれるわけではない。

裁量トレードにしても、システムトレードにしても
最終的な判断は自分で下さなければならない。

その中で、
「自分がやっていることは、
 本当は良くないことなんじゃないのか?」
「無意味なことなんじゃないのか?」

などと思いながらやっている人が、
長く利益を出し続けられるほど、甘い世界じゃない。
(ごく一部の天才は除くが)

ほんの少しの気の迷いが、
とんでもない判断を招き、
そして大きな損失を生むことになる。

裁量トレードで、魔が差して
大変なリスクのポジションをとってしまったり。

システムトレードで、
システムを変えるタイミングではないのに
システム変更をしてみたり。

行動はいろいろだが、
わずかな気の迷いが、とんでもない損失を招く。


別に君を脅かそうと思っているわけじゃない。

ただ、
そういう事実がある、
そういう人をたくさん見てきた。
という話だ。

もちろん、君には
大損失、そして退場という道を選んで欲しくない。

だからこそ、長々と手紙にしているわけだ。


さて。
「お金は○○の対価である」
の空欄に入れる言葉は、何が適切だろう?

少なくとも、
「お金は、価値の対価である」
とか
「お金は、労働の対価である」
とすると、トレーダーは自己矛盾を
抱えやすいようだ。

何の価値も生み出していないから、
お金を受け取っちゃいけないんじゃないか?
と思って自滅する人。

額に汗して働いていないから、
お金を受け取っちゃいけないんじゃないか?
と思って株式市場から退場した友人。

そんな人たちを見ていると、
お金を受け取る資格は
「価値」や「労働」ではないところに
おいた方がいいように思う。


そろそろ君もしびれを切らしているころだろうから、
私が自分自身で納得している考え方を伝えよう。

私は、
「お金は仕組み化の対価である」
と考えている。

この考え方は、私がオリジナルで考えたものではなく、
友人と話をしながら自分では納得をしたものだ。

では、
「仕組み化」とは何なのか?

仕組み化というのは、
「もし○○が△△になったら、□□する」
という構造を、意図して作ること。

そしてお金に関することについては
「□□する」は
「(**円の)お金を受け取る」
という項目が入る。


ビジネスだったら
○○に「お客さん」
△△に「商品を購入」
という項目が入る。

そして、
「もしお客さんが商品を購入したらお金を受け取る」
という仕組みを作れば、お金が手に入る。

どんなにいい商品でも、
無償で配るという選択も出来る。

ただ、
「もしお客さんが商品を購入したらお金を受け取る」
という仕組みを作るから、お金が手に入るわけだ。

お客さんに価値を感じてもらって
「あなたがこの商品を手に入れたいなら
 私にお金を払う必要がありますよ」
という「仕組み」を作り、その「仕組み」に
お客さんが納得すれば、お金が手に入る。

お客さんが素晴らしい価値を感じて
「お金を払ってでも欲しい」
と思っていても、君が仕組みを作らずに
「タダであげます」
と言えば、お金は手に入らない。

その商品を作るのに、
君が血のにじむような努力をしていたとしても、
お金を受け取る仕組みを作ってなければ
お金は受け取れない。

当たり前かな?


売春だったら、
○○に「異性」
△△に「私を抱く」
という項目が入る。

「もし異性が私を抱いたら、お金を受け取る」
というわけ。
まぁ、異性じゃなくてもかまわないが。

売春という仕組みを作らなければ、
お金は手に入らない。
通常の、愛のある営みでは、お金は登場しない。


宝くじを買う側だったら
○○に「購入した宝くじ」
△△に「当選する」
が入るね。

そして宝くじを売る側はビジネスなので
○○に「お客さん」、
△△に「宝くじ」
が入る。


例を挙げればきりがないが、
遺産相続も、銀行強盗も、仕組み化の対価だ。

ある仕組み化は、選べる人と選べない人がいたり、
法律で仕組みが決まっていたり、
選ぶ気にならないものもあるが、
全てが仕組み化の対価だ。

そして、その仕組みが
洗練されているものであればあるほど、
得られる金額は多くなってゆく。
という法則もある。

逆に、仕組みが不完全だと、
得られるお金は少なかったり、
ゼロやマイナスにもなりうる。

仕組みの洗練度と、
受け取る金額がマッチすると
その仕組みは仕組みとして動き出す。

仕組みを洗練させる要素は、
お金を得る手段によってさまざまだ。

ビジネスなら「お客さんに提供する価値」
という要素がとても大切になるだろうし、

宝くじなら当たる確率を上げるために
「購入枚数」という要素が大切になるだろう。


うまくいっているビジネスは
お客さんが喜んでお金を支払うような
仕組みづくりができている。

宝くじを買うという仕組みや、
銀行強盗という仕組みは、
普通はあまり多くのお金を受け取れない
仕組みといえよう。



私は、
「お金は価値の対価」
「お金は労働の対価」
だと考えていない。

価値や労働は、多くのお金を得るために
とても大切な要素にはなり得るが、
お金の本質ではない。
と考えている。

あくまで、
「お金は仕組み化の対価」
である。

だから、
「価値を生み出してないから
 お金を受け取っちゃいけない」
なんて考えないし、
「額に汗して働いてないから
 お金を受け取っちゃいけない」
などとも考えない。

価値あるものは、価値あるもの。
労働は、労働。

とても尊い、得がたい、素晴らしいもの。
そして、お金を得るという本質とは、無関係だ。

一見冷たい考え方のように感じるかも
しれないが、実は逆だ。

「お金は価値の対価」
「お金は労働の対価」
と考えるほうが、よほど冷たい。

なぜなら、
無償、もしくは少ないお金で
価値あるものを生み出したり、
すばらしい活動をされている方々は、
世の中にたくさんいる。

そんな方々に
「お金は価値の対価」
「お金は労働の対価」
と言うことは、
「お金を得ていないあなたには、価値がない」
「あなたの労働や活動は、お金になってない」
と言っているようなもので、失礼だ。


価値あるものを生み出すことと、お金は無関係。
素晴らしい活動や労働と、お金も無関係。

価値あるものや、素晴らしい活動を
お金で片付けるなんて、
価値あるものや、素晴らしい活動への冒涜だ。
と、私は思う。

君は、どう思う?



さて。

長くなってきたね。
ここで株の話にもどろう。

トレードも、もちろんお金を得ることなので、
今回の本質が当てはまる。

「もし○○が△△になったら、お金を受け取る」
という仕組み。

当然
○○には、「買った(売った)銘柄」
△△には、「上昇(下落)した時に決済」
が入る。

「もし買った銘柄が上昇した時に決済したら、
 お金を受け取る」

「もし売った銘柄が下落した時に決済したら、
 お金を受け取る」

となる。

そして、
「仕組みが洗練されているものであればあるほど、
 得られる金額は多くなってゆく」
という法則も、もちろんトレードにも
当てはまる。

具体的には、君が作っていく
トレードルールが洗練されていれば、

うまくいっているビジネスと同じように、
需要があり続ける不動産物件のように、
君にたくさんのお金をもたらし続ける。

というわけだ。


もし君が将来
「トレードでお金を得ることって、
 何なんだろう?」
「価値あることなのかな?」
と思うことがあったら、今回の話を思い出すと
いいだろう。

君は、今までも価値あることを
たくさんしてきた。

これからも、すばらしいことをたくさんするだろう。

そもそも、君が生まれてきただけで
とても価値のある存在なんだ。

だから、
お金を得ることと、
価値を混同してはいけない。

たとえばトレードだったら、
あくまでトレードは
お金を受け取るための仕組み。

お金の本質は、仕組み化の対価であるという考え方。



価値あることは、お金と無関係にやってもいい。

だから
「価値を生んでいないから、トレードは意味がない」
なんていう幻想には、つきまとわれないことを願うよ。


ちょっと手紙が長くなったね。
今回はここくらいまでにしておこうか。

君にとって
「株で儲けるということ」
の明確なイメージになることを願って。


今回もどうもありがとう。

ではまた手紙を書きます。


空也

〔心〕 仕組みとの付き合い方4種類

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

前回、前々回としてきたお金の本質の話。
楽しんでもらえたようだね。

君にとって、「株で儲ける」ということの
意味を見つける手伝いになっていることを願うよ。

そして、予定としては、今回はそろそろ、
また具体的なテクニックの話に戻ろうと思っていた。

具体的なテクニックと、前回までのような
メンタル的な話。

さまざまな方面から話すことによって、
君が本当のトレーダーになるための手助けをしたいと
思っているからね。

ただ、
どうやら私が思っていた以上に、
君が前回の「お金は仕組み化の対価」
という話に興味を持ってくれた。

けっこう分かりにくく、
伝えにくい内容だったにも関わらず、
君がちゃんと理解して、さらに興味を持って
くれていることがとってもうれしいよ。

なので、
今回は「お金は仕組み化の対価」という話の
もう少し 突っ込んだ話をしよう。

今回の話を理解すれば、
トレーダーとして稼ぐ時だけじゃなく、

これから君がビジネスを構築するにしても、
サラリーマンとして働くにしても、
不動産経営をするしても、
そして他の手段を選ぶにしても、

意識して受け取るお金を増減させることができる。

トレーダーとして成功するのもいいし、
他の手段でも成功できる手段がある。

という話をしていこう。




さて。
まずは前回の復習。

お金は、価値の対価ではない。
お金は、労働の対価でもない。

価値も労働も、とても素晴らしい
意味のあるもので、お金を生み出す要素ではある。

けれど、お金を受け取るための本質ではない。

では、お金は何の対価なのか?

それは、
「お金は、仕組み化の対価である」。
ということを君に話した。

そして、お金に関する「仕組み化」というのは

「もし○○が△△になったら(**円の)お金を受け取る」

ということ。


この「仕組み」が洗練されていればいるほど、
受け取ることのできる金額は多くなっていく。
という法則がある。

なので、
ビジネスにおいても、トレードにおいても
利益を生み出す「仕組み」を洗練させていけば、
あとは勝手にお金のほうから君の懐に飛び込んでくる。
というわけ。

ここまでが、前回までの復習。


ここから、さらに突っ込んだ話をしていこう。

前回まで「仕組み化」という話を、
ざっくり話してきたけれど、
「仕組み化」をお金に変える手段は
大きく分けて4つある。

君が今まで得てきた収入は、
今から話す4つの仕組みとの付き合い方で
受け取ってきているはずだ。


4つの仕組みとの付き合い方というのは、

・仕組みの一部になってお金を受け取る
・仕組みを使ってお金を受け取る
・仕組みを作る、または組み合わせてお金を受け取る
・仕組みを所有してお金を受け取る

という4つ。


文字通りの意味なんだけれど、
ひとつひとつ簡単に説明しよう。

「仕組みの一部になってお金を受け取る」
というのは、誰かが作った既存の仕組みの
要素の一部に自分がなってお金を受け取ること。

まあ俗に言う「歯車になる」という方法だね。

自分が仕組みの一部となる場合、
通常は、
「あなたの対価は**円です」
と、金額や金額の範囲が
決められていることが多い。

その仕組みがうまく回っている間は
まず間違いなくお金を受け取れる反面、
期待以上の金額を受け取る可能性が最も低い。


「仕組みを使ってお金を受け取る」
というのは、これまた誰かが作った既存の仕組みに
乗っかる方法。

ただ、受け取る金額に関しては、
どれだけ上手に既存の仕組みを使いこなせるかで
まるで変わってくる。

仕組みをうまく使い続けられる限り
たくさんのお金を受け取ることが出来るが、
自分が動いていないとお金につながらないことが多い。


「仕組みを作る、または組み合わせてお金を受け取る」
というのは、「お金は仕組み化の対価」ということを
意識して、お金を受け取ることの出来る仕組みを
構築する方法。

ゼロから作るということもできるだろうし、
複数の既存の仕組みを組み合わせることで、
新しい仕組みを作りだすというタイプもある。

一度洗練した仕組みが出来てしまえば、
その仕組みが陳腐化するまで、
大した労力をかけなくてもお金を受け取ることが出来る。

仕組みの一部になったり、
仕組みを使ってお金を得ているより
はるかに莫大なお金を受け取れるようなる。


そして、
「仕組みを所有してお金を受け取る」
というのは、仕組みからお金を受け取れる
「権利」を持っている状態。

分かりやすい例で言えば、
遺産を相続できる相続人なんかは
相続人にとってみれば
権利を持っていると言えるね。

この「仕組みを所有してお金を受け取る」
となると、もはや労働とか
自分が生み出した価値とかは、
まったく無関係になる。
(仕組みを所有するまでのプロセスは別として)

単に権利を持っているか、いないのか?
それだけがお金を受け取るか、受け取らないかを
決定づける、というわけだ。



これで、仕組みとの付き合い方の4種類を
一緒に見てきた。

少なくとも継続してお金を受け取るためには、
紹介した4つの仕組みとの付き合い方の
いずれかでお金を得ていくことになるだろう。

今まで君は、意識していなかったかもしれないけれど、
意識し始めると、お金の方から君に寄ってくるようになる。

この考え方を、うまく利用して欲しい。



と、ここまでが本日の、いわゆる「前ふり」。
この話で終わってしまったら、
単なる新しい知識のインプットだ。
少なくとも、「心」の話ではない。

ここから話す話で、君に眠っている
思考回路、思考パターンのスイッチをONに
してもらいたい。

さて。
今までの話で紹介した
仕組みとの4つの付き合い方。

君はこの話を読んで
「あー、サラリーマンは仕組みの一部だなー」
とか、
「オーナーさんは、仕組みを所有しているのかー」
などと思ったかもしれない。

たしかに、そういう一面はある。
サラリーマンは仕組みの一部という
側面があるだろう。
オーナーは、仕組みを所有しているという
側面がある。

しかし、
今回の話で君に気が付いてもらいたいのは、
仕組みとの4つの付き合い方は、
視点と意識で変わる。
ということだ。

仕組みとの付き合い方も、
人との付き合い方と同じように
固定的ではなく流動的だ。

見方を変えたり、自分の意識を変えると
まるで変わってくる。

たとえば、
フリーのカメラマンがいたとしよう。

彼は、雑誌社に自分が撮った写真を
買ってもらうことで生計を立てていて、
いつもはスタジオにこもりっきりだ。
毎年決算月になると、なれない会計処理で
ヒーヒー言っている。

そんな彼は、仕組みとどう付き合っていると
言えるだろうか?

答えは、
「彼の意識しだい」
だ。

彼は、雑誌社という仕組みの一部である。
彼は、カメラと、雑誌社という仕組みを使っている。
彼は、スタジオという仕組みを作っている。
彼は、カメラ、スタジオ、雑誌社を組み合わせている。
彼は、自分の個人事業、あるいは法人を所有している。

彼が、どう思っているかで
捉え方は換わる。

そして、何回も繰り返しているように人は
「あるようになる」
ので、彼が雑誌社の一部だと思っているのなら
一生雑誌社の一部ですごすことになる。

彼が、自分のビジネスを所有していると
思っているのなら、
将来的には彼はカメラビジネスを所有する
ビジネスオーナーになるだろう。


これがたとえを変えてサラリーマンだとしても
答えは同じだ。

自分が会社の一部だと思うか、
会社という仕組みを使っていると思うか、
自分とお客さんとの仕組みを作っていると思うか、
自分という個人事業の所有者と考えるか。

今見えている形は同じでも、
今の心のありよう、見方と意識によって
将来どうなるかは、まるで変わってくる。

我々から見て、ものすごい大富豪の
ビジネスオーナーだったとしても
国という仕組みの一部であるという側面を
必ず持っている。

すべては見方で変わり、そして
「あるように、なる」。

このことに気が付いて欲しいな。


これから君は本物のトレーダーになる。
その時、君は

市場という仕組みの一部であるのか?
市場という仕組みを使ってやろうとするのか?
自分の儲かる仕組みを作り、組み合わせることに
焦点を向けるのか?
自分の儲かる仕組みを所有しようとするのか?

どのような視点を持ってもかまわない。
君が、一番なりたいところに目を向ければいい。
と思っている。

ただ、どこに目を向けるのかは
いつも自分が決めることが出来る
ということを、ぜひとも覚えていて欲しいな。



さて、今回のレッスンはここまで。

「心」の話なので、最終的には「あるようになる」
の話になっちゃったね(笑)

仕組みとの付き合い方4種類。

・仕組みの一部になってお金を受け取る
・仕組みを使ってお金を受け取る
・仕組みを作る、または組み合わせてお金を受け取る
・仕組みを所有してお金を受け取る

そして、仕組みとの付き合い方は固定的じゃなく
君の見方と意識によって変わってくる。

という話をした。
君の心の底に眠っていたスイッチが
またひとつONになったかもしれないね。

ここのところ、「心」の話が続いたので
次回は具体的な知識やテクニックの話にしよう。

今回もどうもありがとう。
ではまた手紙を書きます。


空也

〔体〕 トータル利益を出す、期待値という考え方


こんにちは、トレーダーの空也です。

前回までは、
「お金とは何の対価なのか?」
「君にとって株で儲けるとは?」
といった、「心」の話をしばらくしていたね。

私の持論である
「お金は、仕組み化の対価である」という話。

それと、仕組みとの4つの付き合い方。

それぞれの話が、君のインスピレーションに
つながることを祈っているよ。

そして今回から数回は、
ガラッと話題を変えて、トレードにおける
具体的な知識やテクニックの話をしていこうと思う。

心のありようの話、
具体的なテクニック。
そして、土台となる知識。

3つの要素がバランスよく結合することによって、
継続して儲けることの出来るトレーダーに
なることができるからね。

では、今回もレッスンを始めていこう。


今回は、トレードルールの基礎中の基礎の話をしよう。

いきなり応用の話をしても、
もし君がトレードルールの基礎の話を
きちんと理解していなかったら、頭の中が
「???」だらけになってしまうからね。

もしかしたら、今回話す話は、
君にとってはすでに知っている話かもしれない。

でも、
今までのレッスンを受けて来たあとに
あらためて復習するのも、意味のある事だ。

なので、もし
「ああ、これは知っているよ」
という話が出てきたら、
「知っていたとしても、
 今完全に理解して、実践できるようになっているか?」
「今の私にとって、より深く理解できることが
 あるとしたら、それはなんだろう?」
と自問自答してみて欲しい。

きっと、今後の君のトレードルール作りの
栄養分となることだと思うよ。



さて。

今までのレッスンの中でも、くりかえし
「トータルで利益を出す」
という話をしてきた。

今回は、トータルで利益を出す際に必要な
基礎的な考え方を詳しく見ていく。


さっそく内容に入っていくが、
株トレードでは、一回一回の売買では、
その売買がプラスになるかマイナスになるかは
予想がつかない。

予想がつかないということに関しては、
どんなアマチュアも、プロトレーダーも
全く一緒だ。

何も知らないズブの素人も、
証券会社のディーラーも、
テレビでコメントしているアナリストも、
君も私も、
未来の株価が「上がるか、下がるか」を
予想する能力は、大して変わらない。

未来に何が起こるかを
予想することなんてできないし、
予想する能力を高める方法もない。
少なくとも、私は知らない。

しかし、一回一回の売買で
プラスになるかマイナスになるかはわからなくても、

何回も売買を繰り返すうちに、
自分の全部の売買トータルで
プラスになるかマイナスになるかは、
まだコントロールできる。

そして、何回も売買を繰り返して、
トータルで利益をもたらすようにするのが、
トレードルールの考え方だ。



たとえば、
ここに1組のトランプがあったとする。

そこで、君と私とが、トランプで
賭けのゲームをやることになったとしよう。

ゲームのルールは、
・よくシャッフルしたトランプの上から
 1枚を引く。
・いま引いたトランプの数字より、
 次に引くトランプの数字が大きかったら
 君の勝ち。賭けたお金が2倍になる。
・いま引いたトランプの数字より、
 次に引くトランプの数字が小さかったら
 私の勝ち。君の賭けたお金が私のものになる。
・ただし、ジョーカーが出たら、
 無条件に私の勝ち。
・次のトランプを引く前に、
 お金を賭けるか賭けないかを
 君が決めることが出来る。

というルールでゲームをすることになったとしよう。

今見えているトランプに印刷されている数よりも
次のトランプの数が大きければ君の勝ち、
小さかったら私の勝ち。
そして、お金を賭ける賭けないかは、君が選べる。
シンプルなゲームだ。

さて君だったら、このゲームで勝つために
どんな戦略をとるだろう?

君が勝つためには、
次のトランプの数字が、今のものより
大きければいい。

そして、言うまでもなく
トランプの数字は1(エース)から13だ。

なので、私だったら、たとえば
「今出ている数字が
 6より小さかったら賭けることにして、
 6以上だったら賭けない」
とか、
「エースが出るまで賭けない。
 エースが出たら賭ける」
とか、そういう戦略でゲームをするだろう。


少なくとも、全部のゲームに参加する
という戦略は、取らない。

そして、君もそれは同じだろう。

勝つために、勝つ可能性が
より高い戦略を練ることにする。

当然のことだ。


そして、言うまでもなく
株のトレードにおいても同じように
戦略を立てることが大切になってくる。

トランプの場合は、数の上限/下限の幅が狭く
限定されているために、戦略が作りやすい。
カードも52枚+1枚と限られているしね。

株の場合は、今の例で挙げたトランプほど
単純には行かないものの、
戦略を立てるという意味においては同じだ。

先ほどのトランプゲームは、
「数は1~13」
「総枚数は52枚+1枚」
「今のカードより大きい数なら勝ち」
などという前提のもと、自分の戦略を立てる。

そして株の場合も、
同じように自分の戦略を立てるのだが、
前提となる条件が、トランプに比べて
非常に多く、そしてあいまいなものが多い。

ただ、その中で
「この戦略ならば、トータルでプラスだろう」
という戦略を立てていくというわけだ。


戦略の前提となる条件。
トレードにおいては、たくさんあるものの
「過去の値動き」
というものが、他の前提条件に比べてよく使われる。

「過去において、○○という値動きの後は
 上昇することが多かった。
 なので、今回も下落するよりは上昇する
 確率が高いだろう」
とか、
「過去において、△△という値動きの後は、
 大きな上昇になることもある。
 なので、可能性は低くても、一度動き出したら
 暴騰するだろう」
という検証のもとで、自分の資金を投入していくわけだ。

それを、単なる勘とか、経験則だけでなく、
統計的に検証していくことが
トレードルールを構築していくうえで
大切になってくる。

「今まで俺がやってきたら
 だいたいこんなものだったんだよ!」
というトレードルールで利益を出していくことも
もちろんできるだろう。

ただ、より継続的に利益を出していくために
過去の統計からトレードルールを作っていく方が
より長期的に利益を出して行ける可能性は高い。

前回までに話をした通り
「お金は仕組み化の対価」。
そして、
「より洗練した仕組みを持っていれば、
 より多くのお金を受け取ることができる」。

なので、
仕組みを洗練していくためにも、
過去の値動きから統計的に
トレードルールを作っていくことを
君には勧めたいと思う。



そして、ここからが今日の本題。

過去の統計からトレードルールを構築する際に
特に気をつけて欲しい考え方が
“期待値”
という考え方だ。

期待値というのは、
ある条件下で資金を投下した時に、
**円(もしくは○○%)の
利益/損失が期待できる、
という統計上の値。

たとえば、
「○○というトレードルールに従って
 100万円分株を買った時、
 過去の検証上プラス1万円の利益が期待できる」
といったように使う。

もちろん、一回一回の売買については
マイナスの時もあるだろうし、
1万円以上のプラスを出す時もある。

ただ、過去の検証上、
ずっとそのトレードルールを使っていれば
1回につき1万円の利益を受け取ることができる。
という考え方だ。

たとえば、
5回、まったく同じトレードルールで
トレードをしている中で、

1回目 1万円プラス
2回目 5万円マイナス
3回目 3万円マイナス
4回目 1万円マイナス
5回目 13万円プラス

という場合、5回のトレードで
合計プラス5万円となっている。

つまり、統計的には
「1回につき1万円儲かった」
という考え方をする。


期待値の計算方法は、

平均利益(率)×勝率 - 平均損失(率)×(1-勝率)

で表わされる。


勝率というのは、すでに知っていると思うが

利益の出た売買回数÷合計売買回数

で表わされる。

先ほどの例ならば、勝率は
(利益の出た売買回数)2回÷合計5回
で、勝率は40%だ。


そして、先ほどの例の期待値は、

(平均利益)7万円×40%
マイナス
(平均損失)3万円×60%
=1万円

という計算式で、1万円と算出されるわけだ。


で、

今回の例では期待値がプラス1万円だったが、
もちろん期待値がマイナスとなることもある。

というか、期待値がマイナスになってしまう
トレードルールの方が多い。

儲けるためにトレードをやっているのに、
毎回毎回お金を失ってゆくトレードルール、
というものも出来てしまうわけだ。


なので、
トレードルールを作るにあたって
まず目指すところは、

期待値がプラスであること。

ということだ。


期待値がプラスであれば、
とりあえずは君はお金持ちの方向には
進んでいることになる。

少なくとも、お金持ちの道を
反対方向に進んでいるということには
ならない。

まずは、期待値プラス。

これが君の目指す最初のトレードルール作りとなる。



さて、今回のレッスンはここまで。

今回はトレードルール作りにおいて、
もっとも基礎的な話になる
「期待値」
について話した。

利益を積み重ねていけるかどうかは、
期待値がプラスなのかマイナスなのかに
かかっている。

トレードルール作りの第一歩は、
期待値プラスになることを目指すこと。

まずはここから始めていこう。


ただ、
期待値がプラスならば自動的にお金持ちになれるか
というと、そうでもない。

期待値がプラスだからといって
いいトレードルールとは限らないところが
面白いところだ。

さらに、期待値が高ければ高いほどいいという
「期待値至上主義」
というのも、間違っている。

私自身、自分のトレードルールを
いくつか持っているが、
実践に採用しているのは、自分のルールの中では
期待値が高くはないものだったりする。

次回は、今回の期待値という考え方を踏まえたうえで、
トレードにおける「利益」とは、どのような要素で
出来上がっているのかを見ていこう。

そして、もっとも効果的に利益を積み重ねていくための
実践的テクニックを話していくことにする。
たのしみに待っていてほしい。


今回もどうもありがとう。
ではまた手紙を書きます。


空也

〔技〕 利益を構成する3つの要素

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

前回は「期待値」という考え方を
君と一緒に確認してきたね。

一回一回の売買に関しては
プラスになるかマイナスになるか分からない。

でも、期待値がプラスのトレードルールを
何回も、何百回も繰り返すと、
トータルではプラスを積み重ねていくことが
期待できる。


期待値は、

平均利益(率)× 勝率 - 平均損失(率)× (1-勝率)

という計算式で表され、例えば
この値がプラス1万円ならば、
「1回の売買につき1万円を儲けている」
と考えることが出来る。

逆に、この期待値がマイナス1万円ならば、
そのトレードルールは
「毎回、株を売買するたびに
 1万円を市場に“寄付”している」
ルールとなる。

1回1回の成績は、マイナス5万円とか
プラス7万円とかかもしれない。

ただ、トータルで見ると、
期待値プラス1万円のトレードルールは、
1回につき1万円を受け取れている、
と考えるわけだ。

だから、
トレードルールをちゃんと吟味したあと、
プロトレーダーは30万円の損切りをしても、
「あ、これは1万円の利益の出るトレードの
 単なる一部分だ」
と思って、冷静に損切りする。


プロトレーダーは、1回1回の売買には執着しない。

しっかりと自分のトレードルールを吟味して、
期待値がプラスだと確信したら、
あとは淡々とトレードルールを繰り返す。


ひとつたとえ話を出しておこう。

人気メニューを持つ繁盛レストランがあったとする。
看板メニューはハンバーグで、
お客さんは、その店のハンバーグを食べに
わざわざ遠くからやってくる。

看板メニューのハンバーグは、
レシピが完全に出来上がっていて、
そのレシピが、お店の経営を支えていると
言ってもいいだろう。

そんな中、たまたま1日だけ
お客さんがまるで来ない日があったとする。

それは天気のせいかもしれないし、
曜日のせいなのかもしれない。

ただ、お客さんがまるで来なかったという
日があった。

そこで、
「ああ!今日は1日お客さんが
 ほとんど来なかった!
 材料費、光熱費、人件費で赤字だ!
 今まで作っていたハンバーグレシピは
 もうだめだ!レシピを捨てよう」
なんていう店主がいたら、
君はどう思う?

たった1日お客さんが来なかっただけで、
今までお店の屋台骨を支えてきた
ハンバーグレシピを捨ててしまう。

そんな店主がいたら、
あきれ返ってしまうよね。


そう。トレードも同じ。
プロになり、トレードルールを確立していれば、
ハンバーグのレシピと同じように
トレードルールを守る。

そして、調子のいいときもあったり
調子の悪いときもあるけれど、
トータルでは利益をしっかりと受け取る。

調子が悪いからといって、
すぐにレシピ(=トレードルール)を
コロコロ変えたりしない、というわけ。

君が“愚かな店主”にならないためにも、
レッスンを続けていこう。


さて。

今日は前回の「期待値」の話を土台において、
もう少し突っ込んだ話をしよう。

「トータルで利益を出す」
ということが大事だということは
今まで何回も繰り返してきた。

では、その「利益」とは、何で構成されているのか?
という話。


「え?
 利益は期待値で構成されているんじゃないんですか?」
と思ったかもしれないけど、そうじゃない。

期待値は大切な構成要素のひとつだけれど、
唯一のものではない。

具体的には、3つある構成要素のうちの1つでしかない。

期待値だけが利益を構成している要素だと考えると、
「とにかく期待値が高いルールを見つければいい!」
といった、
「期待値至上主義」
に陥る。

よくアマチュアのトレーダーが
「勝率至上主義」
から卒業したあとにハマる落とし穴が
「期待値至上主義」だ。

勝率至上主義よりも、とてもレベルアップしているが、
残念ながら、あと一歩だ。


君には、レベルの高いトレーダーになってもらいたい。

なので、
君が「期待値至上主義」に陥る前に、
トレードにおける「利益」の構成要素を伝えよう。



先ほどちょっとだけ、
「利益を構成する要素は3つある」
と言ったね。

実は、この利益を構成する3つの要素が、
掛け算で関係し合って利益というものは
成り立っている。

利益=A × B × C

という関係だ。


そして、利益を構成する要素のうち、
1つは「期待値」だという話もした。

なので、

利益=期待値 × B × C

となる。


さて問題。
あとの2つの構成要素、
君は何と何だと思う?

けっこうシンプルな答えなので、
ひねりすぎずに考えてみて欲しい。

君がトレードで利益をあげる上で、
どういう要素が関わってくるだろう?

今回のレッスンはここまで。
次回までに考えておいて欲しい。


などというつもりはないので、ご安心を(笑)

でも、
ここで読むのを一度やめて
自分へのレッスンだと思って考えてみるのも
いいだろう。




考えてみたかな?
それでは答えをひとつひとつ見て行こう。

まずは期待値
これは今までに説明したとおりだ。

期待値がプラスであれば、
まずは利益を出す方向に進んでいる。

そして今から話す構成要素の中で、
唯一「マイナス値」にもなる構成要素だ。

ここがマイナスだと、いくら他の要素に
恵まれていても、利益ではなく
損失になってしまうので、注意が必要だね。



次の要素。

ありえない話だが、仮に
今100円の株価が、確実に110円になると
分かったとする。

その時、君が
10万円分株を買って利益を出すのと、
100万円分株を買って利益を出すのとでは、
どちらが利益が大きくなるだろう?

期待値をパーセンテージで表して、
「期待値プラス1%」のルールがある時、
君の手元に10万円あるのと、100万円あるのとでは、
どちらが利益が大きくなるだろう?

言うまでもないよね。

なので、2つ目の構成要素の答えは
「資金量」
となる。

資金が多いのと少ないのとでは、
資金が大きいほうが利益が出しやすい。

当然といえば当然だよね。



そして最後3つめの要素。

これまたありえない話だが、仮に
1回トレードすれば、必ず1万円儲かるとする。

さて、
このトレードを、年間10回やるのと、
100回やるのとでは、どちらが儲かる?

確実に1回につき1万円儲かるとしたら、
10回と100回なら、どちらを選ぶ?

これまた言わずもがな。

なので、3つ目の構成要素の答えは
「売買回数」
となる。



計算式でまとめると、

利益=期待値 × 資金量 × 売買回数

という計算式で、利益は構成されている。

トレードでの利益は、
・期待値
・資金量
・売買回数
という要素が、掛け算で絡み合って
生み出されているということを、
まずは理解して欲しい。



「ふーん、利益って、
 こんな風に構成されているんだー」
だけで終わらせてはいけない。

この利益の計算式のミソは、

掛け算で構成されている。

というところにある。


掛け算で構成されている、
という特徴を、ちゃんと捉えてみると。

まず、ひとつでもゼロがあったら
他の要素がどんなに大きくても
利益は、ゼロ。

当たり前だが、いくら期待値が大きくても、
資金がゼロだったり、1回も売買しなければ
利益はゼロだ。


他には?
掛け算であるという意味は?

ひとつ、あるいは3つがマイナスならば、
答えはマイナスになる。
掛け算だからね。

そして、トレード利益の3つの構成要素のうち
マイナスになりうるのは、期待値だけ。

資金量や売買回数は、マイナスにはならない。

君に借金があって、貯金がマイナスだろうが、
トレードに「マイナス10万円エントリー」は
できないよ(笑)

売買回数も、当然マイナスにはならない。

なので、
マイナスになりうる期待値がプラスならば、
まずはお金持ち方向に進んでいけるというわけだ。


そして、もうひとつ。
とても大切な掛け算の特徴がある。

利益が掛け算で出来ている。
ということの、本当に大切な意味が、
ひとつある。

とてもシンプルな特徴だが、
意識して使うと、とてもパワフルだ。

ただ、今回は、まずこの利益の計算式を
しっかりと理解して欲しい。

なので、今回のレッスンはここまで。

次回のレッスンで、もうひとつの
「掛け算であるという意味」を見ていって、
その意味をどうやって実践で利用していくかを
一緒に学んでいこう。


今日は、トレードの利益は3つの構成要素で
成り立っていて、

利益=期待値 × 資金量 × 売買回数

という計算式になるということを学んだ。

掛け算であるという意味を、
君もまた考えてみるといいかもしれないね。


今日も手紙を読んでくれて、どうもありがとう。
ではまた手紙を書きます。



空也

〔技〕 利益の3要素を、実践に活かす

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

前回は、利益を構成する3つの要素
ということを伝えたね。

利益は、
3つの構成要素の掛け算で出来ている。

3つの構成要素とは
・期待値
・資金量
・売買回数
だったね。


そして利益は、

利益=期待値 × 資金量 × 売買回数

という計算式で算出されるという話をした。

ここでのポイントは、利益の構成要素3つが、
掛け算となっている、という点。


そのため、

・どれかひとつでもゼロだと、利益はゼロ。
・期待値がマイナスだと、どんなにがんばっても
 損失しか出ない。

という特徴が出てくるところまでが
前回の話だ。

今回は、もうひとつ
構成要素3つが掛け算であることの
重要な意味を一緒に考えていこう。



すべての構成要素が、掛け算でつながっている。

ひとつの要素が、ほかの2つの要素に対して
掛け算で影響を与えるということ。

そして、要素が3つあるということ。

このことを意識して、利益を増やすことを
考えてみよう。


例えば、すでに期待値がプラス1%の
トレードルールが出来ているとしよう。

毎回100万円をかければ、
プラスマイナスを繰り返しながらも、
トータルでは@1万円の利益をもたらすルール。

そのルールを使って、毎月10万円の利益を
出しているとしよう。

実際は、コンスタントに10万円の利益を
出すわけじゃないだろうけれど、
分かりやすくするための、仮の話としてね。


で、
この状況を改善したいと思い、
「毎月の利益金額を2倍にしよう」
と、君が思い立ったとする。

いきなり2倍!
これは、かなりハードな作業だ。

特に、
「利益を受け取るためには、
 期待値をあげるしかない!」
と思っている
「期待値至上主義」
の人にとっては、果てしなく高いハードルになる。



しかし。

前回から話している、利益の構成要素と
「掛け算である」という特徴を見れば、
なんとか利益2倍にすることは、出来るかもしれない。

期待値を2倍にするというのではなく、
それぞれの構成要素に“分担”してもらうわけだ。

実際やってみるとわかるが、
期待値をプラス1%から2倍にするのは、
相当大変な作業だ。

ただ、
期待値をプラス1%から、プラス1.3%にするのは、
しんどいが可能な作業だといえる。

まだよく練られていないトレードルールの場合は、
損切りラインを見直すことによって、改善が可能になる。
(もちろん、他のアプローチであっても
 かまわない)


そして、

資金量を3割り増しにすることが、
不可能かどうかを考えてみる。

信用取引を使うという手もあるかもしれない。

もし、今まではトレードの運用で
増えている分を、すぐに消費に使っていたのならば、
しばらくそのまま運用に使うという方法が
あるかもしれない。


さらに、

売買回数を3割増しにすることが、
どうやったら出来るかを考えてみる。

単に、やってないだけだったのかもしれないし、
トレードルールをすこしいじることによって
売買回数を増やすことができるかもしれない。


最終的に、もし3つの要素を
それぞれ3割り増しに出来れば、

利益
=期待値 × 資金量 × 売買回数
=1.3 × 1.3 × 1.3
=2.197

ということで、利益を倍化することが出来る。


期待値だけで2倍にすることは
非常に難しい。

が、
利益を構成している要素を
冷静に分析して、

期待値だけでなく、

資金量というアプローチでは?

売買回数というアプローチでは?

という別のアプローチを考えることで
道が開ける可能性が広がる。というわけだ。



ただ、これだけだと
「まぁ、理屈はそうなんですけど、
 難しいですよねー」
という、机上の空論になってしまうことも
あるだろう。

なので、
この利益の構成要素を
実践的に使うテクニックを伝えようと思う。


利益の構成要素である
・期待値
・資金量
・売買回数

この3つのうち、利益を上げるために
比較的いじりやすい要素が1つある。

君は、この3つの要素のうち
どれが いじりやすいと思う?


期待値?

期待値は、まずマイナスにならない
トレードルールを作ることで、
はじめは大変だ。

そして、改善しようといろいろ
いじっても、結局うまくいかなかったり
することが多い。

ある意味、もっとも
いじって効果を出しにくい
要素かもしれないね。

なので、期待値ではない。


では、資金量?

資金量を増やすのが簡単だ。
などと言うと、

「空也さん!お金を殖やすために
 トレードしているんですよっ!!」
「なのに、簡単に資金量をアップできるわけ
 ないじゃないですかっ!?」
という、君の声が聞こえてきそうだ。

実際、資金量をホイホイと
アップできる人は、そうはいないだろう。

少なくとも個人トレーダーの多くは、
限られた資金の中で、
どれだけうまく運用できるかが、
トレードの腕の見せ所。

(証券会社のディーラーだと、
 豊富な資金が首を絞めることもあるが)

なので、資金量という構成要素も
いじりにくい要素といわざるを得ないだろう。


では?
最後に残った「売買回数」は?

この売買回数が、今まで私がやってきた
トレードの中で、もっともいじりやすい要素だ。

トレードルールの見直しをする必要は
あるかもしれないが、

「期待値を上げるように見直す」のと
「売買回数を上げるように見直す」のとでは、
難易度がまるで違う。


売買回数を上げるための
トレードルールの見直し。
具体的には、

銘柄の絞込みを、今までより少しゆるくする。
保有期間を短くできるかを検証する。

という方法をとる。

特に、保有期間を短くできるかを
検証してみるのがいいだろう。

銘柄の絞込みをゆるくして、
候補銘柄が多くなっても、
今度は資金量の関係で、
全部にエントリーできなくなったりする。

なので、
実際の運用には向かないことも多い。


保有期間の短縮は、
そのようなデメリットはない。

保有期間が短ければ、
今まで保有している期間「眠って」いた資金が
売買回数アップにまわせることになる。

保有期間を短くすることで
連続下落している株を買ったまま保有、
といったリスクも、少々減る。

結果として、期待値もあがるケースも
あるかもしれない。


なので、君が期待値プラスの
トレードルールを作った後は、

保有期間を短くして、
売買回数を増やせないか?

という検証をしてみるといいかもしれない。


極端な話、期待値が少し下がっても、
売買回数を増やしたほうがいい場合もある。

たとえば、今のトレードルールが
ある期間において、

期待値プラス1%
資金量100万
売買回数10回

だとしたら、
プラス1% × 100万円 × 10回 =10万円
で、利益は10万円だ。

このルールをいじって、
期待値には目をつぶってダウンさせ、
売買回数をグッと増やすとする。

たとえば、

期待値がプラス0.7%にダウン
資金量が100万円で変わらず。
売買回数が20回で、倍化。

とすると、利益はどうなるだろうか?

プラス0.7% × 100万円 × 20回 =14万円

となり、利益は4万円もアップするわけだ。

期待値を下げているから、
勝率や平均利益は下がっているかもしれない。
平均損失は、悪化していることだろう。

でも、トータルの利益はアップさせることができる。


もちろん、期待値がマイナスになってしまったら
元も子もない。

元も子もないが、今まで私が実践してきた
ルール改善の中で、「売買回数アップ」が
もっとも直接的に利益につながった。

君も、このテクニックを覚えておいてもいいだろう。



さて、今回のレッスンはここまで。

今回は、利益の構成要素を、
実際の運用に役立てる方法を見てきた。

期待値を2倍にしなくても、
構成要素をそれぞれ3割り増しに出来れば
利益は2倍になる。

たとえ期待値を落としても、
売買回数を増やすことが出来れば、
利益を増やすことは可能。

今回紹介した方法以外にも、
君なりの利益アップ方法があるかもしれない。

この

利益=期待値 × 資金量 × 売買回数

という原則を覚えておけば、
いろいろ応用は出来るはずだ。

君も、考えてみてはいかがだろう?


今日も読んでくれてありがとう。
ではまた手紙を書きます。


空也

〔技〕 トレードルール作りの手がかりは?

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

前回は、トレードの利益を構成している
3要素の使い方を伝えたね。

利益の3要素である
・期待値
・資金量
・売買回数

が、掛け算で関係しあっているという特徴を使って、
それぞれの要素を少し見直すことで
利益をアップさせる方法。

特に、売買回数をアップさせて、
利益を増やす方法を確認した。

実際にやってみるとわかるけれど、
期待値や資金量をアップさせるよりも、
売買回数をアップさせるほうが、簡単に出来る。

そして、期待値がプラスである限り、
期待値を多少減らしてでも、
売買回数アップを狙った方が
トータル利益は上がることが多い。

実際に今まで私が検証してきた結果なので、
君にも役に立つ情報のはずだ。


とはいえ、

「空也さん、利益をアップさせる方法を
 教えてもらえるのはありがたいんです。
 けど、まだ私は期待値プラスの
 トレードルールを作れていないんです」

という、君の切実な現状もあるかもしれない。


君は今までの手紙を読んで、

「このまま行けば、私も豊かなお金持ちに
 なれるかもしれない!?」
という確信を深めている反面、

「でも、トレードルールも出来ていないのに、
 本当にお金持ちになれるんだろうか?
 いつになったらお金持ちになれるんだろう?」
という不安もかかえてしまっている、
という状態なんだろうね。

君の気持ちは、とてもよく分かる。

なぜなら、トレーダーとして確信を得るまで、
私自身が同様の不安を抱えていたからだ。

含み損のポジションを抱えたまま
「どうか明日だけは、俺の持ってる銘柄だけは
 騰がってくれ」
と、“毎日”祈ってみたり、

「エントリーする時、買いと売りを逆にしておけば
 今頃、ものすごいプラスだったのになー」
とか、今思えばどうしようもないことも
たくさん考えていた。

そして当時は、含み損と同様に、
大きな大きな不安も抱えていた。

誰も明日の保障をしてくれない孤独の中で、
気持ちがグラグラゆれっぱなしだったよ。

でも、
今はこうして君に手紙を通したアドバイスも
出来るようになっている。

君も、君が自分自身をあきらめない限り、
将来必ず 心豊かなお金持ちになれる。

一緒に進んでいこう。



今回は、
今 君が必要だと思っている
君が君自身のトレードルールを作るための
きっかけを見つける方法をアドバイスしようと思う。

今回の手紙を読むことで、
君が、君だけのトレードルールを作るために
どこから手をつければいいのかが分かる。

そして、必要に応じた知識のインプットを
することが出来るようになる。

トレードに必要な知識は、
本当にたくさんある。

その中で、とりあえず
今 君が利益を出すために必要な知識と、
あとから学べばいい知識とがあるだろう。

その知識の振り分けを出来るようになることも
とても価値がある。

では、さっそくはじめていこう。


さて。

自分自身のトレードルールを作る際に、
気をつけたほうがいいことは、なんだろうか?

「え?それは期待値がプラスということですよね?」
と、いう君の答えは その通り。

そして、期待値がプラスであるという事以外には
どのようなことが必要だと思う?

利益が出る、というのは当然として
その他に必要な要素があるとしたら?

それは。
君自身が、気持ちよく継続できるという要素。
これが必要だ。

なぜなら、
これから君が作っていくルールは、
日々、利益が出ているときも、損失が出ているときも
付き合っていくことになるルールだ。

病めるときも、すこやかなるときも(笑)
ずっと、君がトレードを続けていく限り
トレードルールとは付き合っていくことになる。

そのルールが、
「なんとなく性に合わない」
とか、
「ちょっと違和感があるんだよなー」
となると、
継続することが出来にくくなってしまう。


利益はもたらしてくれるんだけれど、
なんとなく性に合わないルール、
というものは、ある。

例えば、自分が逆張りの方が
「なんとなく」性に合っているのに、
順張りのルールであるとか。

買ったり売ったりしているのが好きなのに、
中長期で持っているルールであるとか。
いろいろだ。


友達でも、恋人でも、
いろんなプレゼントをしてくれたり、
君にメリットをもたらしてくれたりするんだけれど、
一生のパートナーにはなれない人って、いるよね?

そして、メリットはあるけれど、
相性がぴったりではない人とは、
毎日は一緒に遊んだりできないよね。

トレードルールも同じように、
利益というメリットを運んでくれるのに、
どうもピンと来ないルールがある。

ピンと来ないルールは、
プラスを出していても
「本当にこのまま利益が出るのかな?」
と疑ってしまうし、

もしマイナスが出たときには、
「うーん、ルールをちょっと変えちゃおうか」
と、本来のルールとは違ったことを
やりだしかねない。継続できないわけだ。

なので、
細かいことのように感じるかもしれないけれど、
“自分の性に合ったルール作り”
というのは、とても大切な要素だ。



では、
その“自分の性に合ったルール作り”をするために、
どのような所からはじめればいいのか?

ここからが、今日の本題だ。

“自分の性に合ったルール作り”
は、当たり前だけれど、
君にしか分からない。

君がどんなトレードを
「性に合ってる」
と思うかは、君にしかわからないからね。

そして、
君の性に合っているトレードルールのヒントは、
今までの君の株トレードの取引の中に
隠されている。

もう一度、繰り返そう。

君の性に合っている、
君自身がこれからずっと付き合っていく
トレードルール。

それは、すでに君が行ってきた
株の売買の中に隠されている。


どういうことか?
説明しよう。


君自身、今まで少なくとも何回かは
株を売買してきたことだと思う。

うまくいった取引もあっただろうし、
うまくいかなかった取引もあった。

ただ、君が取引をしたということは、
何かしら君が「取引しよう」と思った
きっかけがあったはずだ。

銘柄に関するニュースが出たのかもしれないし、
チャートの形が君の好みだったのかもしれない。

いずれにしても、
君が「この株を売買する」と
決めた何かがあったわけだ。

その、売買した銘柄の中で、
君にとって思い出深い、気持ちのいい売買
っていうのは、あるんじゃないかな?

「あー、あの時は儲かったなー」
でもいいし、
「あの時買ったのは、本当に正解だった」
とか、なんでもいい。

君にとって、
「気持ちがよかったなー」
と思える取引を、ひとつ思い出してみてほしい。

もし、思いつかないのであれば、
今までで、もっとも儲かった取引でもかまわない。

どんな取引を思い出してもかまわないが、
できれば
「人から教えてもらったから買った」
と言った銘柄ではなく、
なんとなくでもいいので、君自身が自分で
決めて売買した銘柄であるほうがいいだろう。

思い出せただろうか?

思い出せたら、その思い出した取引が
君にとって性に合うトレードルールの原型になる。

思い出した銘柄の取引を、
また再現できたら素敵だと思わない?

君が気持ちよく取引できたということは、
思い出した取引の中に、君の
「勝ちパターン」が含まれている可能性が高い。

なので、
その「勝ちパターン」を分析するところから
トレードルールを磨いていくわけだ。

分析は、はじめは
「株価が下がりきったところでエントリーしてるな」
とか、
「上昇してたのに、さらに上に行ったな」
とか、簡単なところから始めればいい。

その後、
出来高は直近と比べてどうだったのか?
ニュースは出ていたのか?
決算とのからみがあったのか?
特定のテクニカル指標はどんな数値だったのか?
ロウソク足の足組みはどうだったのか?
などなどなど・・・

たったひとつの取引を、
こまかくこまかく分析することによって、
君の「勝ちパターン」を見つけ出していく
きっかけにしていくわけだ。

自分の思い出深い取引が
ひとつに絞り込めない場合は、
いくつか同じ作業をしてみるといい。

もしかしたら、それぞれの取引の中に
共通項が見つかるかもしれないし、
見つからなくても、
「これが自分にピッタリ、しっくりくるトレードだ!」
というパターンは、発見できるだろう。

その上で、
「私は順張りが向いているんだな」
と分かれば、順張りに使われる
テクニカル指標から学んでいけばいい。

逆張りが性に合っているなら、
逆張りを勉強すればいい。

短期トレードではなく
長期投資が気持ちいいのであれば
ファンダメンタルズを学んでいけばいいわけだ。

まずは自分のトレードルールのための
勉強をして、他の知識はあとから学べばいい。

そして、自分のトレードルールのための勉強とは、
自分の思い出深い取引に、全てのヒントがある。
というわけ。

思い出深い取引を思い出して、
その取引の履歴を引っ張り出してきて、
さらにこまかくこまかく分析していく。

けっこう時間のかかる作業になるとは思うが、
「あの時の、あの気持ちのいい取引が再現できる」
と思えば、モチベーションも持続しやすいだろう。

君の今までの取引を振り返って、
気持ちの良かったトレードを振り返ってみては
どうだろうか?



さて、今回のレッスンはここまで。

今回は、君が自分自身の
トレードルールを作るためのきっかけ作りを
提供した。

君が作るトレードルールは
もしかしたら君が一生付き合うパートナーに
なるかもしれない。

パートナーとなるのだから、
君自身が、そのトレードルールに
愛着を感じたほうが、いいに決まっている。

そして、君にとって相性のいいトレードルールとは、
今までの君の取引の履歴に隠されている。

思い出深い取引を、
こまかくこまかく、
こまかくこまかく分析することで、
君のオリジナルトレードルールを作る
きっかけにしてみたらどうだろう?


君が、君にとっての最高のトレードルールという
パートナーとめぐり合えることを願っているよ。


今回も、本当にどうもありがとう。
ではまた手紙を書きます。


空也

〔雑記〕 投資競馬は、儲かる仕組み

 
こんにちは、トレーダーの空也です。

今日は休日。
日本株式市場は動かない、トレーダーにとって
良くも悪くも平穏な日だね。

この平穏な日を利用して、
今までの手紙を読みなおして、
自分のトレードスタイルをじっくり研究するのもいいし、

前回までの手紙を参考にして
君だけのトレードルール作りに着手しても良いだろう。

もちろん、他のことをするのも楽しいよね。


当たり前の話だけれど、
豊かなお金持ちになるためには、
トレードだけをしていれば良いわけじゃない。

トレードなどでお金を稼ぐことも大切だ。

だけど、
友人や大切な人との時間も大切だし、
自分の健康管理も大切だし、
自分の夢を追う時間も大切だし、
なにもしない“空きの時間”も、とても大切だ。

君が目指している「お金持ち」というのは、
「ただ、お金の心配はない」
という状態ではないだろう?

お金もあり、
まわりの人を愛し、愛され、
健康な心と体を保ち、
夢や やりがいを持って生き、
余裕のある時間も過ごせる。

君は、そんな豊かな人に
なりたいと思っている。

私も、君のなりたい「理想の姿」に共感する。

だからこそ、手紙という形で
応援したいと思っているんだ。



その上で、
ここしばらくトレードに関する
テクニック論が続いたので、
今回はちょっと休憩して、別アプローチの話をしよう。

様々な話を、様々なアプローチで君に話すことで、
君にバランスのいい、豊かなお金持ちに
なってもらいたいと思っている。

今回の話は、ややブラックで、ドライな話に
感じられるかもしれない。

ただ、これまで私の手紙を読んでくれた君には、
私の真意が届くと思っているので、あえて書くことにした。

今回の手紙を読むことで、
またひとつ豊かなお金持ちになるための
秘密を手に入れることになるだろう。

では、始めよう。



最近よく「投資競馬」という言葉を聞いたり、
記事を読んだりする。

内容は似たり寄ったりで、

「推奨された通りに馬券を買っていたら
 大金持ちになっちゃいました!!」

「株やFXでは惨敗だった私も、
 競馬でウハウハです!」

「競馬のことなんて何もわかってないんですが、
 毎回現金が振り込まれてきます」

なんていう内容。


投資競馬は、簡単にいえば、
「投資競馬会社が競馬のレースを予想するので、
 お客さんは予想された通りの馬券を買ってください。
 馬券が的中するので、あなたは大金持ちです」
というお勧めだ。

君も、迷惑メールフォルダの中に
投資競馬に関するメールを見つけたことが
あるかもしれない。


こういった記事を見ると、私は

「これは、期待値プラスの仕組みだな」

「投資競馬は、私はやらないけれど、
 利益が出るんだろうな」

と思う。


投資競馬は、やり方によっては
大金持ちになることのできる仕組みだ。

今までのレッスンで、
「お金は仕組化の対価」
だという話をしてきた。

投資競馬というのも、仕組みの一つ。
うまくこの仕組みを利用すれば、
大金持ちになるのも夢ではないだろう。


ただし。

大金持ちになるのは、お客さんではなく、
予想をしている投資競馬会社が。
だけどね(笑)


「空也さんは、何を言い出すのだろう?」
と、びっくりさせてしまったかもしれない。

ただ、このような考え方は、非常に大切だ。

「もし投資競馬という仕組みを利用するなら、
 自分はお客さん側だろう」
と決めているのは、固定化した考え方をしている
自分自身だけだ。

「もし立場を変えて、自分が投資競馬を
 勧める側だったら?」
とか、
「投資競馬会社に出資している人だったら?」
とか、様々な立場の人を想像してみるのは、
トレードの際にも役に立つ。

たとえば。

自分がトレードで、ある銘柄を買ったとしたら、
同時に君が買った銘柄を売った(空売った)人が
必ず存在するということだ。

売った人がいない限り、
君はどんな銘柄も手に入れることができない。

そして、売った人がいるということは、
売った人は
「この銘柄は、これからは下がるだろう」
と考えたということだ。

君は、
「この銘柄は、これから上がる」
と考えて、買った。

そして、君が買えたということは、必ず
「この銘柄は、これから下がる」
と考えて、売った人がいるということだ。

買われた株数と、売られた株数は
必ず、絶対イコールとなる。

だから、君とは反対の立場をとる人が
必ずいるのが、株のトレードだといえる。


なので、
それぞれの立場の人のことを考えて、

「自分と違う立場を持つ人は
 どのような思考回路をするだろうか?」

と考えることは、これから
君がトレードをするうえで
非常に役に立つ考え方となる。

「人の立場を考える」
というのは、何も道徳的な話ではない。

人の立場を柔軟に考えることができるから、
まわりの世界が、よりクリアに見える。
そして、結果として自分にも
利益をもたらすことができるわけだ。


ドライな考え方かな?
たしかにドライな考え方だ。

そして、ドライな考え方も出来、
愛情を持った考え方も出来るのが
「人間の幅」
だと私は思っている。

君にとっては、どうだろう?



さて。
話を投資競馬に戻そう。

投資競馬を利用するお客さんと、
投資競馬会社を運営する側。
両方の立場を考えることで
見えてくるものがある。

まずは、お客さん側を考えてみよう。


投資競馬会社はともかく、
お客さんがお金持ちになるのは
非常に難しい。

冷静に考えれば、すぐにわかる。

いわゆる「胴元」に支払っている
お金を考えてみよう。

「胴元」というのは、
宝くじならば、財団法人日本宝くじ協会。
競馬ならばJRA。
株ならば、各証券会社のこと。

参加する為に、絶対に参加料を
支払わなければならない存在のことだ。

そして、
いわゆる「胴元」に支払っているお金は、
宝くじは、だいたい50%。
競馬はだいたい25%程度と言われている。
そして株は、ネットの取引だと1%程度。
今は、もっと安い証券会社もたくさんあるね。


見方はいろいろだが、
宝くじも、競馬も、株も、
参加料を「胴元」に支払った後、
参加者が残ったお金を取り合っている、とも言える。

そのような現実の中、
「胴元」に50%を支払った後、期待値プラスにする、
「胴元」に25%を支払った後、期待値プラスにする、
「胴元」に1%を支払った後、期待値プラスにする、

君が選べるとしたら、どこで勝負をするだろうか?

トータルで利益が出る仕組みを比較的作りやすいのは、
宝くじ?競馬?それとも株?

答えは、言うまでもないよね。
「胴元」に支払うお金が1%程度の株ですら
継続的に利益を出すのが難しい。

なのに、25%も「胴元」にお金を支払う競馬で
継続的に利益を出すなんて、相当なものだ。

少なくとも、株やFXで惨敗しているのに、
競馬では儲かる、ということは
確率統計上はありえない、と言える。

なので、お客さんが
競馬投資会社の指示通りに馬券を買って、
トータルで利益が出るということは
極めて困難な選択ということが言える。


いわゆる競馬投資会社の迷惑メールを読むと、
「おいおい、確率統計上、ありえないだろ」
とか、
「“馬主から情報をもらっているから勝つ”なんて、
 だったら馬主は常勝じゃないか」
とか、
「税金のこと、全然考慮してないだろ」
とか、突っ込みどころ満載なので、非常に面白い。

そして、お客さんとしては、
期待値プラスになりえないのに、
それを知らず、不安や夢を抱きながら、
投資競馬をする人もいるんだろうな、と思う。


しかし。
 
考え方と立場を変えて、
投資顧問会社側はどうなのか?

投資顧問会社側は、うまく仕組みを作れば
期待値プラスの仕組みになりうるな、
と私は考える。

私は競馬投資会社をやろうなんて全く思わないが、
仕組みとしては非常に興味深いと考える。

相手がどのような仕組みを
作っているのかを知ることができれば、

自分がその中で利益を出す余地が
どれくらいあるのかを測ることができる。


ビジネスになっている仕組みは、必ず
提供側とお客さんが、
なんらかの価値を、
なんらかの割合で受取り合う形になっている。


提供側が受け取る価値は何なのか?
(通常はお金だが)

お客さんが受け取る価値は何なのか?

そして、提供側とお客さんの
受取る価値の割合は、どれくらいずつなのか?
(提供側が受け取るだけの仕組みもあるし、
 提供側もお客さんも、100%以上受け取る仕組みも
 構築できる)

どのような仕組みになっているのかを
知ることができれば、まず
「だまされた!」
という事にはならない。

自分が
「お金を提供するだけ」
という「仕組みの一部」にならなければ、
だまされるということはあり得ないわけだ。

だから、
「相手側がどのようなメリットを得られるのか?」
を踏まえることが、同時に自分を守る
手段になるわけだね。

実際に考えてみよう。
投資競馬会社を運営する側だったら、

1.
まず出来るだけたくさんの人に
存在を告知する。
 
2.
そして、最初は無料で競馬の予想を流す。
その際、お客さんをいくつかのグループに分けて
グループごとに別の予想を流す。

3.
予想が外れるグループが大半だろうが、
予想が的中する顧客グループもあるだろう。

4.
予想が的中したグループには、
次の予想を配信する。
予想をはずしたグループにも、
「今度は大丈夫」みたいな形で予想を配信する。

5.
何回か予想が的中したお客さんグループに対して、
「さらにすごい予想があります。有料ですが」
というオファーをする。

6.
お客さんの何割かがお金を支払う。

7.
「さらにすごい予想が」
「さらにすごい予想が」
を繰り返し、お客さんから受け取る
金額を高くしていく。

8.
予想を外しまくったお客さんグループは、
残念でした。となる。
が、「投資競馬に興味を持っている」
という人であることは間違いないので、
新しい投資競馬サイトを立ち上げて
「今までとは全く違う投資競馬!」
みたいな感じで売り込む。
あるいは、他の投資競馬会社をやっている
業者さんに、顧客情報を売却する。


といった仕組みを構築するだろうね。

最初の「無料お試し」を試す
「見込み客」が、一定数を割り込まない限り、
お金を生み出す仕組みとして機能し続ける。

そして、お客さんは
予想が的中しようがしまいが、
自分のリターン以上のお金を
投資会社に支払わなければならない、
という仕組みだ。


たったひとつの
「もし自分が、○○という立場だったら?」
という質問から、どんどん想像していけば
仕組みの正体はうかがえることが多い。

もし君に、他の人が儲け話を持ってきたら
その儲け話に乗る前に、ぜひとも
「もし自分が、○○という立場だったら?」
ということを考えてみて欲しい。

お金は仕組化の対価。
そして、仕組化の正体をつかんでいるものが
より多くのお金を受け取ることができる。

覚えておくといいだろう。



さて、今回のレッスンは、ここまで。

今回は、かなりドライでブラックな話に
なっちゃったね(笑)

ただ、君が豊かなお金持ちになるためには
ぜひとも必要な
「相手の立場になって考える」
というレッスンには、なったことだろう。


君にはぜひ、
ドライな考え方も考え方として受け入れて、
その上で愛情のある生き方を選ぶ、
幅のある人間になってほしいな。

君が、もっとも豊かだと
感じることの出来る選択をすることを
願っているよ。


今日も、手紙を読んでくれて本当にありがとう。
ではまた手紙を書きます。



空也

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